Google Meetで議事録を自動作成する3つの方法を徹底解説!
Google Meetの会議を、もっと効率よく振り返りたいと考えている方は多いのではないでしょうか。会議に参加しながら同時にメモを取るのは負担が大きく、会議後に手作業で整理すると時間もかかります。
しかし、いざ議事録作成を自動化しようとすると、次のような疑問にぶつかりがちです。
- Google Meetで議事録を自動作成する方法は、結局いくつあるのか分からない
- Gemini・生成AI・AI議事録ツールのうち、どれを選べばよいか迷ってしまう
- 自社のGoogle Workspaceのプランで、どの機能が使えるのか分からない
そのためこの記事では、Google Meetで議事録を作成する3つの方法を、コスト・精度・手間・セキュリティの比較から具体的な手順、選び方までわかりやすく解説します。まずは自社に合う方法を見極め、無理なく議事録作成を効率化していきましょう。
Otolioは、会議業務を丸ごと自動化するAIエージェントです。Google Meetをはじめ各種Web会議や対面会議に対応し、90%以上の高精度な文字起こしと、任意のフォーマットでの議事録作成をAIが自動で行います。顧客データ・音声データをAI学習に使わない設計のため、機密性の高い会議でも社内で運用しやすく、累計8,000社以上の利用実績があります。
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Google Meetで議事録を作成する3つの方法|まず全体像をつかむ
Google Meetで議事録を自動作成する方法は3つあります。Geminiのメモ作成、Meetの文字起こしを生成AIで整える方法、そして専用のAI議事録ツールを使う方法です。コスト・精度・手間・セキュリティのバランスがそれぞれ違うため、まず全体像をつかんでから自社に合う方法を選んでいきましょう。
- Geminiのメモ作成で議事録を作成する方法:会議中に要点を自動で整理したい方向け
- Google Meetで文字起こしをして生成AIで議事録を作成する方法:コストを抑えて試したい方向け
- AI議事録ツールを活用して議事録を作成する方法:精度・管理・工数削減を重視する企業向け
たとえば、自動メモ生成に対応するGoogle Workspaceプランを利用している部署なら方法1から、文字起こし対応プランを契約済みで追加費用を抑えたいなら方法2から始めるといった選び方ができます。次の比較表で、それぞれの特徴を一目で確認してみてください。
1. 3つの方法の比較表|コスト・精度・手間・セキュリティ
3つの方法を、判断軸になりやすい4つの観点で比較すると次のとおりです。
| 方法 | コスト | 精度 | 手間 | セキュリティ |
|---|---|---|---|---|
| Geminiのメモ作成 | 対応するGoogle Workspaceプラン、または個人向けの対応プランの契約が必要 | 会議の要点整理に強い | 低(自動) | Google Workspace内で完結 |
| 文字起こし+生成AI(ChatGPTなど) | 対応プランを契約済みなら追加費用を抑えやすい | 文字起こし精度に依存 | 中〜高(手作業あり) | 外部AIへの入力に注意 |
| AI議事録ツール | 月額制が中心 | 専門用語対応や話者識別など、議事録用途に特化した機能が充実 | 低(ワンクリック要約) | 機密情報の学習オプトアウトに対応するツールあり |
2. 目的別の選び方|手軽さ・コスト・精度のどれを優先するか
どの方法が合うか迷ったときは、優先したいものから考えると選びやすくなります。
- 手軽さを最優先:Geminiのメモ作成(対応プランの契約が前提)
- 追加費用を抑えたい:Google Meetの文字起こし+生成AI(文字起こし対応プランの契約が前提)
- 精度と工数削減を最優先:AI議事録ツール(無料トライアルで実際に検証する)
なお、会議の種類によっても適した方法は変わります。定例会議や報告会では要点を絞った要約が実用的ですが、議論の経緯を細かく残したい重要会議では、決定事項やToDo、担当者まで整理できる方法が向いています。
Google Meetの基本とプラン別にできること
議事録づくりの話に入る前に、Google Meet自体の基本と、契約しているプランで何が使えるのかを押さえておきましょう。どの方法を選ぶ場合でも、ここが出発点になります。
1. Google Meetとは|議事録作成で押さえる基本
Google Meetは、Googleが提供するオンライン会議ツールです。ブラウザやスマホアプリから利用でき、Googleアカウントがあればすぐに会議を開始できます。操作がシンプルで安定している点が特徴で、リモートワークや社外との打ち合わせでも広く使われています。
Google MeetはGoogle Workspaceと連携できるため、議事録運用とも相性が良いといえます。Googleカレンダーから会議を作成し、会議後はGoogleドキュメントやGoogleドライブで議事録を共有できます。この流れを同じ環境で完結しやすいのがメリットです。
2. プラン別にできること(2026年9月時点)
議事録作成に直結するのは「Geminiのメモ作成」と「文字起こし」の2つです。どちらも契約しているエディションと管理者設定によって使えるかどうかが変わります。2026年9月時点で公式に案内されている対象プランは、次のとおりです。
| 機能 | 2026年9月時点で対象になるプラン |
|---|---|
| Geminiのメモ作成 | Business Standard・Business Plus・Enterprise Standard・Enterprise Plus・Frontline Plus・Google AI Pro for Education(アドオン)。個人向けは Google AI Pro・Google AI Ultra |
| 文字起こし | Business Standard・Business Plus・Enterprise Starter・Enterprise Standard・Enterprise Plus・Teaching and Learning Upgrade・Education Plus・Workspace Individual |
参照:Google Meet の「自動メモ生成」
参照:Google Meet で文字起こしを使用する
無料の個人アカウントは、どちらの一覧にも入っていません。また録画については、プランと管理者設定で可否が細かく分かれるため、必要な場合は管理コンソールと公式ヘルプで確認してください。上の一覧に自社のプランが入っていても、管理者が機能を無効にしていれば使えない点にも注意が必要です。
導入前に「自社のプランで何が使えるか」を先に確かめておくと、そのあとの方法選びが一段速くなります。
参照:Google Workspace の特長と各プランの比較
方法1|Geminiのメモ作成で議事録を作成する
Geminiのメモ作成は、会議中の発言をもとにAIが要点を整理し、終了後にGoogleドキュメントとして残してくれる機能です。Googleのヘルプでは「自動メモ生成」、管理コンソールでは「自動メモ作成」と表記が分かれますが、指しているものは同じです。議事録作成の手間を最も抑えやすい方法といえます。
1. 利用に必要なGoogle Workspaceのプラン条件
Geminiのメモ作成を使うには、対応するプランの契約が必要です。2026年9月時点で対象になるのは、Business Standard・Business Plus・Enterprise Standard・Enterprise Plus・Frontline Plus、そして Google AI Pro for Education のアドオンです。加えて、個人向けの Google AI Pro と Google AI Ultra の契約者も対象になりました。無料のGoogleアカウントは、この一覧に入っていません。
参照:Gemini can now take notes in Google Meet for Google AI Pro and Ultra subscribers.
Googleは、管理者向けに「3人以上の会議だけ自動メモ作成を有効にする」設定を追加しています。この管理者設定は、Business Standard・Business Plusでは既定でオン、Enterprise Standard・Enterprise Plus・Frontline Plus・Google AI Pro for Educationでは既定でオフです。
一方、ユーザー自身が「自分が主催する3人以上の会議」で自動メモ作成を有効にする設定は、2026年9月21日以降に順次提供される予定です。管理者の既定設定がユーザーに反映されるのも9月21日以降で、提供後はユーザー側で上書きできます。
既定値の確認方法とメモの共有範囲は、プラン別の既定値と9月21日から変わることで詳しく整理しました。
参照:New Google Meet ‘Take notes for me’ settings for admins and end users
プラン名や提供条件は変わります。最新の提供条件は、管理コンソールとGoogle公式ヘルプで必ず確認してください。
2. 具体的な手順|会議中に「メモの作成」を開始する
対応プランを契約していて、管理者設定とスマート機能の設定が有効なら、次の流れで進みます。
- 会議中に「メモの作成」機能を開始する
- 会議終了後、作成されたGoogleドキュメントを確認する
- 必要に応じて内容を編集・調整する
会議中の開始手順は次のとおりです。
- 会議に参加したら、画面右上の「自動メモ生成」アイコンをクリックする
- 必要に応じてメモの送信先や会議の言語などを設定する
- 「メモの作成を開始」をクリックする
始める前に、いくつか条件を押さえておくと空振りを避けられます。2026年9月時点で「自動メモ生成」は15分から8時間までの会議向けで、日本語を含む8言語に対応しています。
ただし、1回の会議で扱える言語は1つだけで、複数の言語が話される会議には現在対応していません。機能を開始すると、参加者全員に通知されます。
なお2026年8月からは、オンライン会議だけでなく対面の会議でもメモ作成を使えるようになりました。Meetのホーム画面からメモ作成を開始すると、会議後に要約、アクションアイテム、文字起こしがGoogleドキュメントにまとめられます。展開は端末ごとに時期が分かれていて、Androidが8月11日、Webが8月14日以降、iOSが8月31日以降とされています。
参照:Take Notes for me for in-person meetings is now available
3. 具体的な手順|Googleドキュメントで確認・編集する
会議が終わったら、生成されたメモを確認・編集します。
- 会議終了後、主催者などにメール通知が届くので、本文内のリンクから会議メモを開く
- Googleドキュメントが開き、会議の要約やメモが表示されるので内容を確認する
メモのドキュメントは、会議の主催者のGoogleドライブにある「Google Meet」フォルダに保存されます。フォルダの中には会議ごとのサブフォルダが作られ、会議メモが整理されます。
文字起こしの全文も残したい場合は、文字起こしデータが併せて保存される設定になっているかを確認しておきましょう。あとは要約やメモを見ながら、必要に応じて議事録を整えていきます。
4. メリットとデメリット|Gemini活用の向き不向き
Geminiのメモ作成には、次のようなメリットがあります。
- Google Meet内で議事録作成が完結する
- 会議終了後にGoogleドキュメントで自動生成されたメモを確認できる
- 既存のGoogle Workspace環境で利用でき、追加の外部ツール契約が不要
一方で、以下のようなデメリットや注意点もあります。
- 対応プランの契約が必須である
- メモの長さやセクションは一部調整できるものの、自社独自の議事録フォーマットに合わせる場合は追加編集が必要になることがある
- 音声品質や発言の重なり具合によって、要約精度が左右される
定例会議のように要点だけ押さえれば十分な会議には向いています。ただ、議論の経緯や担当者まで細かく残したい重要会議では、出力が抽象的に感じられる場面もあるでしょう。
方法2|Google Meetの文字起こし+生成AIで議事録を作成する
Google Meetで書き出した文字起こしを、使い慣れた生成AIに渡して議事録の形に整える方法です。Google Meetの文字起こし機能を利用できるプランをすでに契約していれば、追加のAI議事録ツールを契約せずに始められます。なお、文字起こし機能はパソコン・ノートパソコン・Androidデバイスで利用できます。
1. Google Meetで文字起こしを開始する手順
Google Meetの文字起こしも、契約しているプランと管理者設定によって使えるかどうかが変わります。使える場合の手順は次のとおりです。
- Google Meetで会議に参加する、もしくは会議を開始する
- 画面右下の「会議ツール」アイコンから「文字起こし」を選択する
- 「文字起こしを開始」をクリックし、確認のポップアップで「開始」を押す
- 終了する際は、同じメニューから「文字起こしを停止」を選択する
会議終了後、文字起こし結果は会議の主催者のGoogleドライブにある「Google Meet」フォルダへ保存されます。文字起こしを停止するたびに別ファイルとして保存される点も覚えておきましょう。
設定手順やおすすめのツールをもう少し詳しく知りたい方は、Google Meetで文字起こしする方法もあわせてご覧ください。
2. 生成AIで議事録に整える指示の出し方
文字起こししたテキストを、ChatGPTのチャット欄やClaudeに貼り付け、指示を出して議事録を作成します。指示が具体的なほど、求める形に近い議事録が出力されやすくなります。たとえば、以下のようなプロンプトが有効です。
- 「以下の文字起こしを、会議の決定事項・ToDo・要点の3つに分けて議事録形式でまとめてください」
- 「箇条書きで、一つの項目は40字以内に収めてください」
- 「議事録は『ですます調』で記述してください」
項目構成・文字数・文体をまとめて指定すると、再編集の手間を減らせます。指示文をさらに工夫したい場合は、議事録作成用のプロンプト例を集めた記事も参考になります。
3. メリットとデメリット|カスタマイズ性とセキュリティ
この方法のメリットは、低コストで始められる柔軟性です。
- 文字起こし対応プランを契約済みなら、追加費用を抑えて始めやすい
- 議事録の形式・内容を自由に指定できる
- 企業ごとのニーズに最適化しやすい
一方で、次のようなデメリットや注意点があります。
- コピー&ペーストやプロンプト入力といった手作業が発生する
- 元の文字起こし精度が低いと、生成AIの出力精度も下がる
- 外部の生成AIサービスに機密情報を入力するリスクがある
外部の生成AIを利用する場合は、自社の利用ガイドラインや、サービス側のデータ取り扱い条件を事前に確認しておきましょう。機密情報を扱う際の具体的な注意点は後述します。
方法3|AI議事録ツールで議事録を作成する
3つ目の選択肢は、その工程ごと専用のツールに預けるやり方です。具体的な操作はツールによって違うため、Google Meetの標準機能との違いと費用の考え方を中心に見ていきます。
1. AI議事録ツールとGoogle Meet標準機能の違い
AI議事録ツールは、会議の文字起こしから要約・ToDo抽出・話者識別までを自動化し、議事録作成の手間を大きく減らせる専用ツールです。Google Meetの標準機能と比べると、主に次の点で違いがあります。
- ツールによっては、専門用語への対応や話者識別、独自の精度向上技術など、議事録用途に特化した機能を備えている
- ツールによってはGoogle Meetに加えてZoom・Teamsなど複数のWeb会議に対応し、会議ツールをまたいで同じ運用をしやすい
- ワンクリック要約や項目別まとめなど、議事録運用に特化した機能が豊富
たとえばOtolioは、特許取得済みの独自技術により、顧客データや音声データをAIに学習させることなく文字起こし精度を高められるAIエージェントです。
文字起こしや議事録作成にとどまらず、会議前の準備から会議後のフォローアップまでを一貫して自動化できる点が、要約補助が中心のGoogle Meet標準機能との大きな違いといえます。
選び方や各ツールの違いを比較検討したい方は、AI議事録ツールおすすめ14選と目的別の比較も参考になります。
2. AI議事録ツール活用で得られる3つの効果
AI議事録ツールを使うと、主に次の3つの効果が期待できます。
1. 議事録作成時間の大幅削減
文字起こしから要約・整形までが自動化されるため、人が行うのは確認と編集だけになります。たとえばAGSコンサルティング株式会社では、会議中のメモ作成や会議後の音声の聞き直し作業がなくなり、議事録作成時間を約70%削減した例があります。
参考記事:会議中のメモ・会議後の音声聞き直し作業がゼロになり議事録作成時間を70%削減。Otolio導入で議事録のアウトプットの変化も実現
2. 会議への集中度向上
メモ取りから解放されるため、議論に主体的に参加しやすくなります。発言する余裕が生まれ、会議そのものの質を高めることにもつながります。利用者からも、記録に追われて会議に参加できなかったが、録音されている安心感で発言や傾聴に集中できるようになった、という声が寄せられています。
3. 情報共有のスピードアップ
会議後すぐに議事録を共有できるため、次のアクションに移るまでの時間が短くなります。決定事項やToDoが整理された状態で届くと、関係者の認識合わせもスムーズです。
3. 導入前に確認したい費用と投資対効果
AI議事録ツールは月額制や従量課金制が一般的で、会議時間・参加者数・議事録編集人数などによって費用が変わる場合があります。導入前のチェックポイントは次のとおりです。
- 料金体系と自社の会議頻度・規模とのマッチ
- 月額単価だけでなく、サポートを含めた総額と、自社に近い利用者像での実績
- 無料トライアルの有無と期間
- Google Meet以外の会議ツールへの対応
- 機密情報の学習オプトアウトの可否
- 話者識別・タイムスタンプ・用語登録など専門機能の充実度
無料トライアルの進め方には、ひとつコツがあります。何も準備せずに1回目の会議で試すと、その環境でよく使う固有名詞がまだ反映されておらず、本来の精度より低い結果で判断してしまいます。過去の議事録や製品名の一覧を先に読み込ませてから検証すると、実力に近い状態で比べられるでしょう。この考え方はTeamsで文字起こしする方法でも詳しく扱いました。
なお、ツールによっては音声データをAI学習に使わない設計のものもあります。機密性の高い会議で使う場合は、この点も確認しておくと安心です。
Google Meetで議事録を作成するときによくある3つの失敗
自動化のメリットを打ち消してしまう失敗が3つあります。先に知っておけば、どれも避けられます。
1. 文字起こしをそのまま議事録として共有してしまう
Google Meetの文字起こしやGeminiの要約を、そのまま共有してしまうのはよくある失敗です。文字起こしには認識ミスや発言の重複が含まれるため、社内外の関係者にそのまま渡すと、意図と異なる情報が伝わってしまうことがあります。自動生成された文章は必ず人が確認し、誤りや抜け漏れを修正してから共有することをおすすめします。
2. Geminiの要約が抽象的で再編集に時間がかかる
Geminiの要約は便利ですが、出力された内容が抽象的で、期待した粒度と違うケースも見られます。この場合、編集に時間がかかり、自動化のメリットが薄れてしまいます。
抽象的に感じる原因は、機能の性能だけではありません。同じ会社の中でも、議事録に求める粒度は二手に分かれます。役員会議や法務が絡む会議では発言レベルまで残したい一方、営業の商談記録や日常の定例では決定事項とToDoだけで足ります。1つの出力形式で両方を満たそうとすると、どちらの側からも物足りなく見えるわけです。用途ごとにフォーマットを分ける考え方は議事録フォーマットの作り方で整理しています。
プロジェクト進捗会議のように「決定事項」「ToDo」「担当者」を明確に残したい場合は、目的に応じたフォーマットで出力できる手段を組み合わせるとよいでしょう。
3. ChatGPTなど外部AIに機密情報を入力してしまう
文字起こし+生成AIの方法で特に注意したいのが、機密情報の取り扱いです。社外秘の内容や個人情報を含む文字起こしを、安易に外部の生成AIサービスへ貼り付けると、情報漏えいや社内規定違反のリスクがあります。機密性の高い会議では、機械学習のオプトアウトに対応したAI議事録ツールや、社内承認済みのAI環境を利用するようにしましょう。
Google Meetで議事録を作成するときの2つの注意点
どの方法を選んでも共通して効いてくる注意点が2つあります。
1. 文字起こし精度が議事録の品質を左右する
どの方法を選んだ場合でも、音声からテキストへの変換精度が最終的な議事録の品質を大きく左右します。文字起こしの精度が低いと、後の編集作業に多くの時間がかかり、効率化の目的を達成できません。
ここで見落とされがちなのが、文字起こし精度はAI側の品質だけでなく、録音時の音声品質にも大きく左右されるという点です。同じAIでも、遠くの声を1本のマイクで拾った会議と、参加者が各自のマイクで話した会議では、出てくるテキストの質がまるで違います。
うまくいかないときは、ツールの入れ替えだけでなく、録音環境にも改善余地がないか確認しましょう。具体的には、参加者にマイク付きヘッドセットの使用を推奨し、会議室ではエコーキャンセラー機能を備えたマイクやスピーカーを利用すると効果的です。
発言の重複を避け、明瞭な発音を心がけてもらうだけでも、音声認識の精度は改善します。音声品質を高める手順は、文字起こしの精度を上げる4つの方法にまとめました。
2. 利用シーンと議事録フォーマットのマッチを確認する
方法を選ぶ際は、会議の種類や目的、参加者の特性に合った方法を選ぶことが大切です。ブレインストーミング会議では、リアルタイム要約よりも発言の詳細な記録が重要になる場合があります。一方、定例会議や報告会では、要点を絞った簡潔な要約のほうが実用的です。
参加者の利用環境にも配慮が必要です。Geminiの自動メモ生成の利用可否は、会議の主催者が対応するGoogle WorkspaceエディションまたはGoogle AIプランを利用しているかどうかが基本です。社外の関係者が参加する会議では、メモの共有範囲や参加者への通知も含め、運用方法を確認しておきましょう。
まとめ|自分に合った方法でGoogle Meetの議事録作成を効率化しよう
Google Meetでの議事録作成は、会議の生産性を大きく左右する業務です。3つの方法には、それぞれ適したシーンがあります。
- Geminiのメモ作成:Google Workspace環境で完結する利便性を重視する場合に向いています
- 文字起こし+生成AI:コストを抑えつつカスタマイズ性を重視する場合に有効です
- AI議事録ツール:精度と工数削減を重視する企業の運用に適しています
Google Meetの標準機能を使う場合は、音声品質に加えて、自社のプランと自動メモ作成の既定設定を確認しましょう。
Business Standard・Business Plusでは、管理者向けの「3人以上の会議で自動メモ作成を有効にする」設定が既定でオンです。この既定設定がユーザーに反映されるのは2026年9月21日以降で、ユーザー向け設定も同日以降に順次提供される予定です。導入の初期は試しながら、自社にとって最適な運用方法を見つけていってはいかがでしょうか。
3つの方法を読み比べてみて、「結局どれが自社に合うのか」と迷う場面もあるかもしれません。会議の種類や頻度、扱う情報の機密性は会社ごとに違うため、比べ続けるより一度試したほうが判断は早く進みます。Google Meet以外の会議も含めて、議事録作成の負担を減らしたいと感じているなら、実際の会議で検証してみるのが近道です。
Otolioは、会議業務を丸ごと自動化するAIエージェントです。カレンダーに予定を入れておけばBotが自動で会議に入って録音し、90%以上の高精度な文字起こしを経て、決めておいたフォーマットの議事録まで仕上げます。会議後は、生成された議事録を確認し、必要に応じて編集するだけで進められます。Google Meetに限らずZoom・Teamsなどの各種Web会議や対面会議に対応し、要点やToDoに付いた発言時刻をクリックすれば、その場面の音声をすぐ聞き直せます。顧客データ・音声データをAI学習に使わない設計のため、機密性の高い会議でも社内で運用できます。
よくある質問とその回答
Q. 個人のGoogleアカウント(無料版)でも議事録の自動作成はできますか?
無料の個人アカウントでは、「自動メモ生成」や保存される文字起こし機能は利用できません。無料で使える字幕は会議中の内容確認には利用できますが、文字起こし機能のように会議内容をGoogleドライブへ保存するものではありません。議事録を自動で残したい場合は、対象プランまたは別の議事録作成手段を検討してください。最新の利用可否はGoogle公式ヘルプでご確認ください。
Q. Geminiのメモ作成は日本語に対応していますか?
対応しています。2026年9月時点で案内されている対応言語は、日本語を含む8言語です。会議言語を「日本語」に設定したうえで機能を開始すれば、日本語での要約・メモを生成できます。ただし1つの会議で扱えるのは1言語だけで、「自動メモ生成」は15分から8時間までの会議向けです。対応プランや機能仕様は随時更新されるため、最新情報はGoogle公式ヘルプと管理コンソールでご確認ください。
Q. 英語と日本語が混在する会議でも正確に議事録を作成できますか?
Geminiの自動メモ生成は1回の会議につき1言語にのみ対応しており、複数言語が話される会議は現在サポートされていません。英語と日本語が混在する場合は、可能であれば主要言語を1つにそろえるか、複数言語への対応を明示している別のツールを検討するとよいでしょう。
Q. どの方法を選べばよいか迷った場合、判断基準はありますか?
「コスト」「精度」「手間」「セキュリティ」の4点を基準に考えると選びやすくなります。
- 手軽さ重視:Geminiのメモ作成
- コスト重視:文字起こし+生成AI
- 精度・工数削減重視:AI議事録ツール
会議の種類や頻度に合わせて選ぶことをおすすめします。
Q. AI議事録ツールはGoogle Meet以外のWeb会議でも使えますか?
多くのAI議事録ツールは、Google Meet以外のWeb会議(Zoom・Microsoft Teamsなど)や対面会議にも対応しています。複数のWeb会議ツールを使い分けている企業では、どの会議でも同じ議事録運用ができるため、業務フローの統一に役立つといえるでしょう。導入前に対応会議ツールの範囲を無料トライアルで確認することをおすすめします。