議事録作成アプリおすすめ11選|移動中・対面・オンラインの場面別に選ぶ
会議が終わったあと、録音を聞き直しながら議事録を整える時間に追われ、本来の仕事が圧迫されている方も少なくないでしょう。議事録作成アプリを使えば、その時間は大きく減らせます。
ただ、いざ選ぼうとすると次のような迷いが出てきます。
- 候補が多すぎて、どれが自分の会議に合うのか分からない
- スマートフォンだけで完結するのか、パソコンも要るのか分からない
- 会議室の対面会議で、離れた席の声まで拾えるのか不安
そのためこの記事では、議事録作成アプリ11本を、移動中・訪問先の商談、会議室の対面会議、オンライン会議の3つの場面別に整理します。場面ごとに外せない条件と比較表、料金の見方まで解説していますので、「結局どれを試せばいいのか決めたい」とお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
移動中の商談、会議室の対面会議、オンライン会議。会議の形が変わるたびに記録の取り方を考え直すのは、もう必要ありません。Otolioは会議業務を丸ごと自動化するAIエージェントです。カレンダーに予定を入れておけばオンライン会議には自動で参加し、対面の商談ならスマートフォンのアプリで録音を始めるだけ。そこから文字起こしと要点の整理までを自動で進めます。累計8,000社以上のご利用実績があります。
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議事録作成アプリとは
議事録作成アプリは、音の取り込み方が自分の会議の場面に合うかで選びます。ここでいう音の取り込み方とは、スマートフォンのマイク・パソコンの内部音声・Web会議へのBot参加など、音を拾う経路のことです。
移動中・訪問先の商談ではスマートフォン1台で録音から要約まで完結できるか、会議室の対面会議では離れた席の声を拾えて誰の発言かを分けられるか、オンライン会議では相手側の音声を確実に取り込めるかを確認します。この3つが分かれ目で、無料かどうかはその後に見る条件です。
議事録作成アプリでできること
議事録作成アプリは、会議の音声を録音し、AIが文字起こしや要約・要点整理を支援するサービスです。本記事では、スマートフォン向けの専用アプリだけでなく、ブラウザ型サービスやパソコンにインストールして使うソフトも含めて「議事録作成アプリ」として紹介します。対面会議とオンライン会議の両方に対応するものもあれば、特定の場面に向くものもあります。
できることは、おおまかに5つあります。会議の音声を録ること、話した内容を文字にすること、要点や決定事項を取り出すこと、できあがった記録を関係者に共有すること、過去の記録を検索できる形で残すことです。会議後に残る作業量は、この5つが1本のアプリの中でつながっているかどうかで変わります。
たとえば1時間の打ち合わせでも、録音を最初から聞き直して議事録を作る方法では確認作業に時間がかかります。文字起こしや要約が自動で出れば、必要な箇所だけを音声で確かめながら整えられるため、会議後の作業を減らしやすくなります。
そもそも会議のたびに議事録を作る運用そのものを見直したい方は、議事録を作らずに会議の記録を残す選択肢を先に読んでおくと、アプリに何を任せるかがはっきりします。
なぜ議事録アプリは会議の場面で選ぶのか
機能の一覧を見比べても、差は見えにくいものです。文字起こし、要約、話者の振り分け、共有など、多くのアプリに共通する機能が並びます。差が出るのは、もっと手前です。
分かれ目になるのは、そのアプリがどうやって音を録り始めるかです。録り始める方法は、大きく4つに分かれます。
- Web会議へのBot参加:カレンダーの予定からAIが会議に自動で入り、録音を始める
- 端末のマイクで録る:スマートフォンやパソコンのマイクで、目の前の会話を録る
- 端末のマイクとパソコンの内部音声をまとめて録る:Botを入れられないオンライン会議で、相手の声と自分の声を両方録る
- 録音済みファイルを後から取り込む:ICレコーダーなどで録った音声を、あとからアップロードして文字にする
商談の現場では、音の取り込み方が1つでは対応しにくい場面があります。初回の対面商談ではBotを使えず、端末で録音したいことがあります。ICレコーダーで録った音声を後から取り込みたい場合や、セキュリティや会議の運用ルール上、Botを参加させられないオンライン会議もあります。
音の取り込み方が限られているアプリは、会議の形式が変わったときに別の手段が必要になることがあります。たとえば、Bot参加だけでは対面会議をそのまま録音できず、端末のマイクだけではオンライン会議の相手側音声を十分に取り込めない場合があります。対面とオンラインの両方があるなら、それぞれの録音方法に対応しているかを確認してください。
選ぶ起点は、機能の一覧の手前にあります。「自分の会議は、移動中・会議室・オンラインのどれが多いか」を考えることです。この記事もその順番で進めます。
アプリに限らずAI議事録ツール全体を見比べたい方は、3つの失敗パターンから逆算する選び方で14本を横断整理しています。会議形態・運用の担い手・料金構造のどこでつまずきやすいかを先に押さえたい場合は、そちらから読んでも構いません。
議事録作成アプリ11本の場面別比較表
下の表は、機能があるかどうかより「その場面で記録を最後まで残しきれるか」を基準に整理しています。◎はそのアプリだけで完結できる、○は集音マイクなどの条件を整えれば使える、△は別の手段を足す必要が出やすい、という意味です。
| アプリ名 | 移動中・訪問先 | 会議室の対面 | オンライン会議 | 音の取り込み方 | 無料で試せる範囲 | 法人向けの管理機能 | 料金の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Otolio | ◎ | ○ | ◎ | Bot参加・端末のマイク・内部音声・ファイル取り込み | 14日間・機能の制限なし(会議10時間相当) | あり | 初期費用+AIクレジット(個別見積もり) |
| ACES Meet | ◎ | ○ | ◎ | スマホアプリ録音・オンライン会議対応 | 無料トライアルあり(条件は非公表) | あり | 非公表(問い合わせ) |
| Rimo Voice | ◎ | ○ | ◎ | 端末のマイク・議事録Bot・ファイル取り込み | 1週間の無料トライアル | あり | プロ 月4,950円・チーム 月6,600円 |
| AutoMemo App | ◎ | ○ | ○ | スマホアプリ・PC録音・ファイル取り込み | お試し 月1時間/法人向け 10時間・10日間 | 一部(利用枠共有) | プレミアム 月1,480円(税込)/法人向けは要確認 |
| ScribeAssist | △ | ◎ | ◎ | PCマイク・Web会議音声・ファイル取り込み(オフライン可) | 14日間のトライアル | 要確認 | 個別見積もり |
| LINE WORKS AiNote | ○ | ○ | ◎ | 端末のマイク・Web会議録音・ファイル取り込み | フリー 月300分(1回60分)/有償プラン30日間トライアル | あり | チーム 月19,800円〜(年額契約・税抜) |
| YOMEL | ○ | ○ | ○ | PC・スマホのマイク録音(Web会議はPC) | 2週間の無料トライアル | あり | 公式サイトで要確認 |
| AI議事録取れる君 | ○ | ○ | ◎ | マイク録音・Web会議連携・ファイル取り込み | 7日間の無料トライアル | あり | 月1,380円〜(税抜) |
| One Minutes | ○ | ○ | ◎ | 会議音声のリアルタイム文字起こし(Web会議ツールと併用可) | 7日間の無料トライアル | 要確認 | 個別見積もり |
| いきなり議事録 | △ | △ | ◎ | Bot参加・録音/録画ファイル取り込み | 無料トライアルあり(期間・条件は要確認) | 要確認 | 公式サイトで要確認 |
| Notta | ◎ | ○ | ◎ | 端末のマイク・Bot参加・PC内部音声・ファイル取り込み | フリープラン 月120分(1回3分まで) | あり | プレミアム 月1,185円・ビジネス 月2,508円(年払い換算・税込) |
Otolioは、特定の場面に向けたアプリではありません。音の取り込み方を4つ持っています。移動中・対面・オンラインのどこでも同じ形で記録できる、会議業務を丸ごと自動化するAIエージェントです。そのため上の表では、ほかのアプリのように1つの場面へ振り分けず、3場面すべての可否を並べています。
料金と無料の条件は変わりやすい情報です。「公式サイトで要確認」と書いた項目を含め、契約前に各社の公式ページで最新の内容を確かめてください。
会議の場面別に必要な条件を整理する
ここからが、この記事の中心です。自分がふだん出ている会議を思い浮かべながら読むと、外せない条件が絞れます。3つの場面のうち、いちばん回数が多いものから見てください。
移動中・訪問先の商談で使うなら
外せない条件は、スマートフォン1台で録音から要約まで完結できること、ネットワークが不安定な訪問先でも録音できること、1対複数の商談で相手側の声まで拾えることの3つです。
訪問営業が中心の組織では、機能の比較に入る前に、この3つのうち最初の2つが選定の入口になることがよくあります。移動中に録音を始め、そのまま次の訪問先へ向かうこともあります。
オフィスに戻ってパソコンを開く時間を取りにくい働き方では、パソコンでの操作を前提にしたアプリは現場に定着しにくくなります。訪問先の会議室でネットワークが安定しないこともあるため、録音に通信が必要かも確認してください。
商談後のフォロー業務に追われていたある企業では、最大1.5時間かかっていた商談の議事録作成が30分ほどになりました。さらに、作成時間がゼロになった議事録もあります。録音を聞き直して確認できるため、改めて議事録としてまとめ直す必要がなくなったためです。
参考記事:商談の議事録作成時間がゼロに。対応できる商談数が増え、提案のクオリティ改善も実現
対面会議でもスマホ録音できれいに拾える?
机に置くだけでは拾えない席があります。結論から言えば、スマートフォン録音は対面会議でも使えますが、集音の設計とセットで考える必要があります。
商談で語られる対面会議の環境は、想像よりも多様です。食堂の一角を区切った大部屋に拡声器を持ち込み、多人数で行う会議もあります。スマートフォンを机の中央に置いても、話者との距離が遠いと、音声を十分に拾えず文字起こしの精度が下がることがあります。カタログに書かれた精度の数字では、この差は判断できません。
もう1つ、対面会議で効いてくるのが話者分離です。誰の発言かが分かれていない記録は、あとから発言の経緯を確認しにくくなります。
「この決定は誰が言い出したのか」「この懸念は誰が挙げたのか」をたどれない議事録は、会議に出ていなかった人にとってはただの文章の塊です。無料のWeb会議ツールの録音機能を対面会議に持ち込むと、全員が同じ話者として記録されることがあります。
集音の具体的な直し方は、マイクの距離や向き、環境音を整える4つの方法にまとめています。無料の範囲で試すときも、この4つを整えてから録ると結果が変わります。
秘書室で経営会議の議事録を担当していたある企業では、作成時間が約3〜6時間から約1.5〜3時間になり、約50%削減できました。文字起こしツールで書き出しの手間は減っていたものの、別画面への転記作業が残っていました。議事録と音声が1つの画面にまとまったツールへ切り替え、この転記作業を解消しています。
参考記事:最大6時間かかっていた経営会議の議事録作成時間を50%削減!他部署にもOtolioを推進した理由とは
オンライン会議と対面が混ざる会議はどう録る?
オンライン会議向けのアプリには、Zoom・Microsoft Teams・Google Meetと連携し、カレンダーの予定に合わせてAIが会議へ自動参加するものがあります。録音開始の操作を減らせるため、録り忘れを防ぎやすい点が利点です。文字起こしや要約が完成するタイミングは製品によって異なるため、処理時間も確認してください。
問題は、その仕組みが対面の会議では働かないことです。Bot参加だけでは、対面会議を直接録音できません。
部内の打ち合わせは会議室、顧客との商談は訪問、全社定例はオンラインというように複数の形式が混ざるなら、Bot参加と端末のマイク録音の両方に対応しているかを確認してください。1本で複数の会議形式をカバーできれば、用途ごとに別のツールを契約する必要を減らせます。
Google Meetを主に使っている方は、Google Meetだけで議事録を自動作成する3つの方法もあわせてご覧ください。標準機能でどこまでできるかが分かると、アプリに任せる範囲を決めやすくなります。
議事録を作る習慣がなく、会議の情報が残っていないことが課題だったある企業では、会議のあとすぐに記録を確認できる状態になりました。加えて、一次情報である音声そのものも共有できるようになり、同席できなかったメンバーへのフィードバックが可能になっています。要点に付いた発言時刻から、その箇所の音声を聞き直せるためです。
参考記事:AIで会議後すぐに議事録を確認できる状態を実現!音声を活用し正確な情報共有も可能に
場面別おすすめ議事録作成アプリ11選
11本を、最も向く場面で3つに分けて紹介します。1つのアプリが複数の場面で使えることもあるため、グループ分けは「いちばん力を発揮する場面」1つで割っています。複数の場面で使えるかどうかは、前の比較表で確かめてください。
移動中・訪問先の商談に向くアプリ
ここでは、スマートフォンだけで録音から要約まで進められることを起点に4本を選んでいます。
1. Otolio

引用:Otolio
Otolioは、エピックベース株式会社が提供する、会議業務を丸ごと自動化するAIエージェントです。音の取り込み方を4つ持つため、移動中の商談も会議室の対面会議もオンライン会議も、同じ形で記録できます。
iPhone・iPad・Androidの専用アプリがあり、訪問先ではスマートフォン1台で録音から要点の整理まで進められます。オンライン会議では、カレンダーに予定を入れておくだけで自動参加します。累計8,000社以上のご利用実績があります。
向いている場面: 移動中・対面・オンラインが1週間のなかで混ざる働き方
特徴:
- Bot参加・端末のマイク・パソコンの内部音声・ファイル取り込みの4つの入口で録音できる
- iPhone・iPad・Androidの専用アプリがある
- 機密情報を再学習に使わない独自アルゴリズム(特許取得済)
2. ACES Meet

引用:ACES Meet
株式会社ACESが提供する、商談や会議の内容を自動で文字起こしするツールです。文字起こしと要約だけでなく、話した内容から商談の進み方を振り返る機能が用意されているのが特徴です。
訪問とオンラインの商談が混ざる営業組織で、記録を残すだけでなく提案の質を上げる材料にしたい場合に向きます。料金は公表されておらず、無料トライアルの条件とあわせて問い合わせで確認する形です。
向いている場面: 商談を振り返って、次の提案の材料にしたいとき
特徴:
- 商談の内容を解析して振り返れる
- 主要なWeb会議ツールとの連携
- 営業組織での利用を想定した管理機能
3. Rimo Voice

引用:Rimo Voice
Rimo合同会社が提供する、日本語の音声に合わせて設計された文字起こしと要約のツールです。iOSとAndroidのアプリがあり、外出先で録音してそのまま文字起こしまで進められます。長時間の音声にも対応しやすく、録音済みファイルの取り込みにも使えます。
料金はプロが月4,950円、チームが月6,600円で、11アカウント以上の法人利用は見積もりです。無料トライアルが用意されています。
向いている場面: 移動中の録音と、長い会議音声の文字起こし
特徴:
- iOSとAndroidのアプリで外出先から使える
- 長時間の音声にも対応しやすい設計
- 録音済みファイルの取り込みに対応
4. AutoMemo App

引用:AutoMemo
ソースネクスト株式会社が提供する、スマートフォンで録音した音声をAIが文字起こしするアプリです。専用のICレコーダーと同じ考え方をアプリだけで使えるため、持ち歩く端末を増やさずに始められます。録音した内容はクラウドに保存され、検索やブックマークで後から探せます。
お試しプランは無料で月1時間まで文字起こしでき、プレミアムプランは月1,480円(税込)です。法人向けには、文字起こし10時間分を10日間試せる無料体験も用意されています。
向いている場面: スマートフォン1台で録音と文字起こしを完結させたいとき
特徴:
- スマートフォンで録音し、そのまま文字起こしできる
- クラウド保存と検索・ブックマーク
- 端末を増やさずに始められる
会議室の対面会議に向くアプリ
会議室の対面会議では、話者を分けて記録できるか、集音環境を整えやすいかを確認します。ここでは、対面会議で使いやすい3本を紹介します。
5. ScribeAssist

引用:ScribeAssist
株式会社アドバンスト・メディアが提供する、パソコンにインストールして使うスタンドアローン型の議事録作成ツールです。文字起こしはパソコン内で処理でき、インターネット接続なしでも利用できます。ローカル生成AIによる要約にも対応していますが、一部の要約機能はインターネット接続が必要です。
専門用語の登録に対応しており、業界特有の言葉が多い会議でも修正の手間を抑えられます。基本料金とライセンス料金は個別見積もりで、14日間のトライアルが用意されています。
向いている場面: 機密性の高い対面会議、ネットワークが不安定な現場
特徴:
- オフラインで動くスタンドアローン型
- 専門用語の登録に対応
- 自動要約機能
6. LINE WORKS AiNote

LINE WORKS株式会社が提供する法人向けの議事録ツールです。会議の音声を自動で文字起こしし、話者ごとに整理します。LINE WORKSを社内の連絡手段として使っている組織なら、記録の共有まで同じ環境でつなげられます。
料金はチームが月19,800円、ビジネスが月54,000円、エンタープライズが月162,000円(いずれも年額契約・税抜)です。フリープランは月300分まで利用でき、企業向けには30日間の無償トライアルがあります。
向いている場面: 社内会議の記録を部署単位で管理したいとき
特徴:
- 会議音声の自動文字起こしと話者の振り分け
- AI要約とWeb会議連携
- 法人利用を想定した管理機能
7. YOMEL

引用:YOMEL
株式会社PKSHA Infinityが提供する、ワンクリックで文字起こしと要約まで進む議事録ツールです。会議室のパソコン1台から記録を始められるため、参加者に操作を覚えてもらう必要がありません。自動で話者を見分け、決まったことや次のアクションを取り出します。料金は公式サイトで要確認です。2週間の無料トライアルが用意されています。
向いている場面: 会議室のパソコン1台から、手早く記録を始めたいとき
特徴:
- ワンクリックで文字起こしと要約
- 自動で話者を見分ける
- 要点の抽出機能
オンライン会議に向くアプリ
オンライン会議の音声を取り込みやすく、記録開始や共有の手間を減らせることを軸に4本を選んでいます。
8. AI議事録取れる君

引用:AI議事録取れる君
株式会社ALMが提供する、会議中の音声をその場で文字にするツールです。主要なWeb会議ツールと連携し、文字起こしから要約、翻訳、共有までをまとめて行えます。料金はお試しが月1,380円(月3時間)です。EnterpriseP-10は月5,800円(月10時間)、EnterpriseP-100は月47,000円(月100時間)となります。いずれも税抜です。7日間の無料トライアルがあります。
向いている場面: 会議中に文字起こしを画面で確認しながら進めたいとき
特徴:
- 会議中のリアルタイム文字起こし
- 主要なWeb会議ツールとの連携
- 多言語の翻訳に対応
9. One Minutes

引用:One Minutes
「One Minutes(ワンミニッツ)」は、多言語に対応したAI議事録管理ツールです。100言語以上の文字起こし・翻訳に対応し、作成した記録は複数人で同時に閲覧・編集できます。料金は個別見積もりで、7日間の無料トライアルが用意されています。
向いている場面: 海外拠点や多言語のメンバーが混ざる会議
特徴:
- 多言語に対応したAI議事録の管理
- リアルタイムの翻訳と文字起こし
- 複数人での同時編集
10. いきなり議事録

引用:いきなり議事録
株式会社喋ラボが提供する、AIボットをWeb会議に同席させて文字起こしと要約を行うツールです。会議の録画と議事録を一体で残せるほか、録音・録画済みのデータを取り込んで文字起こし・要約することもできます。モバイルアプリ利用オプションも案内されています。無料トライアルはありますが、期間などの条件と料金の詳細は公式サイトで要確認です。
向いている場面: オンライン会議の記録を、映像とセットで残したいとき
特徴:
- AIボットによる自動の録画と文字起こし
- 議事録と映像の統合
- 検索と再生の機能
11. Notta

引用:Notta
Notta株式会社が提供する、会議・インタビュー・講義の自動文字起こしサービスです。Web会議へのBot参加、端末のマイクでの録音、PC内部音声の録音、録音済みファイルの取り込みと、音の取り込み方を4つ持っています。
フリープランは月120分まで利用でき、1回の連続録音は3分までです。プレミアムは月1,800分・1回5時間、ビジネスは文字起こし時間が無制限です。話者識別はすべてのプランで使えます。
向いている場面: オンラインが中心で、ときどき対面も録りたいとき
特徴:
- 音の取り込み方が4つある
- AI要約と多言語への翻訳
- 話者識別が全プランで使える
費用をかけずに議事録を作りたい場合は、専用アプリ以外の道もあります。文字起こし結果を汎用の生成AIに読み込ませて要約する方法です。GoogleアカウントがあればNotebookLM自体は無料で使えるため、コストを最優先するなら選択肢に入ります。手順はNotebookLMで議事録を作る4ステップとプロンプト例にまとめています。
場面が決まったあとに見る4つのこと
場面で候補を絞ったら、次は場面に関係なく効いてくる4つを見ます。ここを飛ばすと、使い始めてから「思っていたのと違う」が出やすくなります。
文字起こしの精度は自社の会議で試す
精度の数字は、選ぶ材料としてはあまり使えません。同じアプリでも、静かな会議室と拡声器を使う大部屋では結果がまったく変わるためです。公開されている精度の数字は、測定条件が製品ごとに異なるため、その数字だけで自社の会議での結果を判断するのは難しいでしょう。
まずは無料の範囲で、自社の代表的な会議を1本そのまま録ってみてください。参加人数や話す速さ、専門用語の多さが普段の会議に近いほど、文字起こしや要約の使い勝手を判断しやすくなります。候補に残ったアプリは、可能であれば会議形式を変えて複数回試すと、運用時のミスマッチを減らせます。
あわせて確認したいのが、直しやすさです。話者の振り分けは完全ではありません。間違っていた箇所をその場で付け替えられるか、該当する音声にすぐ戻れるかで、後の作業時間が変わります。
なお、自社で必要な議事録の形が定まっていない状態でアプリを選ぶと、要約の出力が合わずに手直しが増えます。会議別のテンプレートやNG例をまとめた議事録の書き方で、必要な形を先に整理しておくとミスマッチを防げます。
音声がAIの学習に使われないか
会議には機密情報が入ります。業務で使うなら、次の3点は契約前に確かめてください。
- 音声とテキストがAIの学習に使われない設定になっているか、または学習からの除外ができるか
- データの保存先が国内か海外か、通信と保存が暗号化されているか
- データの保存期間と削除の扱い(解約後にどうなるかを含む)
注意が要るのは、個人向けのアプリと法人向けのアプリで扱いが違うことです。個人向けの無料アプリでは、利用規約上、音声やテキストの扱いが法人向けと異なる場合があります。同じツールでも、無料プランだけが学習の対象になっているケースがあります。利用規約とプライバシーポリシーで「学習利用」「機械学習」といった言葉を探しておくと安心です。
Otolioが実施した250件以上の導入企業アンケートでも、機密性の高い議事録を外部に出すことへの懸念が繰り返し挙がっています。文字起こしを外部の業者へ委託していた企業からは、セキュリティと委託費用の両方を解決したいという声が寄せられました。
Otolioは、機密情報を再学習に使わない独自アルゴリズム(特許取得済)を採用しています。会議の音声とテキストをAIの再学習には使わない設計です。
料金はサポート込みの総額で見る
月額の安さだけで選ぶと、サポート費用などを含めた総額では割高になることがあります。説明会や活用支援、問い合わせ対応が基本料金に含まれず、有償のオプションになっているツールがあるためです。導入後に使い方が広がらない事態を避けるためにも、サポートを含めた費用を確認してください。
最適な1本は、使う人数とITリテラシーで分かれます。少人数で、ITに慣れたメンバーだけが使う場合は、機能と価格を中心に比較しやすくなります。ただし、会議音声を扱う以上、セキュリティやデータの保存・学習利用の条件は利用人数にかかわらず確認してください。
一方、使う人数が多い場合や、メンバーのITリテラシーに差がある場合は、導入初期の問い合わせが窓口の担当者へ集中します。このとき効いてくるのが、説明会や有人サポートが基本料金に含まれているかどうかです。
無料で試す方法にも2種類あることを押さえておいてください。無料プランは、ずっと無料で使える代わりに利用時間や保存期間、機能に制限があります。無料トライアルは、一定期間だけ有料機能を試せる仕組みですが、利用できる機能や時間の上限は製品によって異なります。
「月120分まで」は無料プラン、「14日間だけ全機能」は無料トライアルです。日常的に少しだけ使いたいなら前者、業務で本格的に使えるかを確かめたいなら後者が向きます。
もう1つ、契約を見直すタイミングも決めておきましょう。使わなくなる理由は、機能への不満だけとは限りません。担当者の異動や業務分担の変更で用途そのものが消え、解約されないまま料金だけを払い続ける状態になることがあります。今の契約が自分の使い方に合っているか、この機会に確かめてみてください。
使う人が増えたときに運用が回るか
自分だけで使い始めても、便利だと分かれば部署に広がります。そのときに詰まるのが運用まわりです。ユーザーを簡単に追加・削除できるか、フォルダや会議体の単位で権限を分けられるか、誰がどれだけ使っているかを把握できるかを確認してください。こうした管理機能は、有料の法人向けプランで提供されることがあります。
部署ごと、会議体ごとにフォルダを分けておくと、必要な記録を探しやすくなり、閲覧権限も整理しやすくなります。将来チームで使う可能性があるなら、有料プランへ移ったときの管理方法まで確認しておくと、選び直しを避けやすくなります。
できあがった議事録を関係者へ配る運用まで含めて整えたい方は、議事録メールの書き方に社内外6パターンの例文と送信前のチェック項目をまとめています。
まとめ|移動中か・会議室か・オンラインかで選ぶ
議事録作成アプリの差は、機能一覧よりも音の取り込み方に表れます。移動中・訪問先の商談、会議室の対面会議、オンライン会議のうち、自分の会議が主にどこで行われるかを整理すると、外せない条件が見えやすくなり、候補を絞りやすくなります。
そのうえで大事なのは、比較表の前で迷い続けないことです。「録音してまとめてくれるアプリ」が自分の会議で成立するかどうかは、カタログでは分かりません。
まずは、いちばん回数の多い会議を1本そのまま録ってみてください。文字起こしの直しにどれだけ時間がかかるか、要約が自社の議事録の形に近いかを確認できます。そのうえで、対面・オンラインなど会議形式が複数ある場合は、それぞれで試してから判断すると安心です。
ここまで場面・精度・セキュリティ・料金と見てきて、「条件は分かったけれど、結局どれから試すか」で止まっている方もいるのではないでしょうか。候補を2本に絞る作業と、1本を実際に録ってみる作業では、後者のほうが早く答えが出ます。1週間のうちに会議の形が変わるなら、どの形でも同じように録れるものから試す、という順番もあります。
会議室の対面、訪問先の商談、オンライン会議。Otolioは音の取り込み方を4つ持つため、会議の形が変わっても記録の取り方を変える必要がありません。カレンダーに予定を入れておけばオンライン会議には自動で参加し、対面ならスマートフォンのアプリで録音を始めるだけ。録音済みのファイルを後から取り込むこともできます。14日間は全機能を無料で使えるので、来週の会議をそのまま1本録って、手元に残る記録の質を確かめてみてください。
よくある質問とその回答
Q. スマホだけで議事録作成アプリを使えますか?
使えます。多くの議事録作成アプリはスマートフォンのアプリを用意しており、録音から文字起こし、要約までを1台で進められます。移動中や訪問先で記録を残したい方は、スマートフォンだけで完結するかを最初に確かめてください。
ただし、記録の編集や関係者への共有は、画面の広いパソコンのほうが進めやすい場面もあります。iPhoneやAndroidのアプリに加えてパソコンでも使えるアプリを選んでおくと、あとから運用の幅が広がります。
Q. 完全無料の議事録作成アプリはありますか?
無料プランでも、文字起こしに加えて要約や音声の確認まで使えるアプリがあります。ただし、月間の文字起こし時間、1回あたりの録音時間、要約回数、データの保存期間などに制限が設けられていることがあります。
業務で使うなら、無料かどうかだけでなく、運営会社や問い合わせ先が公式サイトに明示されているかを確かめてください。運営元が明確でないアプリでは、音声の扱いや保存先について責任主体や問い合わせ先を確認しにくくなります。費用をかけずに始めたい場合は、無料プランのあるアプリか、期間限定の無料トライアルから試すのが現実的です。
Q. 「録音してまとめてくれるアプリ」で業務利用に耐えるのはどれですか?
次の4点を確認すると、業務で使うアプリを絞りやすくなります。
- 音声をAIの学習に使わない設定になっているか
- 誰の発言かを分けられるか
- 自分が出る会議の場面に音の取り込み方が合っているか
- 必要な法人向け管理機能があるか
無料プランでは、有料プランとデータの学習利用条件が異なる場合があります。機密情報を扱う場合は、利用規約やプライバシーポリシーで学習利用の有無を確認し、必要な条件を満たさないプランは避けてください。候補が絞れたら、無料トライアルで自社の会議を1〜2週間回してみてください。
Q. 対面とオンラインが混ざる会議でも1本のアプリで足りますか?
対面会議で使う端末のマイク録音と、オンライン会議の音声を取り込む方法の両方に対応していれば、1本で運用できる可能性があります。Web会議へのBot参加しかできないアプリでは、対面会議をそのまま録音できないため、別の録音方法が必要です。オンラインと対面の両方がある場合は、1本で両方をカバーできるかを確認すると、複数サービスの契約を避けやすくなります。
Q. 無料プランから有料プランへ移行するときの注意点はありますか?
無料プランやトライアルで作ったデータを有料プランへ引き継げるか、契約しなかった場合にいつ削除されるかはアプリによって異なります。試用中に残しておきたい議事録がある場合は、契約前にデータの保存期限とエクスポート方法を確認し、利用できる形式で手元に保存しておきましょう。
