【無料】MP3の音声を文字起こしできるツール6選!実際に文字起こししてみた

この記事でわかること
- MP3で文字起こしする方法や注意点
- MP3を文字起こしできるおすすめの無料文字起こしソフト
- 文字起こしソフトの使い方
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インタビューや会議、打ち合わせの際に録音したMP3ファイルを、あとからスマホやPCで文字起こししたいことがありますよね。その際に音声のすべてを手動で文字起こしをしていると膨大な時間と工数がかかってしまいます。そんなときにおすすめしたいのが「文字起こしソフト」です。
文字起こしソフトを使えば、録音と同時にリアルタイムで自動で文字起こしすることや、あとからMP3ファイルをアップロードして文字起こしすることも可能です。
本記事では
- MP3で文字起こしする方法や注意点
- MP3を文字起こしできるおすすめの無料文字起こしソフト
- 文字起こしソフトの使い方
を詳しく解説していきます。ぜひ使いたい用途に合った文字起こしソフトを選ぶための参考にしてみてください。
さっそくおすすめのソフトを知りたい方は
からご覧ください。
- 「えー」や「あの」など意味をなさない発言をカットして文字起こししたい
- 誰が発言したか可視化したい
- 文字起こしをまとめる作業も自動化したい
このような文字起こしのお悩みがあれば、ぜひ一度AI議事録サービス「スマート書記」の文字起こしをお試しください。
スマート書記は90%以上の高精度な文字起こしができ、ZoomやMicrosoft teamsなどのWeb会議ツール、対面でもご利用いただけます。
MP3の音声を文字起こしする方法は?
MP3の音声を文字起こしする方法は
- MP3の音声を再生しながら手動で文字起こしをする
- MP3の音声をGoogleドキュメントやWordなどのテキスト作成用ツールにアップロードし、文字起こしする
- MP3の音声を文字起こしに特化した文字起こしソフトにアップロードし、文字起こしする
の3つがあります。
MP3から文字起こしするなら「文字起こしソフト」がおすすめ
先に結論から言えば、MP3ファイルを文字起こしするなら「文字起こしソフト」がおすすめです。
というのも、読んで字のごとく、文字起こしソフトは文字起こしをすることに特化したツールであり、ただただ自動で発言のすべてを文字起こしするだけではなく、より便利に文字起こしするための機能が搭載されているものが多いためです。
文字起こしソフトは数多くあり、それぞれ有している機能は異なりますが、その中でも代表的な機能について解説していきます。文字起こしソフトを使用する目的や用途に応じて、どんな機能があると便利なのか、ぜひ文字起こしソフトを導入する際の参考にしてみてください。
文字起こしソフトの機能紹介
ここからは、文字起こしソフトの持つ主な機能を紹介します。
一口に「文字起こしソフト」と言っても、無料やお手頃な価格で使えるような個人向けのものから、豊富な機能を有した企業向けのものまで数が多く存在しています。また、ソフトによっても有している機能がそれぞれ異なります。
シンプルに文字起こしだけするソフトで十分なのか、文字起こしからさらに先の作業まで効率化したいのか、使用用途をイメージしながら、ぜひ参考にしてください。
1. 自動文字起こし機能
自動文字起こし機能とは、音声の内容を自動で文字に起こしてくれる機能です。自動文字起こし機能には、大きく分けて下記2パターンがあります。
- 文字起こしソフトで直接録音して、その音声を文字起こしする
- ICレコーダーで録音した音声ファイルやTeams会議などのWeb会議ツールの録画データをアップロードして文字起こしする。
文字起こしソフトによっては両方対応できるものもあるため、事前に確認するようにしましょう。
また、自動文字起こしの”精度”はソフト選びで重要なポイントです。録音環境はもちろんですが、文字起こしと共に使用される機能で文字起こしの精度に差が生まれます。主に、
- フィラー除去機能
- 用語登録機能
- 話者識別機能
の3つの機能が文字起こしの精度に密接に関係するので、それぞれ詳しく解説していきます。文字起こしソフトの導入を検討する際は上記の機能があるか確認するようにしましょう。
1-1. フィラー除去機能

フィラー除去機能は、人が会話しているときに発せられる「あー」「ええと」「えー」「あのー」などといった、それ単体では意味をなさない短い言葉を除去する機能です。
フィラー除去機能がない状態で文字起こしされた内容を確認しようとすると、余計な情報が多く確認しづらくなったり、修正に時間がかかってしまうため、フィラー除去は必須の機能です。どの程度フィラーが除去できるかについては実際に文字起こしソフトを試して確認をしましょう。
1-2. 用語登録機能(固有名詞や専門用語を変換する)

用語登録機能は、固有名詞や専門用語を正しく認識するための機能です。事前に固有名詞や、専門用語をツール上で登録することで、正しい文字に自動で変換してくれます。
正しく認識できる、できないは各種ツールの文字起こしの精度に大きく関わります。例えば、会議中に「KPI」と発言したとして、「ケーピーアイ」と変換されてしまっては、とても読みづらいものになってしまいます。
ただし、全ての固有名詞や専門用語が自動で変換されないわけではなく、実際にどの単語を登録する必要があるのかは一度利用してみて、変換されなかったときに登録するようにしましょう。
1-3. 話者識別機能

話者識別機能は、誰がどの発言をしたかを可視化する機能です。発言者を識別するために、大きく分けて下記2つの方法が存在します。
- AIが発言者の声色や話し方のクセなどで自動で振り分ける
- 事前に発言者の声を登録して、その登録された声で発言を振り分ける
この機能によって、文字起こし結果がそれぞれ誰の発言かがわかり、録音や録画データを遡って発言者を確認する作業が効率化できます。発言者を明確にする必要がある経営会議などでは必須の機能です。
2. 要約生成・要点抽出機能

AIを活用することで、文字起こし結果のテキスト情報の概要をまとめた要約文章を自動で作成したり、要点を整理してリストアップしてくれる機能です。
この機能を活用することで
- 要約文章の文字量を調整できる
- どんな内容に沿って要約してほしいか指定できる
- 会議の議題ごとに要点を抽出できる
- 決定事項やタスクを自動で振り分ける
などが実現できますが、どのような形で文章が生成、抽出されるかは文字起こしソフトによって多少違うため、実際に試してみて自分たちの議事録作成に活用できるかは確認するようにしましょう。
3. タイムスタンプ機能

録音・再生された音声の中で、どの時間帯に発言されたかを可視化する機能です。タイムスタンプも「要約生成・要点抽出機能」と同様に、文字起こしソフトによって実際に実現できることが多少異なることがあるため注意が必要です。
例えば、
- 文字起こしされた文章の段落ごとに、発言された時間が明記されている
- 会議中にメモを取ったタイミングでタイムスタンプが自動でつく
- タイムスタンプをクリックするとその時間帯からピンポイントで音声の聞き直しができる
など同じ「タイムスタンプ」と表現していても、実現できることに若干の違いがあります。よく会議中にメモを取る人は
- 会議中にメモを取ったタイミングでタイムスタンプが自動でつく
- タイムスタンプをクリックするとその時間帯からピンポイントで音声の聞き直しができる
の2つがあると、今までと同じように会議中にメモを取るだけで、ピンポイントで聞き直しができるようになります。
4. 共有機能
文字起こしソフト内で作成したドキュメントを第三者に共有することができる機能です。WordやGoogleドキュメントなどのドキュメントツールとの大きな違いは、音声も一緒に共有することができるという点です。
文字起こしソフトで音声が紐づいていることで、確認すべき箇所の音声をすぐに確認することができ、確認工数を削減することが可能です。
また、純粋な確認作業だけではなく、音声も共有されることで、テキストでは伝えるのが難しい温度感も一緒に共有することが可能になります。採用面談や商談などの議事録では会話の温度感がとても重要になりますが、それらを音声で確認することができるため、情報共有の質を向上させることも可能です。
5. 管理機能
文字起こしソフト内で作成したドキュメントを管理するための機能です。閲覧や編集の権限を管理したり、ドキュメントをフォルダごとに管理することが可能です。
例えば、人事異動などでチームが変わった場合でも、ツール上から操作をするだけでアクセス権限を変更することができるため、不正なアクセスを防ぐことができます。
また、指定したIPアドレスのみからアクセスできるようにする機能もあり、第三者の不正アクセス防止も可能となっています。
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MP3の文字起こしができる無料文字起こしソフト5選
続いては、MP3の文字起こしができる無料ツールを5つ紹介します。「無料」と一言で言っても、無料ツールは大きく以下の3つに分けられます。
- 完全無料で使えるもの
- 無料で利用できるが文字起こしできる時間など一部機能に制限があるもの
- 有料だが無料トライアルができ、お試しとして利用ができるもの
MP3の文字起こしを完全無料で使えるツールは現状ないため、ここでは、無料で利用できるが文字起こしできる時間など一部機能に制限があるものに絞ってご紹介します。
1. 文字起こしさん

引用:文字起こしさん
文字起こしさんは、ブラウザ上で動くツールで、アップロードした音声ファイル・動画や画像から文字起こししてくれるサービスです。
音声・動画ファイルをアップロードすると、自動で文字起こししてくれて、テキスト形式や動画字幕用の形式のファイルでダウンロードできます。まずはシンプル機能で、気軽に文字起こしツールを試したい方におすすめです。料金体系もシンプルでわかりやすいところもポイントです。トランスクリプションに無料登録することで、毎日10分の画像と10分の音声データを文字起こしすることができます。
※リアルタイムでの文字起こしには対応していません。
文字起こしさんの特徴
- お試し無料で最大10分の長さの文字起こしができる
- 辞書機能で音声認識精度の向上
- 30言語に対応
2. toruno

引用:toruno
torunoは、文字起こし、録音、画面キャプチャを同時に記録できるソフトです。会議中、リアルタイムで発言をブックマークすることもできるので、重要な箇所を素早く振り返ることができます。個人向けの無料版では、累計3時間までの文字起こしが可能です。スマホアプリには対応していませんが、スマホで録音した音声データや動画データをファイルアップロードすることで文字起こしすることはできます。
torunoの特徴
- Web会議ツールとの併用が可能
- ユーザー辞書登録に学習機能を搭載
- パスコード付きURLで共有可能
3. LINE WORKS AiNote

LINE WORKS AiNoteは、LINE社が運営するCLOVA Noteの正式版として法人向けに機能を充実させた文字起こしアプリです。β版のCLOVA Noteはセキュリティ面の高さと話者分離機能から、高い評価を得ていました。ブラウザ版と、iPhone・Android用アプリで利用することができます。また、個人向けの無料版では、1回あたり60分まで、月に300分まで文字起こしが行えます。
LINE WORKS AINoteの特徴
- 高精度な話者分離機能
- 法人向けに高いセキュリティ機能あり
- ブックマーク機能、キーワード検索機能あり
4. Texter

引用:Texter
Texterは音声はもちろん、画像や動画から文字起こしすることができる文字起こしアプリです。スマホアプリにしては珍しく、Slackへの自動投稿機能も搭載されていて、手軽に文字起こしの作成と共有までを実施することができます。無料版では、短時間であればMP3などの音声ファイルの文字起こしが可能です。
Texterの特徴
- 無料版では短時間の音声ファイルの文字起こしが可能
- Slack連携で簡単に共有
- 編集機能も搭載
5. Google AI Studio(Gemini API)

引用:Google AI Studio |Gemini API |Google for Developers
Google AI Studio (Gemini API) はGoogleの生成AI「Gemini」を活用したサービスです。Geminiは通常サイト記事の要約や画像生成などで利用されることが多いですが、音声ファイルをアップロードし指示を出すことで、無料で録音音声を文字起こしすることができます。また、データが無断で学習に利用されてしまう可能性があるので、顧客情報や技術的な情報など、社外秘の情報を含む音声の文字起こしは推奨されません。
Google AI Studioの特徴
- 録音音声の文字起こしが完全無料
- 表記が英語
- セキュリティ上の懸念がある
MP3の文字起こしにはスマート書記がおすすめ
ここまで、無料で利用できるツールをご紹介してきました。しかし、本格的に文字起こしソフトを導入したいとお考えの方は、無料機能だけでは不十分に感じることもあるでしょう。その場合は、使える時間も機能も格段に増える、有料プランへの移行をおすすめします。
ここでは、上記ツール以外におすすめしたい文字起こしソフトである、スマート書記についてご紹介します。
スマート書記

引用:スマート書記
スマート書記は累計利用社数5,000社を突破している文字起こしソフトです。文字起こしを活用して議事録作成の工数削減を目的としています。
動画や音声ファイルをアップロードした文字起こしができるのはもちろん、議事録作成を効率化してくれるツールなので、例えば、打ち合わせの内容を議事録として残したり、文字起こし結果をAIが自動要約したり要点の抽出もしてくれます。
この「スマート書記」を使って、実際にどのようにMP3から文字起こしできるのか、実際にどんな文字起こし結果になるのか、解説してきます。
実際にスマート書記でMP3を文字起こししてみた
実際にどのようにしてMP3ファイルを文字起こしできるのか、スマート書記という文字起こしソフトの例をみてみましょう。今回は約4分ほどのMP3ファイルを文字起こししてみます。
1.「アップロード」をクリック

2. 文字起こしをしたいMP3ファイルを選択

3. 画面右側に表示されている「実行」ボタンをクリック

4. 話者人数を選択して「文字起こしを作成」ボタンをクリック

5. 画面右側にMP3ファイルの文字起こしが表示される

MP3ファイルの文字起こしが完了したら、あとはその文字起こしを確認しながら、自分の活用方法に合わせて修正していきましょう。もちろんこの文字起こしされた文章をもとにAIで要約文章を生成したり、要点を整理したりすることも可能です。
ここまで、おすすめの文字起こしソフトを4種類ご紹介しましたが、その他のソフトもさらに比較・検討したい方はこちらの記事をご覧ください。
MP3の文字起こしソフトを選ぶ4つのポイント
文字起こしソフトを選ぶ際には、次の4点を意識して比較し、検討するようにしましょう。
1. そもそもMP3の文字起こしができるか
文字起こしソフトには、リアルタイムで録音した音声を文字起こしするものと、MP3のようなファイル形式の音声データをアップロードして文字起こしするものがあります。
先ほどご紹介した文字起こしソフトは全てMP3のアップロードに対応していますが、ご自身で別のソフトを探す場合は、まず、MP3のアップロードができるソフトなのかをお確かめください。
また、仮に音声データをアップロードできるとしても、アップロード可能なファイルサイズが小さかったり、時間が短かったりする場合があります。○○GBまで、○○時間まで、などのアップロード可能サイズの上限を、事前に確認するようにしましょう。
2. 文字起こしの精度が高いか
文字起こし精度の高さは何よりも重要です。もし精度が悪ければ、結局自動で文字起こしされたものを手動で修正する作業が発生してしまいます。どのソフトも会話内容を完璧に反映させることは難しいですが、それでも7〜9割で反映させることは可能です。
また、さきほどご紹介した文字起こし精度を高めるための「フィラー除去機能」「用語登録機能」「話者識別機能」がソフトに備わっているかも確認することをおすすめします。
文字起こしの精度は、ソフト自体の機能だけではなく、利用環境によっても大きく左右されるので、実際に文字起こしソフトを利用する場所で、精度を確認してから選ぶようにしましょう。
3. 料金プランがどうなっているか
ソフトには無料のものと有料のものがあり、基本的にどのソフトでも自動で文字起こしをすることは可能ですが、無料のものは、
- 自動文字起こしが可能な時間
- 自動文字起こし以外の機能
- 自動文字起こしの精度
などに制約がかかってしまうものも多いです。事前にそもそも有料ソフトが必要なのか、有料ソフトの場合、何にどのくらいの費用がかかるのか、確認するようにしましょう。無料でお試しできるソフトもあるので、有料ソフトを使う場合も、まずはお試し期間で機能を確かめてから使うようにしましょう。
4. データが無断利用されないか(セキュリティ)
文字起こしソフトのほとんどは、AIを活用したツールとなっています。そのため、ソフト内に蓄積されていく情報(議事録で残したテキスト情報や録音した音声情報)がAIの学習に使用されていないかをチェックするようにしましょう。
また「学習に使用されない」だけではなく、あわせて「データが監視されないかどうか」もチェックするようにしましょう。例えば、ChatGPTを活用する場合、学習をさせないという設定は可能ですが、データは監視対象となっているため、重要な会議の情報を監視対象として閲覧されるリスクは存在します。もちろんどの企業もセキュリティ対策を実施しているため、あくまでも可能性の話にはなりますが、
- 社内の情報が学習されないか
- データの監視対象になっていないか
の2つを事前に確認するようにしましょう。
まとめ|MP3を文字起こしするなら「文字起こしソフト」がおすすめ
本記事では、MP3ファイルを文字起こしするなら「文字起こしソフト」がおすすめであることを前提に、
- MP3で文字起こしする方法や注意点
- MP3を文字起こしできるおすすめの無料文字起こしソフト
- 文字起こしソフトの使い方
を解説してきました。
一口に「文字起こしソフト」といっても、有している機能や料金設定などはソフトごとに様々です。個人利用なのかビジネス利用なのか、文字起こし結果のテキスト情報の編集をどこまで行いたいのか、セキュリティ面が充実していることが重要なのか等、文字起こしソフトを導入する目的や利用用途に応じて、文字起こしソフトを選んでいきましょう。
無料で使える文字起こしに少しでも不満を感じるようなら、ぜひ一度AI議事録サービス「スマート書記」の文字起こしをお試しください。
- 「えー」や「あの」など意味をなさない発言をカット
- 専門用語を認識しやすくする用語登録機能で文字起こしの精度を向上
- 発言内容をリアルタイムで文字起こし
- 最大20名までの発話を認識し、誰がどの発言をしたかを可視化
- Zoom、Microsoft teamsなどのWeb会議ツールの直接録音
- 音声と動画ファイルのアップロード
- モバイルアプリによる対面での利用
が可能です。また文字起こししたものを議事録などのドキュメントにまとめ・修正する必要がある場合でも
- 文字起こし結果の要約
- 文字起こし結果の要点を箇条書きで整理
- 文字起こしされた書き言葉を「です・ます」調に修正
を自動化することができるため、その後の作業も大幅に削減