無料で使えるAI議事録ツール8選|無料枠の条件と有料に切り替える目安
会議が終わってから議事録を書く時間を、少しでも短くしたい。そう考えたとき、最初に探すのが無料で使えるAI議事録ツールです。
ただ、調べ始めるとすぐに手が止まります。
- 「無料」と書かれていても、ずっと無料で使えるのはどれなのか
- 自分の会議の量で、無料の枠に収まるのか
- 無料のまま会社の会議に使ってしまってよいのか
そのためこの記事では、無料の3つの型と8つのツールの無料枠を2026年10月時点の条件で整理しました。無料のまま続けるか、有料に切り替えるかを判断できる形にしています。「お金を払う前に、どこまで無料でいけるか見極めたい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
定例会議、打ち合わせ、商談。会議が終わるたびに録音を聞き直して文章に起こす作業は、もう必要ありません。Otolioはカレンダーに予定を入れておくだけで会議に自動で参加して録音し、終わると要点とToDoを決めた書式で出します。14日間の無料トライアルでは、10時間相当の会議をユーザー数の制限なしで試せます。
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AI議事録は無料でどこまで使える?
AI議事録を無料で試す方法は、3つの型に分けられます。月ごとの利用枠で継続利用できる「実用型」、期間や利用時間が限定される「お試し型」、Web会議ツールの付属機能や汎用の生成AIで代用する「代用型」です。
たとえばNottaのフリープランは月120分まで、1回の文字起こしは3分までとなっています(2026年10月時点)。週2回・1時間の定例会議なら、4週間で8時間です。月によっては8時間を超えるため、無料枠の上限と照らし合わせる必要があります。
無料プランで対応できる会議の長さや人数は、ツールによって異なります。1回3分までのNottaに対し、LINE WORKS AiNoteは1回60分まで利用できます。
Otolioが実施した250件以上の導入企業アンケートでは、議事録作成に時間を取られるという悩みが最も多く挙がりました。
「議事録の作成に時間が取られて本業が進まない」「会議の数に議事録が追いつかない」という回答が挙がっています。無料枠が会議の長さや利用人数に合わなければ、結局手作業が残ることもあります。費用だけでなく、どれだけ作業時間を減らせるかも確認しましょう。
1. 実用型|無料プランのまま使い続ける
期間の定めがなく、無料で使い続けられるのが実用型です。ただし、ツールによっては月に使える時間や1回あたりの長さ、利用人数などに上限があります。
上限は思っているより手前にあります。たとえば1回3分という上限のツールでは、会議をまるごと記録する使い方はできません。1回の文字起こしが3分までなら、短い音声の文字起こしや通話のメモなどに用途が限られます。
- 足りる会議:ツールごとの1回・月間の上限に収まる短い打ち合わせや、個人用のメモ
- 足りない会議:選んだツールの1回あたり・月間の文字起こし上限を超える会議
無料プランでも複数人で利用できるツールはありますが、共有・管理機能やセキュリティ設定の一部が有料プランに限られる場合があります。組織で利用する際は、利用人数の上限だけでなく、業務に必要な機能が無料プランに含まれているか確認しましょう。
2. お試し型|期間・利用時間の範囲で試す
お試し型は、一定の期間または利用時間の範囲で有料機能を試せるサービスです。無料で使える期間や時間枠、機能の制限はサービスによって異なります。継続利用には有料契約が必要になる場合もあります。
一部の無料トライアルでは、有料プランと同等の機能を使って普段の会議を試せます。文字起こしの精度は、会議室の環境、参加人数、話し方、専門用語の多さで変わります。自社の会議で試さないかぎり、実際にどれだけ手直しが残るかは分かりません。
- 足りる会議:有料にするかどうかを決めるための検証。実際に使う人数で、普段の会議を数回通したい場合
- 足りない会議:期限のあとも無料で使い続けたい場合
3. 代用型|Web会議ツールや汎用生成AIで済ませる
Zoom、Microsoft Teams、Google Meetでも、契約プランや設定に応じて文字起こし・AI要約機能を利用できる場合があります。Zoomのベーシックプランには月3回のAIノート作成機能が含まれています。
一方、Google Meetの文字起こし機能は対象のGoogle Workspaceエディションなどで利用できます。もう一つは、文字起こしの結果をChatGPTなどの生成AIに貼り付け、議事録の形に整えるやり方です。
「ChatGPTやCopilotで議事録は作れるのでは?」という問いは、Otolioの商談でも検討している方からたびたび出ます。単発の要約であれば、汎用の生成AIでも成立します。差が出るのは3つです。文字起こしそのものの精度、録音・文字起こし・要約でツールを行き来する手間、会議の記録が組織に残り続けるかどうかです。
この3点の違いは、ChatGPTと専用ツールで議事録を作ったときの差で機能・精度・運用の観点から詳しく比べています。
- 足りる会議:既存のWeb会議ツールの契約プランで、必要な文字起こしや要約機能を利用できる場合
- 足りない会議:既存ツールでは専門用語を正しく文字起こしできない場合や、必要な検索・管理機能を利用できない場合
自分の会議に合う型を選ぶ早見表
ここまでの3つを、自分の会議に当てはめます。見るのは、会議の量(週に何回・1回何時間)、使う人数、機密性の3つです。
| 自分の会議 | 合う型 | 理由 |
|---|---|---|
| 1回・月間の無料枠に収まる少量の会議を記録する | 実用型 | 月の上限と1回の上限の内側に収まる |
| 週1回、1時間前後。自分ひとりで使う | 実用型の条件を比較し、足りなければお試し型で検証する | 4週間で4時間。LINE WORKS AiNoteなど、無料枠に収まるツールもある |
| 週2回以上。複数人で記録を共有する | 実用型の月間枠・共有機能を確認し、不足する場合はお試し型で検証する | 無料プランでも複数人に対応するものがあるが、全員の利用時間が共通の月間枠に収まるか確認する |
| すでに契約しているWeb会議ツールの範囲で済ませたい | 代用型 | 契約プランに文字起こし機能が含まれていれば、別途ツールを契約せずに記録を残せる |
| 経営会議・人事・商談など社外に出せない会議 | 無料・有料を問わず安全性を確認する | 利用規約と管理機能を確認し、組織のセキュリティ要件を満たすプランを選ぶ必要がある |
計算はその場でできます。週2回・1時間の定例なら、4週間で8時間です。LINE WORKS AiNoteの月300分という無料枠は超えますが、実際に使える時間はツールごとに確認する必要があります。
手元のスマートフォンだけで録りたい、という条件から選びたい場合は、議事録作成アプリの比較が参考になります。
無料で使えるAI議事録ツール8選
無料プランのまま使える実用型は3つ、本番に近い条件を試せるお試し型は5つあります。並べる軸は「無料枠がどこまでか」の1点にしぼっています。
※2026年10月時点の情報です。無料条件・料金は変更される場合があるため、必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。公式サイトで確認できなかった項目は、推測で埋めず「公式サイトで要確認」と記載しています。
実用型|無料プランのまま使えるツール3選
期間の定めなく無料で使い続けられる3つです。上限の数字を、自分の会議時間と見比べてください。
1. Notta

引用:Notta
Nottaのフリープランは、月120分まで、1回の文字起こしは3分までという上限で使えます。クレジットカードの登録は不要で、使えるのは1アカウントのみです。1回3分という上限があるため、会議をまるごと記録する用途には向きません。録音済みの短い音声をテキストにする使い方であれば、費用をかけずに続けられます。
- 月に使える時間:120分
- 1回あたりの上限:3分
- 使える人数:1アカウント
- そのほかの無料枠:ファイルの取り込みは月50件、AI要約は月10回まで
- データの扱い:公式サイトで要確認
- 有料の目安:プレミアム月1,185円から、ビジネス月2,508円から(年間プラン・割引適用時)
サービスサイトURL:Notta公式サイト
2. LINE WORKS AiNote

LINE WORKS AiNoteのフリープランは、最大30人で月300分の文字起こし枠を共有して利用できます。1回あたりの上限は60分です。ただし、無料プランではAI要約とWeb会議の録音機能は利用できません。また、音声データをサービス改善やAI技術の性能向上に使用する場合があります。有料プランでは学習利用がないため、業務で扱う情報に応じてプランごとの条件を確認してください。
- 月に使える時間:300分(全利用者で共有)
- 1回あたりの上限:60分
- 使える人数:最大30人
- データの扱い:無料プランは音声データをサービス改善とAI技術の性能向上に利用する場合があると記載。有料プランは学習利用なし
- 有料の目安:チーム月19,800円から(年契約)。月6,000分・1回360分で、ユーザー数の制限なし
サービスサイトURL:LINE WORKS AiNote公式サイト
3. ユーザーローカル音声議事録システム

株式会社ユーザーローカルが無償で提供している音声議事録システムです。ブラウザから利用でき、会議中の音声は保存されないと明記されています。また、記録されたテキストデータは削除でき、取得データをサービス以外の目的には使用しないと案内されています。業務で利用する際は、これらの条件に加えて、自社が求めるセキュリティ要件を満たすか確認してください。
- 月に使える時間:公式サイトで要確認
- 1回あたりの上限:公式サイトで要確認
- 使える人数:公式サイトで要確認
- データの扱い:会議中の音声は保存されず、記録テキストは削除可能。取得データをサービス以外の目的には使用しないと記載
- 有料の目安:有料プランなし
サービスサイトURL:ユーザーローカル音声議事録システム公式サイト
お試し型|本番に近い条件で試せるツール5選
続いて、有料機能を無料トライアルで試せる5つのサービスを紹介します。確認したいのは、無料の利用期間・時間枠・利用人数です。普段の会議を実際に使う人数で試せるかどうかも比較しましょう。
1. Otolio

引用:Otolio
Otolioは、会議業務を丸ごと自動化するAIエージェントです。無料プランはなく、14日間の無料トライアルで試す形になります。10時間相当の会議を、ユーザー数の制限なしで記録できます。普段の会議を、実際に使う人数のまま何度か通せる点で、この型のなかでは条件がゆるやかです。文字起こしの精度は90%以上と公表しています。データをAIの学習に使わずに精度を高める仕組みについては、2024年から2025年にかけて特許を取得しています。
- 無料で使える範囲:14日間の無料トライアルで10時間相当の会議(最短で翌営業日から)
- 1回あたりの上限:詳細はお問い合わせ
- 使える人数:ユーザー数の制限なし
- データの扱い:入力したデータをAIの学習に使わない
- 有料の目安:初期費用とAIクレジット(使った分だけ消費する月々の利用枠)。人数課金ではないため、利用者が増えても料金は上がらない
サービスサイトURL:Otolio公式サイト
2. AI議事録取れる君

引用:AI議事録取れる君
7日間の無料トライアルがあります。公式サイトでは、直接申し込む場合はクレジットカードの登録が必要ですが、無料トライアル・デモ・導入相談経由ではカード登録なしで試せると案内されています。ISO27001を取得していて、データはAIの学習に利用しないと明記しています。有料は月3時間のお試しプランから月100時間のプランまで段階が分かれていて、上限を超えた分は従量課金です。
- 無料で使える範囲:7日間の無料トライアル(カード登録の要否は申込経路により異なる)
- 1回あたりの上限:公式サイトで要確認
- 使える人数:公式サイトで要確認
- データの扱い:AIの学習に利用しないと明記(ISO27001取得)
- 有料の目安:お試しプラン月1,380円(税抜・月3時間)から。月10時間は5,800円、月100時間は47,000円(いずれも税抜)
サービスサイトURL:AI議事録取れる君公式サイト
3. toruno

引用:toruno
株式会社リコーが提供する文字起こし・議事録作成ツールです。法人向けには、全機能を試せる3週間の無料トライアルが用意されています。有料は月30時間からの時間制で、初期費用はかかりません。個人向けには「toruno パーソナル」があり、累計3時間分の記録・文字起こしが無料で使えます。無料枠を超えても、自動で有料プランに切り替わることはありません。
- 無料で使える範囲:法人向けは3週間・最大30時間の無料トライアル。個人向け(toruno パーソナル)は累計3時間の記録・文字起こしが無料
- 1回あたりの上限:公式サイトで要確認
- 使える人数:公式サイトで要確認
- データの扱い:音声データ・文字起こし結果ともにAIの学習に利用しない
- 有料の目安:文字起こしのみのtorunoビジネスは月30時間9,000円から、AI要約付きは月30時間27,000円から(いずれも税抜)。初期費用0円、超過分は従量課金
サービスサイトURL:toruno公式サイト
4. YOMEL

引用:YOMEL
会議の開始時にボタンを押すだけで、対面会議とWeb会議の録音から要約までを行う議事録ツールです。Botの入室やURLの発行が要らないため、会議のたびの設定は少なく済みます。公式サイトでは10時間分の無料体験が案内されており、有料プランは月30時間・28,000円(税抜)からです。無料体験の有効期間は公式サイトで確認してください。
- 無料で使える範囲:10時間分の無料体験(有効期間は公式サイトで要確認)
- 1回あたりの上限:公式サイトで要確認
- 使える人数:公式サイトで要確認
- データの扱い:公式サイトで要確認
- 有料の目安:スタータープラン月28,000円から(月30時間・税抜)
サービスサイトURL:YOMEL公式サイト
5. Rimo

引用:Rimo
Rimo合同会社が提供するAI議事録ツールです。会議のデータはAIの学習に使わないとしており、ISO27001とISO27017を取得しています。プロプランとチームプランでは、1週間の無料トライアルを利用できます。また、文字起こしのみのプランでは音声60分の無料トライアルが用意されています。
- 無料で使える範囲:プロ・チームは1週間の無料トライアル。文字起こしのみのプランは音声60分まで
- 1回あたりの上限:公式サイトで要確認
- 使える人数:公式サイトで要確認
- データの扱い:AIの学習に使わない(ISO27001・ISO27017取得)
- 有料の目安:プロ月4,950円、チーム月6,600円。11アカウント以上は要見積もり
サービスサイトURL:Rimo公式サイト
無料条件の比較表(2026年10月時点)
8つの無料枠を、同じ物差しで並べます。Otolioは会議業務を丸ごと自動化するAIエージェントで、議事録の作成はその一部です。無料で試せる条件を同じ軸で見比べられるように、同じ表に載せています。
| ツール名 | 無料の型 | 無料期間・利用枠 | 1回あたりの上限 | 使える人数 | データの扱い | 有料の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Notta | 実用型 | 120分/月 | 3分 | 1アカウント | 公式サイトで要確認 | プレミアム月1,185円から |
| LINE WORKS AiNote | 実用型(AI要約なし) | 300分/月(共有枠) | 60分 | 最大30人 | 無料は音声データを改善・性能向上に利用する場合あり。有料は学習利用なし | チーム月19,800円から |
| ユーザーローカル音声議事録システム | 実用型 | 公式サイトで要確認 | 公式サイトで要確認 | 公式サイトで要確認 | 音声は保存されず、記録テキストは削除可能。取得データをサービス以外の目的には使用しない | 有料プランなし |
| Otolio | お試し型(会議業務を自動化するAIエージェント) | 14日間で10時間相当 | 詳細はお問い合わせ | 制限なし | AIの学習に使わない | 初期費用とAIクレジット(人数課金なし・個別見積もり) |
| AI議事録取れる君 | お試し型 | 7日間 | 公式サイトで要確認 | 公式サイトで要確認 | AIの学習に利用しないと明記 | お試しプラン月1,380円(税抜・月3時間)から |
| toruno | お試し型 | 法人向けは3週間・最大30時間 | 公式サイトで要確認 | 公式サイトで要確認 | AIの学習に使わない | 文字起こしのみ月9,000円〜/AI要約付き月27,000円〜(各30時間・税抜) |
| YOMEL | お試し型 | 10時間分の無料体験 | 公式サイトで要確認 | 公式サイトで要確認 | 公式サイトで要確認 | 月28,000円から(月30時間・税抜) |
| Rimo | お試し型 | プロ・チームは1週間。文字起こしのみは音声60分 | 公式サイトで要確認 | 公式サイトで要確認 | AIの学習に使わない | プロ月4,950円から |
※2026年10月時点の情報です。無料条件・料金は変更される場合があるため、必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
比較表では、まず「無料期間・利用枠」と「1回あたりの上限」を確認してください。月間の利用枠がある場合は、自分の会議の長さと回数から必要な時間を計算し、上限に収まるか確かめます。トライアル型では、無料の利用期間と時間枠の両方を確認しましょう。
無料のままでいいのは、どんな会議ですか?
無料で使い続けやすいのは、会議の長さと月間利用量が各サービスの無料枠に収まり、必要な機能も無料プランに含まれている場合です。個人用のメモや短時間の打ち合わせが中心なら、無料でも対応できることがあります。一方、次の3点が気になる場合は、有料プランも比較してみましょう。
1. 有料を考えるサイン|手直しが毎回残る
無料でできる範囲を試したのに、出てきた文字を直す時間が毎回残ります。これが最初のサインです。
コクヨ株式会社では、約2時間の会議に対して議事録の作成に4時間以上かかっていました。Web会議ツールに文字起こし機能が備わってからも、約3時間はかかっていたといいます。社内の専門用語が正しく変換されず、修正に時間を取られていたためです。全国の拠点から参加する会議で、拠点ごとに1つのマイクで集音していたため、誰の発言かを特定する作業も残りました。専用のツールに切り替えた結果、議事録の作成は約30分になり、90%の削減につながっています。
型番や製品名といった社内の専門用語は、無料・有料にかかわらず誤変換が起きる場合があります。誤変換を直す時間が毎回30分かかるなら、それは金額には出てこないコストです。
参考記事:専門用語が多い会議の議事録作成時間を90%削減。Web会議ツールとOtolioの文字起こしの違いとは
2. 有料を考えるサイン|会議の量と人数が読めなくなる
2つ目のサインは、会議の数と使う人が増えて、どれだけ使うか自分でも読めなくなることです。
無料プランには月間利用時間の上限が設けられているものがあり、無料トライアルでは期間や総利用時間に制限がある場合があります。会議が増える月には、想定していた無料枠を超えることもあります。利用量が変動する場合は、追加料金やプラン変更の条件も確認しておきましょう。
Otolioの商談でも、「最小のプランでは足りないが、大きなプランを契約するほどではない」「長期休暇のある月はほとんど使わない」といった声が聞かれます。契約前に自社の利用量を正確に見積もるのは難しいという悩みです。
ここで「とりあえず大きめのプランにしておく」と決めると、使い切れなかった分がそのまま無駄になります。順番を逆にしたほうが安全です。まず最小の構成で始めて、足りない分を後から足せるかどうかを先に確かめます。月によって使う量がぶれることを前提にした料金なら、読めないまま契約しても損をしにくくなります。
3. 有料を考えるサイン|機密性の高い会議を扱い始める
3つ目のサインは、機密性の高い会議を記録するようになることです。経営会議や人事関連の会議、取引先との商談には、機密情報や個人情報が含まれる場合があります。外部サービスへの音声のアップロードが認められているか、所属組織のルールを確認する必要があります。
無料のツールのなかには、入力データの学習利用や保管場所について、公開情報だけでは十分に確認できないものもあります。機密性の高い会議で使う場合は、利用規約やデータ管理の条件を確認し、自社のセキュリティ要件を満たすプランを選ぶ必要があります。
切り替えるときは月額より総額で比べる
無料を抜けると、次は有料プランの比較になります。このとき月額の数字だけを並べると、あとから費用が膨らみます。説明会や活用の支援、問い合わせ対応が基本料金に含まれず、別料金になっているツールがあるためです。
有料プランを比べる際は、サポート費用だけでなく、利用人数や担当者のITスキルも考慮してください。少人数でも、必要な機能や管理体制が不足していれば運用に支障が出る場合があります。利用者が多い組織では、導入時の問い合わせ対応や操作説明にかかる負担も確認しましょう。
精度を比較する際は、公表されている認識率だけでなく、自社の会議で実際にどの程度正しく文字起こしできるかを確認してください。専門用語への対応や、継続利用による精度改善の仕組みも比較すると判断しやすくなります。
合わせ方はツールによって違い、用語を登録する方式もあれば、過去の記録を参照して登録なしに精度を上げる方式もあります。有料も含めて本格的に比べ直す段階に来たら、AI議事録ツールの選び方と目的別の比較にまとめています。
無料のAI議事録ツールを業務で使うときの注意点
無料は手軽に始められます。その手軽さが、業務で使うときにはそのまま落とし穴になります。使い始める前に、次の4点を押さえてください。
1. 無料と有料でデータの扱いが変わることがある
同じツールでも、無料プランと有料プランで、入力した音声の扱いが違う場合があります。「サービスの改善およびAI技術の性能向上のために音声データを利用する場合がある」と無料プランに記載するツールがあります。同じツールの有料プランは、学習利用なしと明記しています。
「このツールは学習に使わない」と確認したつもりでも、読んだのは有料プランの説明だった、という取り違えが起きやすいのです。確認するときは、無料プランの条件が書かれた箇所を自分の目で見てください。見るのは3点です。入力したデータが学習に使われるか、データがどこに保管されるか、通信と保管が暗号化されているか。
2. 会社の許可なく会議音声を入れない
自分で見つけた無料ツールを、そのまま職場の会議で使いたくなります。会社の許可なく会議の音声を外部のツールへ入れる行為は、組織が把握していないAI利用、いわゆるシャドーAIにあたります。会議の音声には取引先の情報や未公開の数字が含まれるため、後から問題になることもあります。
業務で使うなら、情報システム部門や上長に確認し、組織として認められた範囲で使ってください。確認する項目と、組織としての整え方はAI議事録のセキュリティで確認すべきことで詳しく解説しています。
3. 無料トライアルでは複数の会議で精度を確かめる
文字起こしの精度は、録音環境や参加人数、専門用語の多さによって変わります。また、ツールによっては過去の記録の参照など、継続利用によって精度を改善する仕組みがあります。無料トライアルでは、できるだけ異なる会議条件で試し、誤変換の傾向や手直しにかかる時間を確認してください。
4. 無料でも手直しの時間というコストが残る
無料と有料を比べるときは、手直しにかかった時間を人件費に換算し、利用料とあわせて総コストを比較してください。作業時間を減らせるなら、有料プランのほうが結果的に安くなる場合もあります。
まとめ|無料枠の条件を確認し、自分に合う使い方を選ぶ
無料でAI議事録を作成する方法は、大きく3つに分かれます。月間の利用枠の範囲で継続利用できる実用型、期間や利用時間枠が限られたお試し型、Web会議ツールや生成AIを活用する代用型です。自分の会議の量や利用人数、必要なセキュリティ条件に合わせて選んでください。
判断するときは、まず週の会議回数と1回の長さから月間利用時間を見積もり、無料プランの1回・月間上限と照らし合わせます。次に、手直しにかかる時間と、共有・管理に必要な機能を確認してください。機密性の高い会議では、会社の利用ルールやデータの取り扱いを確認し、必要な要件を満たすプランを選びましょう。
無料で試す時間は、費用を抑えるだけでなく、どこまで作業を自動化でき、どれだけ手直しが減るかを見極める機会でもあります。その測り方を決めてから、普段の会議で試してみてはいかがでしょうか。
ここまで読んで、無料のまま使い続けるか、有料に切り替えるか迷っている方もいるでしょう。判断するには、利用料金だけでなく、自分の会議で必要な機能を使えるか確かめることが大切です。無料枠の条件を確認したうえで、普段の会議を実際に試してみましょう。
無料で試すときに知りたいのは、自分の会議で手直しがどれだけ残るかです。Otolioはカレンダーの予定から会議に自動で参加して録音し、終わると要点とToDoを決めた書式で出します。14日間のトライアルは10時間相当の会議まで、ユーザー数の制限はありません。実際に使う人数のまま、普段の会議を何度か通せます。累計8,000社以上にご利用いただいた実績があります。
よくある質問とその回答
Q. AI議事録ツールは完全無料で使い続けられますか?
無料プランを提供しているツールなら、所定の条件の範囲で継続利用できます。ただし、月間利用時間や1回あたりの長さ、利用人数の上限はツールによって異なります。たとえばNottaは1回3分までですが、LINE WORKS AiNoteは1回60分・最大30人まで利用できます。会議の回数だけでなく、各ツールの上限を確認してください。
Q. 無料プランと無料トライアルはどちらを選ぶべきですか?
継続的に無料で使いたいなら無料プラン(実用型)、有料契約を検討するために機能を確かめたいなら無料トライアル(お試し型)が候補になります。無料プランには月間利用時間や1回あたりの上限があり、無料トライアルにも期間や利用時間枠などの制限があります。検証するときは、実際に使う人数で普段の会議を試せるか確認しましょう。
Q. 無料のAI議事録ツールはセキュリティ面で安全ですか?
ツールによって大きく違います。確認するのは、入力した音声がAIの学習に使われるか、データの保管場所はどこか、通信と保管が暗号化されているかの3点です。注意したいのは、同じツールでも無料プランと有料プランで学習利用の条件が変わる場合があることです。読むときは、無料プランの条件が書かれた箇所かどうかを必ず確かめてください。公式サイトに記載がない、または曖昧なツールは、業務での利用を避けるのが安全です。
Q. 無料のAI議事録ツールはどのくらいの会議量まで使えますか?
無料で使える会議量はツールによって異なります。たとえばNottaは月120分・1回3分まで、LINE WORKS AiNoteは月300分・1回60分までです。週2回・1時間の定例なら4週間で8時間となり、どちらの無料枠も超えます。会議の回数と長さから必要な時間を計算し、各ツールの上限と見比べてください。
Q. ChatGPTがあればAI議事録ツールは不要ですか?
単発の要約であれば、文字起こしの結果をChatGPTに貼り付けて議事録の形に整えられます。分かれ目になるのは会議の回数です。月に数回なら、貼り付けの手間は気になりません。週に何度も繰り返すと、録音から要約までツールを行き来する作業そのものが負担になります。会議の数が多い、複数人で使う、機密性の高い内容を扱うという条件があるなら、専用のツールを検討することをおすすめします。
