文字起こし

Macで文字起こしする3つの方法!音声入力を活用して作業を楽にする

皆さんは普段の業務で、誰かの発言を書き起こす作業・業務はありますか?どのような業種・職種のお仕事であっても、会議の議事録作成やインタビュー原稿の作成など、文字起こしをするシーンは多いですよね。

手作業での文字起こしは、とても負担が大きな作業です。発言する人の話し方や声量、書き起こすトピックによっては何度も聞き直しが発生したり、わからない単語が出た場合の確認など、時間がかかってしまうのは当然です。

そのような作業を楽にしたい、そのような方のために、自動で文字起こしができるツールやサービスがあります。

本記事では、Mac PCを利用するユーザー向けに、自動で文字起こしをする方法をご紹介します。

今すぐ無料で試せるものから精度重視のものまで幅広く紹介するので、目的に合わせて試してみてください。

Macで文字起こしをする3つの方法

Macユーザーでも効率良く文字起こしできる方法が増えてきており、無料で利用が可能な「Pages」や「Googleドキュメント」での音声入力機能を利用する方法、「文字起こしツール」を利用するなどがあります。

有料と無料でたくさんの製品がありますが、文字起こしを行うためには本来原価がかかるものではありますので、有料ツールのほうが文字起こし精度が高い傾向があることをお伝えしておきます。その理由は後ほどご紹介しますので最後までぜひお読みください。

①Mac OS標準搭載アプリケーション「Pages」を使う

Pagesは、Macに標準搭載されている文書作成アプリです。PagesはWindowsが提供しているWordと違い、無料かつ手軽に利用することができます。

Pagesの「音声入力」という機能を活用することで、文字起こしを行うことが可能です。

「音声入力」は、パソコンやスマホのマイクで拾った音声を自動で文字起こしする機能です。音声入力を起動しながら会議などで利用すると、リアルタイムに文字起こしがされますので、文字起こしツールとして活用できます。

Pagesを使った文字起こし方法
  1. Pagesを開き、画面上部の「編集」メニューをクリック
  2. 「音声入力」を選択する
  3. 画面にマイクが表示されるので、マイクに向かって発言することで文字起こしされる

②Googleドキュメントを使う

Googleドキュメントの「音声入力」という機能を活用することで「音声の文字起こし」を行うことが可能です。

「音声入力」は、パソコンやスマホのマイクで拾った音声を自動で文字起こしする機能です。音声入力を起動しながら会議などで利用すると、リアルタイムに文字起こしがされますので、文字起こしツールとして活用できます。

Googleドキュメントを使った文字起こし方法

  1. Googleドキュメントを開き、上部にある「ツール」をクリック
  2. 「音声入力」を選択しクリックするとマイクのアイコンしたものが表示される(⌘+Shift+S のショートカットもあります)
  3. マイクをクリックすると、リアルタイムで文字起こしが開始される

【注意】Web会議の音声を文字起こしするためには、仮想オーディオが必要

PagesやGoogleドキュメントによる文字起こし方法をお伝えしましたが、どちらもマイクからの音声だけを文字起こしする方法です。

Youtubeの音声や、Web会議に参加している人の発言をMacで文字起こしするためには、仮想オーディオデバイスのインストールと事前設定が必要です。

仮想オーディオを設定するアプリケーションはいくつかありますが、M1チップ製品が出てから使えなくなるなどもあるので、あくまでも執筆時点(2022年10月)で無料利用ができるオススメ「BlackHole」をご紹介します。

BlackHoleのインストール画面

「BlackHole」は、macOS上にあるアプリケーションからほかのアプリケーションへ音声を転送できるソフトウェアです。BlackHoleを使うことで、PagesやGoogleドキュメントからYoutube音声やWeb会議に参加している人の発言も文字起こしをすることが可能になります。

ただし、OSアップデートなどにより使えなくなる可能性があること、設定方法がとても複雑であることなどのデメリットもありますので、自己責任でご利用を検討ください。

インストールはこちらから:https://existential.audio/blackhole/

③文字起こしツールを使う

文字起こしツールは、文字起こしすることをメインの機能として提供していることもあり、精度や使い勝手がとてもよいものが多くあります。以下に特徴を3つほどご紹介します。

特徴1:精度が高い

各社が提供する文字起こしツールは、文字起こし結果の正誤率を高めるための機能を用意していることがほとんどです。

たとえば、専門用語などを認識させやすくするような用語登録のような機能、「あの」や「ええ」などのフィラー除去を行う機能などがあります。

そういった機能を使いこなすことで、Googleドキュメントの文字起こし結果よりも精度の向上が見込めます。

特徴2:Web会議ツールとの連携できる

先程ご紹介したような、仮想オーディオを設定する必要なく、Web会議に参加している人の発言も文字起こしをすることが可能です。文字起こしツールによって、対応しているWeb会議ツールが異なりますのでよく確認しましょう。

特徴3:話者の判別ができる

文字起こしツールの多くでは、様々な方法で発言者を区別したり、特定したりすることができます。こちらも文字起こしツールによって、いろんな方法で話者の判別を行っていますので、ご利用シーンを明確にして最も適切な判別方法を選びましょう。

少しでも手間を省くなら文字起こしツールがおすすめ

ご紹介した文字起こしツール含め、ツールによって機能が異なったり、提供する機能にも細かな違いがあり用途によって相性の良し悪しがありますので、目的に合わせて自分に合ったものを選びましょう。

もし文字起こしツールを使ったことがなく、何が合うかわからないという方は下記の基準を参考にしてみてください。

①Web会議ツールと連携できるか

リモートワークが普及したことにより、会議の大部分がWeb会議に移行された企業も多いと思います。そのため、ZoomやMicrosoft Teams、Google MeetなどのWeb会議ツールと連携できるかは文字起こし業務を効率化する大きな物差しになりますので、この点についてもしっかり確認するようにしましょう。

また、Web会議参加者の音声を文字起こしする方法は、ツールによってバラバラです。

ほとんどのツールでは、参加者にアカウントを配布したり、その会議限定のゲストアカウントを付与して、全員に使ってもらうなどをすることで文字起こしできるものなどが多数です。

そのため、ただ連携できるだけでなく、どのように文字起こしができるのかも確認するようにしましょう。

②その他の機能にどのようなものがあるか

文字起こし以外にもどのような機能が備わっているのかによって、業務効率化を更に促進できるので、ぜひそのポイントも抑えるようにしましょう。例えば、以下の機能が備わっていると利便性の向上に寄与することが多いので、要確認が必要です。

  • 翻訳機能
  • 話者の識別機能
  • 録音/再生機能
  • モバイル対応
  • その他に業務効率につながる追加機能があるかどうか(同時編集機能など)

③セキュリティ機能があるか

セキュリティに関する意識も高まったことで規定が厳格な企業も増えており、現時点で所属している企業で明確な規定がなくとも、今後厳格化する可能性は高いです。

そのため、IPアドレス制限や他要素認証など、セキュリティ対策に対応できる機能を搭載したツールを選定することは、長い目で見て効果が大きいです。

まとめ

それらのポイントを全て満たしているのが「スマート書記」です。
スマート書記は、単純な文字起こしツールではなく、文字起こし機能も活用しながら、まとめ型や発言形式の議事録など、様々な形式の議事録作成を省力化できるサービスです。

文字起こしにも効率化・自動化できる機能を用意していますので、気になった方はぜひお問い合わせください!14日間の無料トライアルも実施中です!

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この記事を書いた人
スマート書記ブログチーム

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