【2026】Copilotで文字起こしはできる?手順・条件・できない4つの理由
Microsoft 365 Copilotの活用が広がっています。「Copilotで会議の文字起こしができるはず」と情報収集を始める方も増えました。
ただ、いざ試そうとすると、
- Copilotだけで音声から文字起こしができるのか
- 実際の手順はTeamsとWordで何をどう設定するのか
- 動かないときの原因はどう切り分けたらよいのか
といった疑問にぶつかる方も多いのではないでしょうか。
そのためこの記事では、Copilot周辺で文字起こしをする手順を、2026年9月時点の公式情報で整理します。主な方法は、Word・Teams・スマートフォンのCopilotアプリの3つです。加えて、SharePoint上の動画の文字起こしやCopilot NotebooksのCaptureも補足し、動かないときに確認したい4つのポイントと、Copilotだけではカバーしにくい会議まで解説します。
Copilotで文字起こしを始めるには、管理センターのポリシー、必要なライセンス、対応する音声形式の確認が先に来ます。確認事項が積み上がるほど、肝心の検証は後回しになりがちです。Otolioは会議業務を自動化するAIエージェントで、Web会議でも対面でも、録音から要約までを任せられます。設定の可否を調べる前に、自社の会議でそのまま試せます。
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Copilotに音声ファイルをそのまま渡せる?
会議を録音したm4aやmp3が手元にあり、それをCopilotに読ませたい方もいるでしょう。何度試しても読み込まれない理由から、先に説明します。
結論|渡せるのは「ファイル」ではなく「その場の音」
2026年9月時点では、Microsoft Copilotに音声ファイルを添付しても文字起こしはできません。.mp3・.m4a・.wav・.mp4のどれでも同じです。Copilotが読める添付ファイルは文書・表・PDF・画像などで、音声と動画はその一覧に入っていないためです。操作ミスではなく、仕様です。
ただし、渡せるものがもう一つあります。その場の音です。スマートフォンのCopilotアプリには録音機能があります。目の前の会話をCopilotが直接録音し、文字起こしと要約をチャットに返します。「Copilotは音を扱えない」という説明は、もう現行の仕様と合いません。
整理すると、音を文字に変える主な経路はWord・Teams・Copilotアプリの3つです。録音済みの音声ファイルはWord、対応する動画はSharePointも選択肢になります。これから話す会議なら、TeamsかCopilotアプリを使います。文字になったあとの要約・整理はCopilotが担います。この分かれ目を先に押さえておくと、条件を一つずつ確かめる作業を減らせます。
音声を扱う4つの経路と条件
Copilot周辺で音声を扱う4つの経路と、それぞれに必要な条件を並べます(2026年9月時点)。Copilot Chatへの音声ファイル添付は、文字起こしできない経路として比較に含めています。
| 方法 | 必要なライセンス | 対象になるもの | 上限・条件 | Copilotが担う役割 |
|---|---|---|---|---|
| Copilot Chatへのファイル添付 | 対象のMicrosoft 365またはOffice 365サブスクリプション(Copilot Chat)、またはMicrosoft Copilotライセンス | 文書・表・PDF・画像 | 音声と動画は添付できる形式に含まれない | 添付した文書を読んで答える |
| Wordのトランスクリプト | 有効なMicrosoft 365サブスクリプション | 録音済みの音声ファイル(.wav・.mp4・.m4a・.mp3) | Microsoft 365は月300分、Microsoft Copilotライセンスがあれば月30,000分。商用テナントのWord for Windowsが対象。Webで使うならEdgeかChrome | 文字にしたテキストを議事録に整える |
| Teamsのトランスクリプト | Teamsを含む法人向けMicrosoft 365 | Teams会議・イベントの音声 | 日本語を含む57のロケールに対応。録画と一緒にOneDriveまたはSharePointへ保存される | 会議中・会議後の要約(別途Microsoft Copilotライセンス) |
| Copilotアプリの録音(Record) | Microsoft 365 Copilot | その場の会話 | iPhone・iPad・Androidのアプリのみ。1回120分まで。管理者がテナントでオフにできる | 録音から文字起こし・要約までをCopilotが返す |
4つのうち「できない」側にあるのは、いちばん上の1行だけです。残りの3つは条件さえ満たせば動きます。ライセンス名と提供状況は変わりやすい領域のため、契約前には公式サイトで最新の内容を確認してください。
参照:File formats supported by Microsoft Copilot
名前が似たCopilotの切り分け方
「うちはCopilotが使える」と言われても、どのCopilotかで条件は変わります。
- Microsoft 365 Copilot:有償のライセンス。Word・Teams・Outlookなどの中で動き、社内のファイルやメールを参照できる
- Copilot Chat:対象のMicrosoft 365またはOffice 365サブスクリプションを持つMicrosoft Entraアカウントのユーザーが、追加費用なしで利用できる
- Teams会議のCopilot:会議の文字起こしなどをもとに要約する。Copilotを利用する参加者ごとにMicrosoft Copilotライセンスが必要
- CopilotアプリのRecord:iPhone・iPad・Android向けの録音機能。Microsoft 365 Copilotライセンスが前提
手元で感触を確かめるだけなら、Copilot Chatが始めやすい選択肢です。通常のチャットはWebの情報を中心に動き、Microsoft Copilotのように組織データ全体を自動で参照するわけではありません。
ただし、ファイルを明示的に添付・指定した場合や、Outlook内のCopilot Chat、組織データに接続したエージェントでは、権限のある社内データを参照できます。どこまで参照できるかを確認してから、社内展開の材料にするとよいでしょう。
Copilotが担う要約・整理は、標準で用意された機能のひとつです。Copilot全体で何を任せられるかを先に見ておくと、文字起こしをその中のどこに置くかが決めやすくなります。
参照:Frequently asked questions about Microsoft Copilot Chat
音声ファイルをCopilotに渡したいとき
録音済みのファイルが手元にある場合、まず検討しやすいのはWordのトランスクリプトです。文字起こししたテキストをCopilotに渡せます。映像付きの.mp4であれば、SharePointなどに保存して文字起こしを生成する方法もあります。ここでは、音声ファイルをWordで文字起こしする手順を中心に説明します。
m4a・mp3・mp4・wavはどこに入れる?
形式ごとの渡し先を表にしました。
| 形式 | 入れ先 | 注意点 |
|---|---|---|
| .m4a・.mp3・.wav | Wordのトランスクリプト | Copilot ChatやMicrosoft 365 Copilotへの添付は対象外 |
| .mp4(映像つき) | Wordのトランスクリプト | SharePointにアップロードした対応動画では、既定で文字起こしが自動生成される。OneDriveやSharePointの動画プレイヤーから文字起こしを生成することも可能 |
| .aac・.opusなど上の4つ以外 | Wordの対象外 | 対応する形式へ変換するか、別の仕組みに入れる |
| ファイルがまだない(これから話す) | Teams会議はTeamsのトランスクリプト、対面はCopilotアプリの録音 | Copilotアプリは録音専用で、手元のファイルは取り込めない |
迷いやすいのは.mp4でしょう。映像つきのファイルも、Wordのトランスクリプトは受け付けます。SharePointにアップロードした対応動画では、既定で文字起こしが自動生成されます。OneDriveやSharePointの動画プレイヤーから文字起こしを生成することもできます。同じファイルでも、保存先やテナント設定によって使える方法が変わります。
会議の音を文字にする手段は、Microsoftの外にもあります。AIで文字起こしをする方法の全体像を押さえておくと、Wordで通らなかったときの次の手を選べます。
Wordのトランスクリプトに入れる手順
手順は4つです。
- 商用テナントのWord for Windowsを開く。Webで使う場合はWord for the webを、Microsoft EdgeかChromeで開く
- 録音ファイルをアップロードする
- 文字起こしされたテキストを文書に取り込む
- そのテキストをCopilotに渡して、議事録の形に整える
使うには、有効なMicrosoft 365サブスクリプションが要ります。アップロードできる音声は月300分までです。Microsoft Copilotライセンスを持っている場合は、月30,000分まで広がります。日本語にも対応し、80以上のロケール(言語と地域の組み合わせ)が対象です。
月300分がどれくらいかは、自分の会議で数えると見えてきます。1時間の会議なら5本分です。週に1度の定例を2つ持っているだけで、月の半ばには残りが心もとなくなります。録音を後からWordに入れるやり方を主軸に据えるなら、最初にぶつかるのがこの枠です。
アップロードできないときに見る4か所
ファイルが弾かれたり、ボタンを押しても進まなかったりする場合は、まず次の4点を確認します。
- ファイルの形式:.wav・.mp4・.m4a・.mp3の4つ以外は受け付けません
- 今月の残り時間:Microsoft 365は月300分、Microsoft Copilotライセンス保有者は月30,000分が上限です
- Wordの種類とブラウザ:対象は商用テナントのWord for Windowsです。Webで使うならEdgeかChromeに限られます
- そもそもの渡し先:Copilot Chatの添付欄に入れようとしていませんか。音声は対象外です
ファイルサイズの上限を挙げる解説も見かけますが、Microsoftの公式ページに容量の記載はありません(2026年9月時点)。出所の分からない数字で判断せず、上の4つを順に確認してください。
文字にしたあとは、何に渡すか
文字起こしが出てきても、議事録はまだできていません。発言がそのまま並んでいるだけで、決まったこととToDoは埋もれたままです。ここから先の指示の出し方やつまずきどころは、Copilotで議事録を作る手順にまとめています。
社内でCopilotの活用を進めようとすると、「CopilotやGeminiがあるのに、議事録のために別のツールが要るのか」という問いが出てきます。こうした問いに答えられず、選定が止まるという相談はOtolioの商談でも繰り返し出ています。
組織の標準として据えるかどうかは、個人利用と組織標準化で変わる選び方から整理すると決めやすくなります。
会議中にその場で文字にして要約できる?
できます。ただし会議の種類で方法が分かれます。Teams会議ならTeamsのトランスクリプト、対面ならスマートフォンのCopilotアプリです。
Teams会議で文字起こしを開始する
Teams会議では、文字起こしを開始したうえで、Microsoft Copilotライセンスを持つユーザーがCopilotに「ここまでの要点は」と質問できます。会議後のintelligent recapは、Teams PremiumまたはMicrosoft Copilotの対象ライセンスを持つユーザーが利用できます。
準備は管理センターから始まります。
- Teams管理センターで「会議」から「会議ポリシー」を開く
- 対象のポリシーで「Transcription(文字起こし)」をオンにして保存する
- ポリシーを対象のユーザーまたはグループに割り当てる
- 会議中に文字起こしを開始する
つまずきやすいのは、ポリシーを誰に当てているかです。主催者と、文字起こしを始める人の両方でオンになっていないと動きません。
新しく作ったポリシーなら、最初からオンです。文字起こしはOneDriveまたはSharePointに保存されます。録画も行った場合は、録画と関連付けて保存されます。
参照:Manage transcription and captions for Teams meetings
画面上のどこを押すかまで追いたい場合は、Teamsで文字起こしをする方法で操作を細かく扱っています。
記録を残さずにCopilotだけ使う設定
会議オプションでCopilotを「Only during the meeting(会議中のみ)」に設定できます。この設定にすると、会議後に残らない一時的な音声処理データでCopilotが動きます。記録は残したくないものの、その場の要約だけ使いたい会議で選べる設定です。
ただし、組織の保持方針によっては、Copilotへの指示と応答が記録される場合があります。また、エンドツーエンド暗号化された会議では、Copilot自体を使えません。
参照:Manage Microsoft Copilot in Teams meetings and events
その場の会話はCopilotアプリで録音する
対面の打ち合わせは、スマートフォンのCopilotアプリで録音できます。Recordという機能です。録音した会話の文字起こしと要約が、そのままCopilot Chatに返ってきます。音声そのものは、OneDriveのCopilot管理フォルダに保存されます。
利用前に確認したい条件・制約は6つあります。
- 職場または学校のアカウントにMicrosoft 365 Copilotライセンスが割り当てられている
- iPhone・iPad・Androidの最新のCopilotアプリを使う(WindowsとWebは対象外)
- Copilotアプリにマイクの使用を許可する
- インターネットに接続する
- 管理者がテナントでRecordを無効にしていない
- 1回の録音は120分までで、上限に達すると自動停止する
また、Microsoftは会話を録音する前に参加者全員の同意を得るよう案内しています。Copilotが相手に録音を自動通知する機能はないため、地域の法令や社内ポリシーも確認してください。
参照:Get started with Record in Microsoft Copilot
Copilot Notebooksにも、対面の会話を記録して構造化するCaptureという機能があります。ただしWindows版はOffice Insiders Beta向けで、段階的な提供にとどまります。今の時点で、運用の主軸には置けません。
参照:Use Capture in Copilot Notebooks on iPhone and Windows
録音の方法を1つに絞れない現場は、珍しくありません。Otolioの導入を検討する企業との商談でも、Botを入れにくい対面の打ち合わせや初回の商談が残るという話が繰り返し出てきます。ICレコーダーで録った音声を後からまとめて渡したいという話も同様です。
使う前に確かめるライセンスと管理者設定
ここまでの方法は、どれもライセンスと管理者設定を前提にしています。ボタンが表示されない、要約が出てこないときは、まずこの2点を確認します。
どこまでが標準で、どこから追加ライセンスか
つまずきの多くは、どこまでに何のライセンスが要るかの勘違いです。
文字起こしだけなら、Teamsを含む法人向けのMicrosoft 365で足ります。管理センターの会議ポリシーをオンにすれば動き、CopilotもTeams Premiumも追加しなくて構いません。
止まるのはその先です。文字起こしをAIが要約する機能が、intelligent recap(画面上の表示名はRecap)です。これには、Teams PremiumかMicrosoft Copilotのどちらかが必要になります。
ただし、「Copilot」と名の付くサービスならどれでも対象になるわけではありません。Copilot ProとCopilot Chatは、ここで必要なTeams PremiumまたはMicrosoft Copilotライセンスには該当しません。
ライセンスは名前で判断せず、対応する機能で確認してください。料金やプランの区分は変更が多いため、契約前に公式サイトで最新の内容を確認してください。
参照:Intelligent recap for Teams calls, meetings, and events
どのライセンスが要るかが決まったら、次は何人分が要るかで費用が決まります。Teams会議の要約に必要なライセンスと費用は、別の記事で整理しています。
情シスが握っている3つの設定
ライセンスがそろっていても、テナントの設定で止まっていれば画面にボタンは出ません。情シスが握っているのは次の3つです。
- 会議ポリシーの文字起こし:オフなら、ユーザー側に文字起こしのボタンは表示されません
- Copilotの既定値:「会議中のみ」「会議中と会議後」「オフ」のどれを既定にするか
- Copilotアプリの録音:テナントで使えるようにするかどうか
全社で使うとなると、確認する範囲はもう一段広がります。文字起こしを許可する範囲、データの保存場所、監査ログを取得できるか、会議を主催する側の既定設定なども確認が必要です。ライセンスを買っただけでは動かないため、管理コンソール側の設定まで含めて判断します。
社内ルールを作るときは、文字起こしツールの安全性と社内ルールの決め方とあわせて詰めておくと、あとから差し戻されにくくなります。
Copilotをオフにすると録画も文字起こしも止まる
主催者がTeams会議のCopilotをオフにすると、録画と文字起こしも一緒にオフになります。「Copilotを止めたら文字起こしまで消えた」。この詰まり方の正体は、ここにあります。
要約は不要でも記録を残したい場合、Copilotを「オフ」にはしないでください。記録を残す場合は、Copilot設定をオフにせず、必要に応じて録画または文字起こしを開始します。
Copilotの枠の外に残る会議をどう埋めるか
条件を満たしても、うまく文字にならない会議は残ります。ここからは、その残りをどう扱うかの話です。
思ったとおりに文字にならないときの見直し順序
Teamsの文字起こしは日本語を含む57のロケール、Wordのトランスクリプトは80以上のロケールに対応しています。Teamsで精度が低い場合は、まず会議の「話されている言語」が実際の会話と一致しているか確認してください。Microsoftも、会議の話し言葉を正しく設定することで文字起こし精度が上がると案内しています。
そのうえで精度が足りないと感じたら、環境・設定・ツールの順で見直します。ツールを変える前に、マイクと話者の距離、周囲の雑音、話す速度を確認しましょう。文字起こしの精度を上げる方法も参考にすると、改善ポイントを切り分けやすくなります。
対面・ハイブリッドの会議は集音が壁になる
対面やハイブリッドの会議では、文字起こしの可否よりも、会議室の音声をTeamsや録音機器にどれだけ明瞭に入力できるかが課題になります。Teams会議として音声が取り込まれていれば文字起こしはできますが、会議室側の集音環境によって精度が変わります。Wordへ後から入れる場合も、その前に録音方法を決めておく必要があります。
Otolioの導入を検討する企業との商談では、会議の場所の話がよく出ます。たとえば、食堂の一角を区切った大部屋に大人数が集まり、拡声器を通して声が飛ぶ会議があります。また、スマートフォンを机に置いて録音したものの、離れた席の発言が文字にならなかったという声もあります。音が均質に録れない場面は少なくありません。
対面でCopilotがどこまで使えるかは、越えられない壁と会議に合う選び方で詳しく整理しています。
電話と他社の会議ツールは範囲外
Teams外で行う一般の電話や、Zoom、Google Meet、Webexの会話は、Teams会議のトランスクリプトの対象外です。一方、Teamsの1対1通話・グループ通話・PSTN通話には、別途通話向けの文字起こし機能があります。Teams外の会話をWordで処理する場合は、録音とアップロードの工程が必要です。
Copilotで文字起こしができるかは、会議の音をどの機能に入れられるかで大きく変わります。音を取り込む方法が1つしかない仕組みでは、会議の種類によって運用から漏れる場面が出ます。
会議ツールごとに標準機能でどこまでできるかは、Web会議の文字起こしを自動化する方法で比べられます。
会議ツールを問わず動く仕組みを探す段階に入ったら、見るところは2つです。1つ目は、音の取り込み方が複数あるかどうかです。Otolioには4つの録音方法があります。カレンダーの予定からBotが自動で参加して録音する方法、端末のマイクで対面会議を録音する方法、マイクとパソコンの内部音声をまとめて録音する方法、録音済みファイルを取り込む方法です。
2つ目は、録音してから要点とToDoが出てくるまでが1つの画面で終わるかどうかです。ツールを渡り歩く工程が残るほど、会議が増えたときの運用負荷も高くなります。
法人向けの選択肢をまとめて見たい場合は、主要な文字起こしソフトを対応会議・精度・セキュリティで比べた記事があります。
まとめ|Copilotの文字起こしは「どこに入れるか」で決まる
Copilotで文字起こしをするときは、会議の音をどの機能に入れるかを先に決めます。あわせて、必要なライセンスと管理者設定を確認します。
確認する順番は3つです。1つ目は、手元にあるのが録音済みファイルか、これから発生する会話かを見ます。ファイルならWordのトランスクリプト、これから話すならTeamsかスマートフォンのCopilotアプリが主な選択肢です。
2つ目は、その会議がTeams内かTeams外かを確認します。Teams外なら、録音方法を先に決める必要があります。3つ目は、要約まで自動化したいのか、文字起こしだけで足りるのかを決めます。要約まで求める場合は、利用する機能に応じた追加ライセンスも確認してください。
この3つを自分の会議に当てはめると、枠の中に入るものと外に残るものが分かれます。外に残った会議が何本あるかを数えてから、次に何を足すかを考えてみましょう。
「Teams会議の中は片付いた。でも、対面の打ち合わせと訪問先の商談が残る」。読み終えて、自分の会議を数え始めた方もいるかもしれません。会議の種類ごとに違う方法を覚えて使い分ける運用は、会議数や利用者が増えるほど負担が大きくなります。条件を一つずつ確かめ続けるより、複数の会議形態を同じ流れで扱える方法を試したほうが早い場合もあります。
Web会議も、対面の打ち合わせも、手元に残った録音ファイルも。Otolioは同じ流れで文字にして、要点とToDoまで自動で作ります。カレンダーに予定を入れておけばBotが会議に入り、対面ならその場で録音するだけ。ツールごとに手順を覚え直す必要はありません。累計8,000社以上でご利用いただいた実績があります。
よくある質問とその回答
Q. Copilotに音声ファイル(mp3・m4a)をそのままアップロードできますか?
できません。Microsoft 365 CopilotとCopilot Chatが受け付ける添付ファイルの形式は決まっています。そこに音声と動画は含まれていません。録音済みのファイルを文字にしたい場合は、Wordのトランスクリプトを使います。対応形式は.wav・.mp4・.m4a・.mp3の4つです(2026年9月時点)。
Q. Copilotで文字起こしは無料でできますか?
Copilot Chatは、対象のMicrosoft 365またはOffice 365サブスクリプションを持つMicrosoft Entraアカウントのユーザーなら、追加費用なしで使えます。ただし、音声を文字にする機能そのものは持っていません。Teamsの文字起こしは、Teamsを含む法人向けのMicrosoft 365があれば会議ポリシーでオンにできます。要約の自動化には、Teams PremiumかMicrosoft Copilotが別途必要です(2026年9月時点)。
Q. Microsoft 365 Copilotがなくても文字起こしはできますか?
できます。Teamsの文字起こしと、Wordのトランスクリプト(月300分まで)は、対応するMicrosoft 365環境があれば利用できます。Microsoft 365 Copilotが必要になるのは、Copilotを使った要約・議事録化や、スマートフォンのCopilotアプリのRecordです。Teamsのintelligent recapはTeams Premiumでも利用できます。
Q. 対面の打ち合わせをCopilotで文字にできますか?
スマートフォンのCopilotアプリの録音機能なら可能です。Microsoft 365 Copilotライセンスが必要で、1回120分までという上限があります。管理者がテナントでオフにしている場合は、アプリに表示されません。大部屋や離れた席の声を拾えるかどうかは、集音の環境で変わります。
Q. 日本語に対応していますか?
Teamsの文字起こしは日本語を含む57のロケール、Wordのトランスクリプトは80以上のロケールに対応しています。Teamsで文字起こしの精度が低い場合は、まず会議の「話されている言語」が実際の会話と一致しているか確認してください。