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英語音声の文字起こしツール6選|法人の選び方と議事録に残すまでの道筋

海外拠点や海外顧客とのオンライン会議が増え、英語で交わした内容をあとから議事録や要約にまとめる場面もあります。英語会議の記録作成を、特定の担当者に頼っている企業もあります。

ただ、実際に進めると、次のような課題が生じます。

  • ネイティブの速度を聞き取りきれず、聞き直しながら書き起こすと多くの時間がかかる
  • テキスト化できても、日本語への翻訳や社内共有の作業は手作業のまま残る
  • 英語対応をうたうツールが多く、会社として使ってよいかの判断基準が分かりにくい

そのためこの記事では、英語音声の文字起こしに使える6つのツールを、法人で使う前提の6つの軸で比較します。無料枠で足りる範囲、ZoomやTeamsの標準機能で足りる範囲、社内に残る記録にするまでの進め方も整理しました。

目次

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英語の会議は文字起こしだけでは終わらない

英語音声の文字起こしツールは、目的で候補が分かれます。無料枠から試すならLINE WORKS AiNote・Otter・VoicePing、翻訳まで1本にまとめるならNotta・Minutz、録音と画面もあわせて残すならtorunoが候補です。

法人で使う場合は、英語の認識精度と話者分離、翻訳機能、音声・テキストの学習利用、データの保存先と管理方法、文字起こし後の議事録化、無料枠と有料プランの違いまで確認してください。

英語の会議では、聞き取りに加えて、文字起こし後の翻訳・要点整理・社内共有にも時間がかかります。テキスト化だけでツールを選ぶと、後工程が手作業のまま残る場合があります。

英語の会議で手間がかかるのはどこ?

Otolioが実施した250件以上の導入企業アンケートで最も多く挙がった悩みは、議事録の作成が本業を圧迫することでした。60分から90分の会議1本に対し、聞き直しと議事録の作成で2時間から3時間かかるという声も繰り返し出ています。英語会議では、さらに聞き取りや翻訳に時間がかかる場合があります。

具体的には、英語会議では次のような点が文字起こしの精度や確認作業に影響します。

  • 聞き取りの速度:ネイティブの早口や強いアクセントを追いきれないまま、議事が先へ進んでしまう
  • 誰の発言か:複数の外国人話者が入り混じり、あとから発言の主を特定できない
  • 固有名詞の崩れ:海外拠点名・製品名・型番が誤変換され、意味の通らない記録になる

このうち固有名詞の崩れは、後の確認作業に影響します。拠点名や型番が誤変換された記録は、読み返した人が意味を取り違える原因になり、海外拠点との合意形成や商談の行き違いにつながるおそれがあります。固有名詞が多い会議では、辞書機能の有無や修正のしやすさも確認してください。

英語で使う文字起こしツールの3タイプ

英語音声を扱うツールは、大きく3つのタイプに分かれます。使う端末と場面を先に決めてから選ぶと、候補が一気に絞れます。

  • スマホアプリ型:iOSやAndroidで録音から文字起こしまで完結するタイプ。対面での英語会議やインタビューで使いやすい
  • クラウドサービス型:ブラウザやデスクトップアプリから使うタイプ。Web会議との連携や、録音ファイルをアップロードしての後追いの文字起こしが得意
  • ドキュメント付属型:WordやGoogleドキュメントの音声入力機能を使うタイプ。すでに対象サービスを利用している場合は、新しい文字起こしツールを追加せずに試しやすい

部門をまたいで英語会議の記録運用を標準化したい場合は、Web会議連携やチーム共有、管理者機能に対応したクラウドサービス型が有力な候補になります。

スマホアプリ型は対面の場面で強く、ドキュメント付属型は英語のメモを吹き込む程度の用途に向いています。どれが優れているかではなく、どの場面で使うかで決まる話です。

聞き取れた先に残る「記録にする」作業

英語の会議を社内に回すまでには、聞き取り、翻訳、要点整理、共有という工程があります。文字起こしだけを行うツールもあれば、翻訳や要約、共有まで対応するツールもあります。どこまで自動化できるかはサービスごとに異なるため、文字起こし後の作業まで含めて確認してください。

ここが厄介なのは、時差のある拠点が相手だと関係者全員が同席できないことです。出られなかった人へ翻訳した要約だけを渡すと、細かな文脈や発言のニュアンスが伝わりにくくなる場合があります。会議に出ていない人も、必要に応じて元の音声や発言内容を確認できる状態にしておくと、認識のずれを減らしやすくなります。

そのため、ツールを比べるときは「テキストが出るかどうか」より「テキストが出たあと、自分の手に何が残るか」で見てください。次の6つの軸は、そのための物差しです。

法人が英語文字起こしツールを選ぶ6つの軸

会社として英語会議の記録にツールを使うなら、精度や料金だけでは判断材料が足りません。音声の預け先と、記録が組織に残るかどうかまで含めて確かめます。

1. 英語の認識精度と話者分離

音声認識の精度は、録音環境、話者のアクセント、発話の重なり、固有名詞の多さなどで変わります。各社が公表する精度は測定条件が異なるため、数値だけを横並びにせず、自社の英語会議に近い音声を実際に通して確かめるのが確実です。

話者の振り分けも同じです。多国籍の参加者が混ざる会議では、誰の発言かが記録の使い勝手を決めます。ただし自動の振り分けは完全ではないため、間違ったときに直しやすいかどうかもあわせて見てください。

2. 翻訳はツールの中でまとめるべき?

社内共有用の下書きであれば、文字起こしと翻訳を1つのサービスで扱えると、管理や手順を減らせます。原文と訳文を同じ記録内で確認できるかも見てください。

海外顧客に出す議事録や契約に関わる文書では、機械翻訳の結果をそのまま使わず、原文との照合や人による確認を前提にします。求める精度や機密性に応じて、専用の翻訳サービスや専門家によるレビューを組み合わせる方法もあります。

3. 録音した音声は学習に使われない?

無料のクラウド型ツールでは、入力した音声がサービス改善などに利用される場合があります。LINE WORKS AiNoteのフリープランでも、録音した音声データ等をAI技術の性能向上などに利用する場合があると定められています。プランによってデータの扱いが変わるため、利用前に確認してください。

確認するのは、音声とテキストが学習に使われるか、保存期間と削除方針、ベンダー側の閲覧範囲の3点です。まず利用規約やセキュリティ資料を確認し、記載がない項目は問い合わせてから判断してください。

4. 海外拠点との間でデータがどこに残るか

社外の相手が入る会議では、技術的な安全性とは別の壁が立ちます。商談の場でよく語られるのは、「自社が録音したデータを他社のサービスに預けている状態そのものに問題はないのか」という問いです。求められているのは製品の安全性の証明ではなく、取引先にどう伝えて合意を取るかの型でした。

海外拠点や海外顧客が相手なら、確認する範囲はもう一段広がります。音声が保存される国、解約後の削除方針、文字起こしの過程で別のAIサービスへ音声が渡るかどうかも確認してください。会議の冒頭で録音を伝える文面や、招待メールへの一文まで先に決めておくと、当日に止まりません。

もう一つ、長く使うほど効いてくる違いがあります。記録が使った人の個人アカウントに紐づくのか、組織に紐づくのかという点です。個人アカウント中心の運用では、担当者の異動・退職時に権限移管やデータの引き継ぎが必要になる場合があります。組織で長く記録を残すなら、管理者権限やデータ移管の方法まで先に確認しておきましょう。

5. 文字起こしのあと議事録まで通せるか

ツールの出口は、大きく3つに分かれます。テキストを書き出すところまでのもの、要点や決定事項の整理までしてくれるもの、共有や関連システムへの登録まで進められるものです。英語会議では、文字起こし後の翻訳・要約・共有まで、どこまで自動化できるかを確認してください。

6. 無料枠とビジネス向け有料ツールの線引き

英語の文字起こしでは、無料で足りるのか、有料プランを利用すべきかで迷うことがあります。おおまかには、次のように整理できます。

  • 無料ツール・無料枠:短時間の英語会議や単発のインタビューを試す用途に向きます。文字起こし時間、1回あたりの上限、保存期間、書き出し形式などの制限はサービスごとに異なります。
  • ビジネス向け有料ツール:長時間の会議、話者の振り分け、要約、チーム共有、データの学習利用なしなど、業務向けの機能を備えるサービスがあります。必要な機能とデータの扱いをプランごとに確認します。

進め方としては、まず無料枠で使用感を確かめます。「毎週の英語会議で使う」「議事録を社内で共有する」という段階になったら、有料プランへの切り替えを検討します。この順番なら、不要な機能に費用を払うリスクを抑えられます。

ここで挙げた6つの軸は、英語の会議で効いてくる部分を厚くしたものです。日本語の会議も含めて社内で使うツールを1本に決める段階なら、文字起こしソフトの選び方のほうが近道です。対応する会議・精度・セキュリティ・料金・運用の5軸で、主要9本を並べています。

英語文字起こしツールの比較表

英語音声に使える主要ツールを、料金・無料枠・対応言語・翻訳・議事録連携でまとめました。個別の説明に入る前に、全体像をつかんでください。

ツール名 料金の目安 無料枠 対応言語 翻訳機能 議事録・要約 想定用途
LINE WORKS AiNote 有料プランあり 月300分 5言語 要約言語の指定可 あり スマホで長めの会議
Otter 無料プランあり 月300分(1回30分まで) 6言語 Otter Chatで翻訳可 あり 英語会議・海外チーム
VoicePing 無料プランあり 月90分(1ユーザー+5リスナー) 46の言語・地域(音声認識) 60言語(翻訳字幕) あり 仮想オフィス運用
Minutz 有料 トライアル 35言語以上 あり あり 多言語会議
Notta 個人・法人プランあり 無料版あり 58言語 あり(42言語) あり 個人〜チーム
toruno 月27,000円〜(AI要約・30時間) 法人3週間 18言語 あり(18言語) あり 録音+キャプチャ

料金・無料枠・対応言語数は、いずれもサイト記載時点の値です。プラン内容は変わりやすいため、比較検討の際は各公式サイトで最新の情報を確認してください。

比較表の読み方|自分の英語会議に当てはめる

表を上から眺めても、候補は絞れません。自分の英語会議を1つ思い浮かべて、次の3つを当てはめてください。

  1. その会議は何分あり、月に何本あるか(無料枠の上限に収まるか)
  2. 出席者に日本語話者と英語話者が混ざるか(翻訳を1本にまとめる必要があるか)
  3. 記録を読むのは自分だけか、社内の他部署や海外拠点にも回すか(議事録の整形まで要るか)

3つ目で「他部署にも回す」と答えた方は、議事録・要約の列を先に見てください。文字起こしの列だけで選ぶと、翻訳と整形の作業が後から丸ごと残ります。無料枠の列を見るのは、候補が2つか3つに絞れてからで間に合います。

目的別に見る3タイプの選び分け

候補の絞り方は、ゴールから逆算すると早くなります。

  • まず無料の範囲で試したい:LINE WORKS AiNote・Otter・VoicePingの3つ。無料枠で自分の英語会議に合うかを確かめる
  • 翻訳と文字起こしを1本にしたい:Notta・Minutzなど、翻訳を標準で備えたツール。社外に出す文書に使うなら、翻訳は分けたほうが品質は上がる
  • 録音と画面もまとめて残したい:torunoのように、録音・画面キャプチャ・文字起こしを同時に取れるツール

3つのどれを選ぶにしても、無料枠やトライアルで確かめるのは同じ音声にしてください。同じ会議の録音を各ツールに通せば、条件をそろえた状態で精度と操作性を比べられます。

無料で試せる英語音声の文字起こしツール3選

まず無料枠から始めたい方に向けて、英語音声に使える3つを紹介します。無料枠には録音時間の上限や機能の制限があるため、実際に使う会議の長さで足りるかを見ながら判断してください。

1. LINE WORKS AiNote

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引用:LINE WORKS AiNote

LINE WORKS AiNoteは、ブラウザ版とモバイルアプリで使える会議記録・文字起こしサービスです。会議やインタビューの英語音声も、アプリから直接録音して文字にできます。フリープランは月300分まで使えますが、AI要約とWeb会議の録音は対象外です。

フリープランでは、録音した音声データ等がAI技術の性能向上などに利用される場合があります。ビジネスチャット「LINE WORKS」と連携でき、社内での共有もそのまま進みます。

特徴

  • 月300分の無料枠:スマホだけで完結する範囲で気軽に始められる
  • 要約・議事録機能:文字起こしに加え、AIによる要約を有料プランで利用できる
  • スマホ完結:iOS・Androidのアプリだけで録音から共有まで終わる

サービスサイトURL:LINE WORKS AiNote公式サイト

2. Otter

Otterサービスサイトイメージ

引用:Otter

英語圏で長く使われてきたAI文字起こしサービスが、Otterです。Web版とスマホアプリの両方に対応し、Zoom・Google Meetといった主要なWeb会議ツールとも連携します。英語音声への特化度が高く、会議中のライブ字幕、要約、キーワードの抽出まで備えています。英語ネイティブが中心の会議で試すなら、最初の候補に入れてよいサービスです。

特徴

  • 6言語の文字起こしに対応:英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・日本語・中国語(簡体字)を文字起こしできる
  • Web会議連携:Zoomなどと連携し、英語会議に自動で参加させて文字起こしできる
  • 無料枠あり:一定時間まで無料で使えるため、英語環境での相性を先に確かめられる

サービスサイトURL:Otter公式サイト

3. VoicePing

引用:VoicePing

仮想オフィス機能を備えたWeb会議・文字起こしサービスが、VoicePingです。無料プランは1ユーザー・リスナー5人、月90分まで使えるため、少人数チームでの試験導入に向いています。英語を含む多言語の翻訳字幕にも対応しており、リモート中心のチームが海外拠点とつなぐ場面で使いやすい構成です。常時つながった状態から、そのまま会議に移れます。

特徴

  • 無料プランは1ユーザー・リスナー5人、月90分まで:少人数での英語会議から着手できる
  • 仮想オフィス機能:常時接続の仮想オフィス上で英語会議を開き、そのまま議事録化まで進められる
  • 多言語翻訳字幕:英語と日本語などの翻訳字幕の表示に対応

サービスサイトURL:VoicePing公式サイト

無料枠のあるツールをもっと広く見比べたい方は、端末別に整理した無料の文字起こしアプリ13選もあわせてご覧ください。iPhone・Android・PCのどれで使えるかと、無料枠の上限を一覧にしています。

英語と日本語を1本にまとめる翻訳つきツール2選

英語会議の文字起こしと翻訳を1つのツールで済ませたい場合の選択肢です。管理はシンプルになりますが、社外に出す文書に使うかどうかは、選び方の軸で整理したとおり先に決めておいてください。

1. Minutz

引用:Minutz

Minutzは、多言語会議の議事録作成に強みを持つクラウド型のサービスです。35言語以上に対応し、翻訳から要約までを1つの画面で扱えます。英語で話された会議を、そのまま日本語のドラフトに落とし込みたい用途に向いています。複数の国の拠点が同じ会議に入るような場面で力を発揮します。

特徴

  • 35言語以上に対応:英語を含む多言語会議のテキスト化と翻訳を1本にまとめられる
  • 話者ごとの整理:参加者ごとに分けた議事録を作りやすい(自動での振り分けは非対応)
  • 議事録作成支援:文字起こし後の要約と整形まで一貫して扱える

サービスサイトURL:Minutz公式サイト

2. Notta

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引用:Notta

58言語の音声認識と42言語への翻訳に対応したクラウド型の文字起こしサービスが、Nottaです。Notta BotはZoom・Google Meet・Microsoft Teams・Webexに対応しています。Chrome拡張機能を使えば、Google Meetの会議画面からワンクリックでBotを招待できます。個人向けと法人向けのプランが用意されており、利用人数と必要な文字起こし時間に応じて選べます。

特徴

  • 58言語の音声認識:英語を軸に、複数の言語がまたがる会議にも対応する
  • 42言語への翻訳:文字起こし後のテキストを42言語に翻訳できる
  • Web会議連携:Chrome拡張とスマホアプリで、複数の端末から同じ記録にアクセスできる

サービスサイトURL:Notta公式サイト

録音と画面をまとめて残せるツール

英語会議を日常的に扱い、記録の再現性を高めたい場合は、音声だけでなく画面も残せるツールが選択肢に入ります。

toruno

firstview-toruno

引用:toruno

torunoは、リコーが提供する議事録作成ツールです。録音・画面キャプチャ・文字起こしを同時に取得できます。英語を含む日本語以外の文字起こしは「toruno ビジネス AI要約」で利用でき、現在は18言語の複数言語同時文字起こしとリアルタイム翻訳にも対応しています。英語文字起こしを試す場合は、法人向けの3週間無料トライアルを利用できます。

特徴

  • 録音・キャプチャ・文字起こしの同時記録:資料と発言をひも付けて後から確認できる
  • 3週間の無料トライアル:「toruno ビジネス AI要約」の機能を試せる
  • 18言語の文字起こし・リアルタイム翻訳:英語を含む複数言語が混在する会議にも対応

サービスサイトURL:toruno公式サイト

今ある環境で英語音声を文字起こしする3つの方法

新しいツールを入れる前に、すでに使っているサービスの標準機能で試したい方向けの方法です。短時間の英語会話をメモする程度なら、これで足りる場合もあります。

1. ZoomとTeamsの文字起こし機能

ZoomとMicrosoft Teamsはいずれも英語のライブ字幕と文字起こしに対応していますが、ライブ字幕と会議後に残すトランスクリプトは別機能です。Zoomでは、ライブ字幕を会議後に保存できず、記録を残すにはMeeting transcriptを有効にする必要があります。

Teamsでもライブ字幕自体は保存されないため、会議後に記録を残す場合は文字起こしを開始します。利用できる機能は契約プランや管理者設定も確認してください。

手順そのものは難しくありません。Zoomでの設定手順と字幕機能の使い方はZoomで文字起こしする方法にまとめています。トランスクリプションとライブキャプションの違いを含めたTeamsの操作はTeamsで文字起こしする3つの方法をご覧ください。

字幕・文字起こしだけでは、用途に合わせた議事録の整形や会議後の共有作業が残る場合があります。契約中のZoom・Teamsで利用できるAI機能も確認し、必要な機能を補えない場合は専用ツールとの併用を検討してください。

2. WordとGoogleドキュメントの音声入力

Microsoft Wordには、マイク入力をその場でテキスト化する「ディクテーション」に加え、直接録音した音声やアップロードした音声ファイルを話者ごとに文字起こしする「トランスクリプト」があります。Googleドキュメントの「音声入力」は、マイクから入る音声をリアルタイムでテキスト化する機能です。

短いメモならディクテーションやGoogleドキュメントの音声入力、録音済みの会議音声ならWordのトランスクリプトというように、用途に合わせて使い分けられます。

使い方は、Googleドキュメントで文字起こしする方法とWordで文字起こしする3つの方法で画像つきで解説しています。

3. Chromeのライブキャプション

Google Chromeには、ブラウザ内で再生する動画や音声にリアルタイムで字幕を付ける「ライブキャプション」があります。YouTubeの英語動画、海外ニュースサイトの音声、Web会議の英語音声にも使え、アプリを追加せずに英語音声を目で追えるのが利点です。

英語以外の言語にも対応しており、WindowsやMacではライブ翻訳も利用できます。ただし、使える言語と機能はOSや端末によって変わります。記録として残すというより、その場の理解を助ける道具と考えてください。

まとめ|英語会議をどこまで記録に残すかで選ぶ

英語音声の文字起こしツール選びは、精度の高さだけでは決まりません。決め手になるのは、その会議をどこまで社内に残したいかです。自分が読み返すメモで足りるなら無料枠から始めればよく、他部署や海外拠点に回すなら、翻訳と議事録の整形まで通るかを先に確かめます。

もう一つ、英語会議ならではの落とし穴があります。翻訳された要約だけが社内を回ると、元の発言から離れたところで解釈が割れやすくなることです。

要約では情報が取捨選択され、さらに翻訳を重ねることで、元の発言の文脈やニュアンスが薄れる場合があります。関係者が元の発言に戻れる状態を保っておくと、後からの食い違いが減ります。

進め方はシンプルです。いつもの英語会議を1つ思い浮かべ、その会議と同じ長さ・同じ人数の音声を1本用意します。比較表から候補を2つか3つに絞り、その1本を各ツールに同じ条件で通してください。精度も操作性も、机上の比較よりずっと早く結論が出るはずです。まずは1本の録音から、気軽に試してみましょう。

この記事を書いた人
エピックベース株式会社|マーケティング部|青木喬平

2023年にエピックベースに入社し、累計利用社数8,000以上「Otolio」のマーケティングを担当。 本ブログでは、議事録・文字起こし・生成AI・AIエージェントに関するノウハウや、企業が業務効率化の実現・DXの推進に必要な情報を現場のリアルな視点からお届けしています。 ※ 本ブログはOtolio運営元であるエピックベース株式会社の社員が執筆・編集しています。

よくある質問とその回答

Q. 英語の文字起こしを完全無料で使い切ることはできますか?

多くのツールが無料枠を用意していますが、月あたりの時間、保存件数、書き出し形式のどこかに制限があるのが一般的です。単発の英語会議や短時間のインタビューなら、無料枠で完結する場合もあります。恒常的に英語会議を扱うなら、無料枠がどこで頭打ちになるかを先に把握したうえで、有料プランやトライアルとの併用を検討してください。

Q. ZoomやTeamsの標準機能だけで英語会議は足りますか?

ZoomとTeamsはいずれも英語のライブ字幕と文字起こしに対応していますが、字幕表示と会議後に残すトランスクリプトは別機能です。利用条件や保存方法は契約プラン・管理者設定によって異なります。字幕・文字起こしだけで運用に必要な機能を補えない場合は、各サービスのAI機能や専用の文字起こし・議事録ツールとの併用を検討してください。

Q. 英語の認識精度を上げるにはどうすればよいですか?

英語音声の認識精度は、音声の品質と発話の環境に強く左右されます。マイクを話者ごとに用意する、雑音を減らす、通信品質の高い環境で会議を行うといった対策を取りましょう。この基本を押さえるだけでも結果は変わります。加えて、固有名詞の辞書を持つツールを選び、自社で頻出する製品名や拠点名を登録しておくと、専門用語の誤変換を抑えられます。

録音そのものの整え方は、文字起こしの精度を上げる4つの方法でマイクの距離や向きまで具体的に解説しています。

Q. 海外拠点との会議の音声は、どこに残るのでしょうか?

保存先の国やリージョン、解約後の削除方針、ベンダー側から中身を閲覧できるかどうかを、利用規約とセキュリティ資料で確認してください。海外拠点が相手の場合は、文字起こしの過程でさらに別のAIサービスへ音声が渡っていないかも見ておきます。

あわせて確認したいのが、記録が個人アカウントに紐づくのか、組織で管理できるのかという点です。個人アカウント中心の運用では、担当者の異動や退職時に権限移管やデータの引き継ぎが必要になる場合があります。数年単位で英語会議のナレッジを残すなら、管理者権限やデータ移管の方法も確認してください。

Q. 情報漏えいが心配な英語会議はどう扱えばよいですか?

まず、入力した音声が学習に使われない設計かどうかを確認します。無料のクラウド型ツールでは、サービス改善のためにデータを利用すると規約に書かれていることがあります。

そのうえで、社外の相手が入る会議では、技術的な安全性とは別に「取引先にどう伝えて合意を取るか」を先に決めておいてください。会議の冒頭で録音を伝える文面、招待メールへの一文、断られた場合の代替の進め方の3つを用意しておくと、当日に判断を迫られずに済みます。

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