【2026年最新】ChatGPTで議事録を作成する方法|できること・できないこと、プロンプト例、AI議事録ツールとの違い
議事録の作成は、多くのビジネスパーソンが日常的に担う業務のひとつです。会議が終わるたびに録音を聞き直し、文章を整える作業は、想像以上に時間のかかるものではないでしょうか。
この記事では、
- ChatGPTで議事録を作りたいが、具体的な手順がわからない
- そのままコピーして使えるプロンプトを知りたい
- ChatGPTでどこまでできて、どこからが難しいのか整理したい
といった方に向けて、ChatGPTで議事録を作成する5つのステップとプロンプト例6選を中心に、できること・できないこと、精度を上げるコツ、セキュリティの注意点、AI議事録ツールとの違いまで、2026年6月時点の情報をもとにわかりやすく解説します。
会議後に議事録を整える作業は、終わりが見えにくいものです。「会議が終わった瞬間に、要点もToDoも整っていたら」と感じた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。まずは、その負担を軽くする選択肢を確かめてみてください。
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ChatGPTで議事録は作成できる?結論、文字起こし後の「要約・整理」に向いている
ここでは、ChatGPTで議事録が作れるのか、どんな場面に向くのかという結論から確認します。
ChatGPTはOpenAIが提供する、生成AIを活用したAIチャットサービスです。質問への回答から文章の要約、言い換えまで、幅広いテキスト処理を自動化できます。議事録づくりでは「要約・要点抽出・文章整形」に力を発揮します。
結論から言えば、ChatGPTでも議事録は作成できます。ただし得意なのは、すでに文字になった会議内容を「要約し、整理する」工程です。録音から文字起こしまでをまるごと任せる使い方には、後述するとおり制約があります。
たとえば、文字起こし済みのテキストを貼り付けて「要点と決定事項を整理して」と指示すれば、読みやすい議事録の下書きが数十秒で返ってきます。
一方で、会議音声をアップロードして文字起こしする機能(ChatGPT Record)はありますが、利用プラン・OS・録音時間・精度面に制限があるため、完全自動化には注意が必要です。向き不向きを先に整理しておきましょう。
1. ChatGPTで議事録作成が向いているケース
ChatGPTは、次のような場面で力を発揮します。
- すでに文字起こし済みのテキストが手元にある
- 短い会議メモを読みやすく整えたい
- 決定事項やToDoだけを素早く抜き出したい
- 話し言葉を、です・ます調の文章に整えたい
- 個人や少人数チームで、まず試してみたい
2. AI議事録ツールが向いているケース
一方で、次のような場面ではAI議事録ツールのほうが向いています。
- 録音から文字起こしまでを自動化したい
- 発言者の識別やタイムスタンプが必要
- チーム全体で共有・検索・管理まで行いたい
- 会議の数が多く、毎回プロンプトを打つのが負担
- 機密性の高い内容を、法人向けのセキュリティで扱いたい
どちらが優れているかではなく、用途によって使い分けることが重要です。「文字になったあとの整理」はChatGPT、「録音から共有までの一気通貫」はAI議事録ツール、という役割の違いを押さえると選びやすくなります。
議事録作成でChatGPTにできること・できないこと
このセクションでは、ChatGPTを使った議事録作成で何ができ、何が難しいのかを整理します。線引きを知っておくと、使いどころを見誤りません。
1. ChatGPTにできる3つのこと
ChatGPTが特に力を発揮するのは、「すでにある文章(テキスト情報)を加工する」工程です。会議内容のテキスト自体は、手元のメモやAI議事録ツールの自動文字起こしなどで、別途用意する必要があります。
1. 文章の要約
情報量の多い会議内容を、短く要約できます。「要約してください」と伝えるだけで、自然な要約文に変換されます。
2. 大事なポイントや決定事項のリストアップ
「決定事項を教えてください」「タスクを抜き出してください」などと伝えると、必要な情報だけを抜き出して整理してくれます。
3. 話し言葉(口語)を書き言葉(文語)に変換
文字起こしの話し言葉は、そのままでは読みにくいものです。「読みやすい書き言葉に整えてください」と伝えれば、自動で文語調に変換できます。
2. ChatGPTだけでは難しいこと
便利な一方で、ChatGPT単体では難しい領域もあります。できること・できないことを整理すると次のとおりです。
| 項目 | ChatGPTでできること | ChatGPT単体では難しいこと |
|---|---|---|
| テキストの要約 | 文字起こし済みの会議内容を要約 | ― |
| 抽出 | 決定事項やToDoを担当・期限とあわせて整理 | 発言の意図が曖昧な場合の正確な分類 |
| 文章整形 | 話し言葉を読みやすい書き言葉に変換 | 言い換え時に、すべてのニュアンスを完全に保持 |
| 録音・文字起こし | ― | 会議音声をその場で録音し自動で文字起こし(プランや環境により制約) |
| 話者識別 | 入力に「Aさん:」と明記されていれば区別 | 話者ラベルのない音声から話者を自動で識別する |
| 共有・管理 | ― | 会議をまたいだ保存・権限管理・検索可能な蓄積 |
このように、ChatGPTは「文字になった情報を整える」のは得意ですが、「音声を記録し、組織で運用する」部分は単体ではカバーしきれません。なお最終的な正確さは、人の目での確認とセットで担保されるという点も覚えておきましょう。
ChatGPT Recordとは?議事録作成に使える新しい録音機能
ここでは、ChatGPTに搭載された録音機能「ChatGPT Record」を紹介します。これまで「ChatGPTは録音できない」とされてきましたが、状況は少しずつ変わってきています。
1. ChatGPT Recordでできること
ChatGPT Recordは、ChatGPTの画面上で会議や音声メモを録音し、テキスト化できる機能です。主に次のことができるとされています。
- 会議や音声メモをChatGPT内で録音する
- 録音した音声をテキストに変換する
- 録音内容を自動で要約する
- 生成されたメモを編集・整える
- メモをメールやドキュメントなどの形式に作り直す
- 文字起こし時に複数の話者を区別する(精度にばらつきがあり、手動での修正が前提)
録音から要約までをChatGPT内で完結できる点が、これまでとの大きな違いです。
2. ChatGPT Recordの注意点・制限
便利な機能ですが、利用にはいくつかの制限があります。2026年6月時点では、おおむね次の点に注意が必要です。
- 利用できるのはPlus・Pro・Business・Enterprise・Eduのワークスペース
- 現時点ではmacOSデスクトップアプリでのみ利用可能
- 1回の録音時間は現在、最大120分(2時間)に制限されている
- 録音には参加者の同意が必要で、法令や社内ルールに沿う必要がある
- 日本語を含む英語以外の音声では、文字起こし精度にばらつきがある
- 出力された内容は、人による最終確認が前提となる
機能の対応状況は更新が早いため、利用前にOpenAI社の公式情報で最新の対応プラン・対応OS・制限を確認することをおすすめします。
参照:OpenAI公式サイト
3. ChatGPT Recordだけで議事録を完全自動化できる?
結論として、ChatGPT Recordを使えば「録音から要約まで」はかなり手軽になります。
ただし、チームでの継続的な共有、過去会議の検索、安定した話者ラベル付け、管理者権限の設定、さまざまなWeb会議ツールへの対応までを含めると、法人での運用では専用のAI議事録ツールに分があります。
つまり、個人の音声メモや単発の議事録には便利ですが、「会議業務をまるごと自動化する」段階では、まだ役割が限られるといえるでしょう。
ChatGPT・ChatGPT Record・AI議事録ツールの使い分け
3つの選択肢が出てきたので、ここで使い分けを整理します。どれを使うべきかは、何を自動化したいかで決まります。
- ChatGPT(通常):文字起こし済みのテキストを、その場で要約・整形したいとき。下書きづくりに向いています。
- ChatGPT Record:macOSの単一ユーザーで、音声メモや会議をさっと録音して要約したいとき。
- AI議事録ツール:録音から文字起こし、共有、管理までを継続的に、チーム・全社で回したいとき。
たとえば「会議メモを今すぐきれいにしたい」ならChatGPT、「自分の打ち合わせをその場で録って要約したい」ならChatGPT Record、「全社で議事録運用を標準化したい」ならAI議事録ツール、という具合に切り分けると判断しやすくなります。
ChatGPTで議事録を作成する5つのステップ
ここからは、ChatGPTで議事録を作る具体的な手順を5つのステップで見ていきましょう。文字起こし済みのテキストを整える流れを前提に解説します。
1. 会議の前提情報を整理する
まず、次の情報を整理しておくと精度が上がります。
- 会議名
- 日時
- 出席者
- 議題(アジェンダ)
- 会議の目的
前提を伝えることで、ChatGPTが文脈を理解しやすくなります。
2. 会議内容を文字起こし・メモとして準備する
ChatGPTに渡すテキストを用意します。方法は主に3つです。
- 会議中にメモを残す
- 会議後に自分で書き起こす
- Web会議システムや文字起こしソフトで自動文字起こしを行う
たとえばTeamsの会議なら、トランスクリプションやライブキャプションを使ってテキストを用意できます。
参考記事:【2026年版】Teamsで文字起こしする3つの方法|トランスクリプションとライブキャプションも解説
Google Meetを使っている場合は、字幕や録音をもとにテキスト化する方法があります。
参考記事:【2025最新】Google Meetで文字起こしする方法!文字起こし機能の解説とおすすめ文字起こしソフトを紹介
3. 文字起こしを軽く整えて精度を上げる
最低限の下準備をしておくと、ChatGPTが理解しやすくなり、議事録の精度が上がります。
- 単語だけのメモに、前後の文脈を補足する
- 「えー」「あー」など意味のない音声を削除する
- 自動文字起こしの誤変換を軽く修正する
- 話し手を「Aさん:」「Bさん:」の形式で明記する
4. ChatGPTに入力し、要約・抽出・整形する
準備したテキストを入力し、具体的に指示します。会議が長い場合は、10分ごと・議題ごとに分割して入力すると、より正確に処理できます。
代表的な指示は次のとおりです。
- 「以下の内容を要約し、重要なポイントを箇条書きにしてください」
- 「決定事項とタスクだけを抽出してください」
- 「話し言葉を読みやすい書き言葉に整えてください」
- 「議事録形式にまとめてください」
5. ドキュメントにまとめて最終チェックする
WordやGoogleドキュメントなどにまとめ、必ず次の点を確認します。
- 内容に誤りがないか
- ニュアンスがずれていないか
- 抜け漏れがないか
AIの出力は便利ですが、そのまま完成とせず、最後は人が目を通すことが大切です。必要に応じて「この部分をもっとわかりやすく」「文章のトーンを統一して」などと再修正を依頼できます。
ChatGPTで議事録を作成するためのプロンプト例6選
このセクションでは、目的別にコピーして使えるプロンプト例を6つ紹介します。まずはシンプルなものから試し、出力を見ながら指示を足していくのがおすすめです。
1. 最小プロンプト(まず試したいとき)
最初の一歩には、シンプルな指示が向いています。
以下の会議内容を要約し、決定事項とタスクを箇条書きでまとめてください。
2. 決定事項とToDoを整理したいとき
会議の結論とやることを分けて整理したいときに使います。
以下の会議内容を、次の3つに分けて整理してください。
・決定事項
・検討事項(まだ決まっていないこと)
・ToDo(内容・担当者・期限を表形式で)担当者や期限が会話内で明示されていない場合は、推測せず「要確認」と記載してください。
3. 話し言葉を議事録向けに整えたいとき
文字起こしの口語を、読みやすい文章に整えるプロンプトです。
以下のテキストを、読みやすい「です・ます調」の書き言葉に整えてください。
意味を変えずに、フィラー(えー・あー等)や言い直しは削除して構いません。
4. 社内共有用の議事録を作りたいとき
出席できなかったメンバーにも伝わる形に整えるプロンプトです。
以下の会議内容を、欠席者にも伝わる社内共有用の議事録にまとめてください。
出力は次のセクションで構成してください。・会議名/日時/出席者
・会議の概要
・決定事項
・検討事項
・ToDo(内容・担当者・期限)
・次回会議の予定
5. 商談・営業会議の議事録を作りたいとき
商談の振り返りや引き継ぎに使いやすい整理のプロンプトです。
以下の商談内容を、次の観点で整理してください。
・顧客の課題・ニーズ
・こちらからの提案内容
・顧客の懸念・反応
・決定事項
・次回アクション(内容・担当者・期限)不明な点は「要確認」と記載してください。
6. 高度な議事録を作りたい方向け|完全テンプレート
役割・目的・制約条件・出力形式まで指定する、本格的なテンプレートです。
# 命令文
あなたは議事録作成担当です。以下の[#入力文]をもとに、[#制約条件]に従いながら[#目的]に合致する議事録を、[#出力形式]で作成してください。
# 目的
出席できなかったメンバーに、会議の重要情報を正確かつ簡潔に伝えるため。
# 制約条件
[#入力文]は音声文字起こしであり、不自然な表現は文脈を踏まえて整えること
・決定事項・検討事項・ToDoを分けて整理すること
・ToDoの担当者や期限が不明な場合は、推測せず「要確認」と記載すること
・専門用語には簡単な説明を付け加えること
・読み手が理解しやすいよう、明確で簡潔な文章にすること
・確認できない事実を断定しないこと# 出力形式
●会議日時:yyyy年mm月dd日(ddd)HH時MM分
●場所:[会議場所またはオンライン]
●出席者:– 名前
– 名前●議題:
【発言者:名前】
議題:発言内容
結論:決定内容
課題:検討テーマ(必要なだけ繰り返し)
●ネクストアクション
– アクション内容:担当者 — 期限
– アクション内容:担当者 — 期限●次回会議予定日:yyyy年mm月dd日
# 入力文
(ここに会議内容を貼り付け)
より多くのプロンプトのバリエーションや出力結果の例は、専用の記事でまとめています。
参考記事:【コピペOK】ChatGPTの議事録作成用プロンプト!テンプレートや出力結果、便利ツールも紹介
ChatGPTで議事録の精度を上げる5つのコツ
プロンプトを使ううえで、出力の質を一段上げる5つのコツを紹介します。
1. 事前準備で前提を伝える
状況を具体的に伝えておきましょう。誤字脱字を直し、「○○:〜〜」のように誰が話しているかを明示すると、発言の意図や流れが明確になり、精度が上がります。
2. テキストは短く分割して入力する
長時間の会議をそのまま一括で入力すると、処理が追いつかず重要な点を見落とすことがあります。「話題ごと」「10分単位」など意味の切れ目で分割すると、各トピックの要点が整理しやすくなり、出力もブレにくくなります。
3. 繰り返しフィードバックで仕上げる
一度で完成させようとせず、人の目で確認しながら再修正を依頼すると、完成度が高まります。「ここをもっと簡潔に」など、具体的な改善点を伝えるのがコツです。
4. 出力形式を具体的に指定する
「議題ごとに要約して」「3行以内でまとめて」のように、出力の形を具体的に指定すると、狙いどおりの議事録に近づきます。「いい感じにまとめて」のような曖昧な指示は避けましょう。
5. シンプルなプロンプトから始める
最初から複雑な指示を盛り込むより、シンプルなプロンプトから始め、出力を見ながら指示を足していくほうが、結果的に早く目的の形にたどり着けます。
ChatGPTで議事録を作るときの注意点
便利なChatGPTですが、議事録に使う際は押さえておきたい注意点があります。ここで整理しておきましょう。
1. 長文は分割して入力する必要がある
ChatGPTには、一度に処理できる文字数(トークン)の上限があります。1時間以上の会議など情報量が多い場合、全文を一度に入力すると途中で切れたり、要約の精度が落ちたりすることがあります。
2. 文脈の誤解・ニュアンスのズレが起きる
文脈の取り違えや、ニュアンスのずれが起きることがあります。議事録は「共通認識を作るための正式な記録」です。最終的には人が目視で確認し、必要に応じて修正することが欠かせません。
3. モデルの特性や制限を理解しておく
ChatGPTはモデルごとに得意・不得意があります。無料プランでは使えるモデルや回数に制限があり、長文処理や詳細な要約が苦手な場合もあります。用途に応じて、有料プランの利用も検討するとよいでしょう。
AIはあくまで記録作業を効率化するアシスタントです。議事録担当を完全に置き換えるものではなく、AIが「記録」を、人が「内容の確認と判断」を担うという役割分担で使うのが現実的といえます。
ChatGPTを議事録に使うときのセキュリティと社内ルール
ここでは、会議内容という機密性の高い情報をChatGPTで扱うときの、セキュリティと社内ルールの注意点を整理します。議事録には社外秘の情報が含まれることが多いため、特に法人利用では事前の確認が欠かせません。
1. 入力するデータの取り扱いに注意する
個人情報・顧客情報・契約内容など、社外秘の情報をそのまま入力するのは避けるべきです。たとえば未公表の人事情報や取引条件などは、入力前に「外に出てよい情報か」を一度立ち止まって判断しましょう。会話の固有名詞を伏せる、要点だけを抽象化して入力する、といった工夫も有効です。
2. 社内の利用ルール・ガイドラインを確認する
企業で使う場合は、情報システム部門のガイドラインやChatGPTの利用ポリシーを事前に確認しておくと安心です。「どの会議なら使ってよいか」「どの情報は入力禁止か」をあらかじめ決めておくと、現場が迷わずに使えます。利用ルールがない場合は、まず簡単な方針を整えることをおすすめします。
3. 法人利用ではプラン・契約形態を確認する
入力データや録音モードの文字起こし・キャンバスの扱いは、プランやワークスペース種別、設定によって異なります。Business、Enterprise、Eduのコンテンツはデフォルトでモデル学習に使われないとされています。
法人での本格利用を考える場合は、データの取り扱いやセキュリティ設定が自社の基準を満たすかどうかを確認しておきましょう。最新の仕様はOpenAIの公式情報で確認することをおすすめします。
参照:OpenAI公式サイト
ChatGPT運用には限界もある|録音〜共有まで効率化するならAI議事録ツール
ここまでChatGPTの活用法を見てきましたが、実際に運用を続けると見えてくる限界もあります。このセクションでは、その限界と、補える選択肢としてのAI議事録ツールを整理します。
1. ChatGPT運用に残る手作業と限界
ChatGPTで議事録を作る流れには、いくつか手作業が残ります。
- 会議音声を別ツールで文字起こしし、テキストを用意する手間
- そのテキストをコピーして貼り付け、毎回プロンプトを打つ往復
- 話者を自分で「Aさん:」と振り分ける作業
- 機密情報を入力してよいかの都度判断
- 作成した議事録を、別のドキュメントやツールへ移して共有・保存する手間
会議の数が増えるほど、この往復は積み重なります。「文字になったあとの整理」は得意でも、「録音から共有・蓄積まで」を一気通貫で回すのは、ChatGPT単体では負担が大きいといえるでしょう。
2. AI議事録ツールおすすめ3選
そんなときの選択肢として挙げられるのが、AI議事録ツールです。ChatGPT単体でできることに加えて、会議音声の録音、自動文字起こし、Web会議への対応、議事録の保存・共有まで一貫して行えます。代表的な3つをご紹介します。
ChatGPTとAI議事録ツールの違いをさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事でカスタムGPTsとの比較まで掘り下げています。
参考記事:ChatGPTとAI議事録ツールを徹底比較|カスタムGPTsで本当に議事録作成は効率化できる?
1. Otolio

引用:Otolio
Otolioは、会議業務を丸ごと自動化するAIエージェントです。録音や文字起こしだけでなく、会議前の準備から会議後のフォローアップまでを一貫して自動化できる点が特長です。文字起こしは90%以上の高精度を実現し、最大20名までの話者を自動で識別します。
特許取得済みの独自アルゴリズムにより、機密情報をAIに学習させることなく、使えば使うほど各社に最適化された精度向上を実現します。音声を外部のAI学習に使わない設計のため、機密性の高い会議でも社内で運用しやすい点が、法人での評価につながっています。累計8,000社以上の利用実績があります。
2. YOMEL

引用:YOMEL
YOMELは、独自のAIによる音声認識技術を使った、シンプルなUIが特長のAI議事録自動作成ツールです。無料トライアルプランと複数の有料プランが用意されています。
- 独自のAIによる音声認識技術
- ワンクリックで音声をテキスト化
- セキュリティ対策に配慮した設計
3. Rimo Voice

引用:Rimo Voice
Rimo Voiceは、日本語に特化した文字起こしエンジンを採用したツールです。複数のプランから選べます。
- 日本語に特化したAIで自動文字起こし
- テキストと音声がシンクするスライダー機能
- AIが短時間で要約を作成
3. ChatGPTとAI議事録ツールの比較表
ChatGPTとAI議事録ツールの違いを、機能で整理すると次のとおりです。
| 機能 | ChatGPT | AI議事録ツール |
|---|---|---|
| 要約 | ◎ プロンプト次第で細かく調整 | ○ テンプレートで自動要約 |
| 決定事項・ToDo抽出 | ○ 指示すれば抽出 | ◎ 自動で抽出 |
| 文字起こし精度 | △ 単体では別ツールが必要 | ◎ 録音から高精度で文字起こし |
| 話者分離 | △ 入力に印があれば区別 | ◎ 発話者を自動識別 |
| タイムスタンプ | △ 入力に含まれる場合のみ | ◎ 標準で付与 |
| 一気通貫(会議前〜後) | △ 整理工程が中心 | ◎ 録音〜共有、準備〜フォローまで対応するツールもある |
| 共有・管理 | △ 別ドキュメントが必要 | ◎ 会議単位で保存・共有 |
| 法人利用 | ○ 利用ポリシーの確認が必要 | ◎ 法人向け設定が標準 |
なお、Otolioは「文字起こしソフト」や「AI議事録ツール」という枠にとどまらず、会議前の準備から会議後のフォローアップまでを担うAIエージェントです。文字起こしや議事録作成は、その自動化の一部として組み込まれています。
まとめ|ChatGPTは議事録の下書き作成に便利。会議全体を効率化するならAI議事録ツールも検討しよう
ChatGPTを活用すると「文章の要約」「大事なポイントの抽出」「話し言葉を書き言葉に変換」ができ、議事録の下書きづくりを大きく効率化できます。ただし得意なのは文字になったあとの整理であり、録音や文字起こし、話者の識別、組織での共有・管理は単体では補いきれません。
新機能のChatGPT Recordによって録音から要約までは手軽になりましたが、対応プランやOSの制限があり、会議業務をまるごと自動化する段階ではまだ役割が限られます。会議の録音から文字起こし、共有・蓄積までを一気通貫で効率化したい場合は、AI議事録ツールの活用も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
ここまで読み、自社にとってどこまでをChatGPTで賄い、どこからツールに任せるか、判断の軸が見えてきたのではないでしょうか。あとは、実際の会議で試してみるのがいちばんの近道です。文字起こしの精度も、共有のしやすさも、自社の会議で確かめてみてください。
ChatGPTは下書きづくりに便利ですが、毎回の文字起こし準備やコピペの往復は手元に残ります。Otolioなら、録音から文字起こし、要点整理までを自動で引き受け、その手作業ごと手放せます。機密性の高い会議の自動化を考えている方も、議事録以外の会議前・中・後の業務を効率化したい方も、まずは自社の会議でそのまま試せます。
よくある質問とその回答
Q. ChatGPTに音声をアップロードして議事録を作成できますか?
2026年6月時点では、無料プランで音声ファイルを直接アップロードして文字起こしする使い方は現実的ではありません。別の文字起こしツールでテキスト化してからChatGPTに入力するのが基本です。なお、一部の有料プランで使えるChatGPT Recordは録音・文字起こしに対応していますが、対応プランやOSに制限があります。
Q. ChatGPTだけで議事録を完全に自動化できますか?
不可能ではありませんが、現時点では限定的です。ChatGPT Recordで録音から要約まではできるものの、対応プラン・OS・録音時間の制限があります。文字起こしから共有・蓄積まですべてを自動で回したい場合は、AI議事録ツールのほうが向いています。
Q. ChatGPT無料版ではどこまでできますか?
無料プランでも、要約・箇条書き抽出・文体変換などの文章加工は十分に活用できます。一方で、利用できるモデルや回数には制限があります。より高い精度や長文処理を求める場合は、有料プランの利用も検討してください。
Q. 機密情報を含む会議でChatGPTを使っても大丈夫ですか?
社外秘の情報をそのまま入力するのは避けるべきです。法人利用では、情報システム部門のガイドラインや利用ポリシーを事前に確認し、入力してよい情報の範囲を決めておくことをおすすめします。機密性の高い会議を扱う場合は、データを外部のAI学習に使わない設計のツールを選ぶと安心です。