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文字起こし

【2026年最新】iPhoneボイスメモの文字起こし方法|標準機能・できない時の対処法

iphone文字起こしをする方法

打ち合わせや会議、インタビューを録音したあとには、その音声を文字にする作業が待っています。手元にあるのはiPhone1台です。追加のアプリを入れずにボイスメモだけで済ませられるなら、それがいちばん早い道です。

ただ、実際に進めようとすると、

  • 手順どおりに操作しても、文字起こしのメニューが見つからない
  • ボイスメモ以外で録った音声ファイルを、どこに渡せばよいか分からない
  • 文字にはなったものの、そのままでは会議の記録として使えない

このあたりで手が止まります。

そのためこの記事では、iPhoneのボイスメモで録音を文字起こしする手順、文字起こしに使えるiPhoneアプリ、文字起こしができないときの対処法までをまとめました。「iPhoneで録った音声を、そのまま文字にしたい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

ボイスメモの文字起こしは、表示されなかったり、途中で止まったりすることも

iPhoneのボイスメモは、録音した内容を追加のアプリなしで文字にできる機能です。ただ、使えるのはiPhone 12以降かつiOS 18以降で、言語や地域の条件もあります。条件を満たしていても、「途中までしか文字にならない」「表示されない」と手が止まることがあります。

会議の記録に使う方は、文字にできるかだけでなく、毎回同じように文字にできるかも確かめておくと、使い始めてから慌てずに済みます。

Otolioなら、会議の録音から文字起こし、話者の切り分け、要点の整理まで進められます。会議の録音がどのように整理されるか、14日間の無料トライアルでお試しください。

目次

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iPhoneボイスメモ機能で文字起こしできる?

iPhoneのボイスメモは、録音を開いて「…」から「文字起こしを表示」を選ぶだけで、追加のアプリなしに文字起こし(トランスクリプト)を表示できます。 条件はiPhone 12以降かつiOS 18以降で、日本語にも対応しています。

ただし、話者ごとの発言の切り分けや議事録の形への整理は、ボイスメモの基本機能だけではできません。要約にはApple Intelligenceへの対応が必要です。

業務の場では、こんな使い方になります。

  • 社内会議の録音内容をあとから確認する
  • 取材やインタビューの内容をテキストで振り返る
  • 打ち合わせで決まったことをメモとして残す

いずれも「録音の中身を文字で確かめる」用途です。Apple Intelligence(Appleが提供する生成AIの機能群)に対応した環境なら、文字起こしを作文ツールで要約・整理するところまでは進めます。発言者ごとの整理や議事録の形への自動変換は、専用のツールのほうが向いています。

対応機種とiOSのバージョン

Apple公式では、ボイスメモの文字起こしはiPhone 12以降で利用できます。あわせてiOS 18以降が必要です。

自分の端末が条件を満たすかは、「設定」アプリで確かめられます。「設定」>「一般」>「情報」を開くと、「機種名」と「iOSバージョン」が並んで表示されます。ここが iPhone 12 より前の機種、あるいは 18 より前のバージョンなら、そもそも文字起こしのメニューは出てきません。

対応言語

Apple公式では、ボイスメモの文字起こしは以下の言語に対応しています。

  • 英語
  • スペイン語
  • ポルトガル語
  • イタリア語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • 日本語
  • 韓国語
  • 簡体字中国語
  • 繁体字中国語

日本語は含まれています。ただし一部の国や地域では利用できません。

文字起こしが表示されるタイミング

文字起こしは、録音中にも録音後にも見られます。録音しながら画面を見ていれば、文字が流れていく様子をその場で確認できます。録音が終わったあとは、保存された音声を開いてトランスクリプトを呼び出す形です。

iOS 17以前のボイスメモで録ったデータも、録音を開くと、発話が含まれていれば自動で文字起こしされます。過去にためこんだ録音も、あとからまとめて文字で探せます。

iPhone標準機能でできること

  • ボイスメモで録音した音声の文字起こしを表示する
  • 録音中に文字起こしをリアルタイムで確認する
  • 録音後にトランスクリプトを見返す
  • 音声を再生しながらテキストの内容を確認する
  • 文字起こしの一部または全文をコピーして他のアプリに貼り付ける
  • タイトルや文字起こしに含まれる言葉で録音を検索する

iPhone標準機能で難しいこと

  • 話者ごとの発言を自動で分けること
  • 発言者名と発言内容を紐づけて整理すること
  • 会議の内容をそのまま議事録の形に整えること
  • 録音環境が悪い場合でも安定して高い精度を保つこと
  • 専門用語・社内用語・固有名詞を常に正確に認識すること

Apple Intelligence対応の環境であれば、作文ツールでの要約・整理まで手が届きます。ボイスメモ単体の基本機能は「録音した内容を文字で確認・検索する」ところまでです。業務で継続的に文字起こしをするなら、AI文字起こしツールの併用も選択肢に入ってきます。

文字起こしの要約はできる?

文字起こしと要約は別の機能です。「文字にできるなら要約も出てくるはず」と考えたくなりますが、必要な条件が違います。

まず、ボイスメモの日本語の文字起こしは、Apple Intelligenceに対応していない機種でも使えます。基本条件はiPhone 12以降かつiOS 18以降で、対応している言語・地域で利用する必要があります。

一方、文字起こしの要約にはApple Intelligenceが要ります。メモアプリや電話アプリと同じように、ボイスメモでも文字起こししたテキストを作文ツールで要約・整理できます。

Apple Intelligenceの日本語対応は、2025年3月31日に公開されたiOS 18.4から始まりました。要約まで手元で完結させたいなら、使っている機種とiOSのバージョンがApple Intelligenceに対応しているかを先に確かめてください。

参照:Apple Intelligenceの機能が日本語で利用可能に

ここまでがボイスメモで完結する範囲です。ボイスメモは、手元の道具で音声を文字にする入口のひとつにすぎません。録音したファイルをあとから生成AIに読み込ませるやり方もあれば、録音から文字起こし、要約までをひと続きで任せられるAI議事録ツールを使うやり方もあります。この2つの違いと選び方は、音声を文字にする2つのやり方で整理しています。

iPhoneを使って文字起こしする3つの方法

iPhoneで音声を文字起こしする方法は、ボイスメモを使う方法、メモアプリで録音する方法、文字起こしアプリに音声を渡す方法があります。画像や動画内の文字を読み取る機能や音声入力は、補足として後半で紹介します。

1. ボイスメモで録音した音声を文字起こしする

ボイスメモで録った音声は、ボイスメモだけで文字にできます。録音と文字起こしの両方が同じアプリの中で完結するため、ファイルをどこかへ渡す必要がありません。

録音する手順

長い会議ほど、空き容量とバッテリーを使います。始める前に残量を確かめ、着信音や通知音が入らないように消音モードにしておくと安心です。

  1. 「ボイスメモ」アプリを開く
  2. 赤い丸のボタンを押して録音を始める
  3. 終わったら、もう一度赤いボタンを押して停止する
  4. 録音が自動で保存される

文字起こしを表示する手順

  1. 「ボイスメモ」アプリを開く
  2. 文字起こしを見たい録音をタップする
  3. 「…」をタップし、「文字起こしを表示」を選ぶ

表示された文字起こしは、文字の部分を長押しして範囲を選べばコピーできます。全文を渡したいときは「すべてを選択」を使ってください。コピーしたテキストをメモやメールに貼れば、そのまま議事録の下書きに回せます。

録音が増えてきたら、一覧画面の上にある検索窓が効きます。タイトルだけでなく、文字起こしに含まれる言葉でも録音を探せるからです。「見積もり」「次回の日程」のように、会議で実際に出た言葉で引けます。

会議の録音を文字にするときのコツ

会議の録音は、自分ひとりで話す録音とは条件がまったく違います。録音前に確認しておきたいポイントは、次の4つです。

  • 話す人との距離:マイクから遠いほど精度は落ちます。発言の多い人の近くに置くのが基本です
  • 本体の下側にあるマイク:資料やカバンの下に入れると、声が届かなくなります
  • 部屋の選び方:窓際とエアコンの真下は避けます。交通音や機械音が録音に乗り続けるためです
  • 話す順番:発言が重なると音声認識が難しくなります。できるだけ発言を重ねず、ひと呼吸置いてから話します

4つとも、機材を買わずに今日の会議から変えられます。特に意識したいのは、話し手との距離です。会議室のどこに置くかによって、同じiPhoneでも録音される音声の状態が変わります。

2. メモアプリで録音した音声を文字起こしする

iPhoneの「メモ」アプリでも、音声を録音して文字起こしできます。文字起こしはiPhone 12以降かつiOS 18以降で、デバイスの言語が対応言語に設定されている場合に利用できます。録音内容と文字起こしを同じメモに残せるため、会議中のメモとあわせて管理したいときに便利です。

録音して文字起こしする手順

  1. 「メモ」アプリを開き、録音を残したいメモを開く
  2. 添付ボタンをタップし、「オーディオを録音」を選ぶ
  3. 録音ボタンをタップして録音を始める
  4. 録音中に文字起こしを確認したい場合は、「文字起こし」ボタンをタップする
  5. 録音が終わったら一時停止し、「完了」をタップする

録音後も、メモ内のオーディオを開いて「文字起こし」ボタンをタップすると、テキストを確認できます。文字起こしは検索やコピーができ、メモ本文への追加も可能です。Apple Intelligenceに対応した環境では、録音内容の要約も利用できます。

3. 文字起こしアプリで音声ファイルを文字にする

ボイスメモ以外で録った音声や、人から受け取った音声ファイルを文字にしたいときは、文字起こしアプリやWebサービスに渡す方法があります。

ボイスメモの録音を外のアプリに渡す流れは共通しています。

  1. 文字起こししたい録音の「…」をタップする
  2. 「共有」を選ぶ
  3. 共有先の一覧から、使う文字起こしアプリを選ぶ
  4. アプリ側で文字起こしの結果を確認する

共有先の一覧に目的のアプリが出てこないこともあります。その場合はアプリ側の読み込み機能から選んでください。たとえばNottaは、アプリの中から音声ファイルを指定して取り込む形にも対応しています。

渡す前に確かめておきたいのは、そのアプリがボイスメモの保存形式に対応しているかどうかです。ボイスメモの録音は「.m4a」という拡張子で保存されますが、アプリによっては受け付けません。業務の会議や商談を継続的に文字にするなら、社内の専門用語や固有名詞をどこまで認識できるかも分かれ目になります。この点は後半の選び方のポイントで詳しく触れます。

参考|標準機能で画像や動画内の文字を読み取る

写真や、一時停止した動画に映っている文字は、iPhoneの標準機能でテキストとして認識・コピーできます。会議のあとにホワイトボードを撮影し、そのまま文字に起こす使い方が現実的です。

  1. 「設定」>「一般」>「言語と地域」を開き、「テキスト認識表示」をオンにする
  2. 文字を読み取りたい画像を開く。動画の場合は該当の場面で一時停止する
  3. テキストを検出するボタンをタップする
  4. 読み取りたいテキストを長押しして選択する

選んだテキストには、次の操作ができます。

  • すべてを選択:フレーム内のすべてのテキストを選ぶ
  • テキストをコピー:コピーして他のアプリに貼り付ける
  • 調べる:そのテキストの関連情報を表示する
  • 翻訳:テキストを翻訳する
  • Webで検索:選んだテキストでWeb検索する
  • 共有:AirDropなどでテキストを共有する

手書きの文字も、判読しやすい書き方であれば認識できる場合があります。議論の結論だけがホワイトボードに残っている、という場面では録音より速い手段です。

参考|音声入力でその場の声を文字にする

iPhoneに標準で入っている音声入力を使えば、手がふさがっているときでも、話した内容をそのまま文字として入力できます。

  1. 「メール」や「メモ」など、文字を保存・編集したいアプリを開く
  2. 入力したい場所をタップし、キーボードにあるマイクの形のボタンを押す
  3. 青いマイクのアイコンが表示されたら、音声入力を始める
  4. 終わったら再度マイクボタンを押すか、30秒間放置して終了する

ただし、音声入力には制約があります。

  • 過去に録音した音声データは文字にできない
  • 30秒間発言がないと自動で停止する

音声入力は「これから話すこと」を文字にする機能です。すでに録音した会議の音声には使えません。

パソコンで同じことをしたい方は、Googleドキュメントで文字起こしする方法で、無料の音声入力機能の手順やマイク設定を確認できます。

iPhoneボイスメモの文字起こしができない原因と対処法

文字起こしが表示されない場合と、結果が使いものにならない場合では、原因の層が違います。前者は端末側の条件、後者は録音側の条件が主な原因です。順番に切り分けていきましょう。

ボイスメモで文字起こしが表示されないのはなぜ?

メニューそのものが出てこない場合は、対応機種・iOS・対応言語・提供地域のいずれかが条件を満たしていない可能性があります。

Apple公式は、ボイスメモの文字起こしはiPhone 12以降かつiOS 18以降で利用でき、一部の国や地域では使えないと案内しています。

文字起こしが表示されない場合、主に次の条件を確認してください。

  • iPhone 11以前の機種を使っている
  • iOS 18未満のまま利用している
  • 対応していない言語で利用している
  • 利用中の国や地域で機能が提供されていない

使用中のiPhoneの機種、iOSのバージョン、言語、利用地域を順に確認してください。

音声が聞き取りづらく文字起こし精度が下がる

メニューは表示されるのに文字起こし結果が崩れる場合は、まず録音した音声の状態を確認します。

次のような環境では、文字起こしの結果が不安定になりがちです。

  • 周囲のノイズが多い場所で録音している
  • 複数人が同時に話している
  • マイクから離れて話している
  • 専門用語や固有名詞が多い

文字起こしの精度は、録音環境に大きく左右されます。会議や打ち合わせを録るなら、できるだけ静かな場所を選び、話し手の近くにiPhoneを置いてください。マイク距離・向き・環境音・話し方の具体的な改善方法は、文字起こしの精度を上げる4つの方法で詳しく解説しています。

iPhoneを机に置いただけでは声が届かない

対面の会議では、アプリの性能だけでなく、iPhoneの置き場所も文字起こし結果を左右します。Otolioの商談やハンズオンでは、会議室のテーブルにスマートフォンを1台置いて録音したという声をよく伺います。ただ、いちばん多く話す人との距離が遠く、その声が文字として認識されなかったというケースです。

食堂の一角を区切った大部屋に拡声器とワイヤレスマイクを持ち込み、大人数で会議をするケースもあります。そうした場では、機材の置き方ひとつで結果が変わってきます。声が低い人や滑舌に不安がある人の発言を拾えるかどうかも、導入前に確かめておきたいという声が少なくありません。

対面の会議でiPhoneを使うなら、置き方は次の3点で決めましょう。

  • 主な話者との距離が遠くなりすぎない位置に置く
  • 本体の下側にあるマイク部分を、資料やカバンでふさがない
  • 拡声器を使う会議では、音の通り道にあたる位置に置く

会議室の広さもマイクの性能も、会社ごとに違います。カタログの数字だけでは判断できません。本番の前に短時間だけ録ってみて、自分の会議室で声が文字になるかを確かめておくと安心です。

誰の発言か分からない文字列になる

会議の記録として使おうとしたときに引っかかるのが、話者の区別です。ボイスメモの文字起こしは、発言をひとつながりのテキストとして表示します。誰の発言かは記録されないため、読み返しても「これは誰が言ったのか」が分かりません。決定事項の担当者を確認したい場面では、ここで手が止まります。

集音と話者の識別は、ツールの性能だけで決まるものではありません。会議の運び方でも変わります。発言の前に名前を言ってから話す、席順を決めて発言の順番を固定するといった取り決めだけでも、あとの手直しは軽くなります。

話者を特定しにくくなる原因と改善手順は、議事録で発言者が特定できない6つの原因で詳しく解説しています。

iPhoneで使える文字起こしアプリ5選

ボイスメモで足りないときは、文字起こしアプリに渡す手があります。無料で使える範囲は各社でかなり違うため、まず一覧で比べてみましょう。

項目 AutoMemo App LINE WORKS AiNote Notta toruno Rimo
運営会社 ソースネクスト株式会社 LINE WORKS Corp. Notta株式会社 株式会社リコー Rimo合同会社
無料で使える範囲 毎月1時間まで フリープランは月300分・1回60分まで 月120分・1回3分まで(ファイル取り込みは月50件) パーソナルは累計3時間まで無料/ビジネスは3週間・上限30時間の無料トライアル プロプランは1週間/文字起こしプランは音声60分の無料トライアル
録音した音声ファイルを渡せるか できる(Web版から音声ファイルをアップロード) できる できる できる できる
要約まで出せるか できる(ブラウザ版のオートメモ) 有料プランでできる(フリープランは非対応) できる(無料は月10回まで) できる できる

LINE WORKS AiNoteでは、声の特徴から発言者名を自動反映する「自動話者認識」を企業向けプランで提供しています。話者分離・話者識別の対応範囲や利用できるプランはサービスごとに異なるため、契約前に各社の公式ページで確認してください。

1. AutoMemo App

引用:AutoMemo App

AutoMemo Appは、録音から文字起こしまでをアプリの中で完結できるボイスレコーダーアプリです。ブラウザ版のオートメモと自動で連携するため、スマートフォンで録って文字にしたデータを、パソコン側で要約してまとめ直すといった使い方もできます。

文字起こしは72言語に対応しています。ただし翻訳機能はありません。音声とテキストが同期しており、聞き直したい箇所のテキストをタップすればその部分から再生できます。一部分だけ確かめたいときに便利な作りです。文字起こしは毎月1時間まで無料で使えます。

2. LINE WORKS AiNote

firstview-line-works

引用:LINE WORKS AiNote

LINE WORKS AiNoteは、CLOVA Note βとして提供されていたサービスが正式版になったものです。フリープランでは月300分、1回あたり60分までの文字起こしが使えます。ICレコーダーやスマートフォンで録音したデータを取り込んで文字にする使い方にも対応しています。

AI要約は有料プランで利用でき、フリープランでは利用できません。一方、自動話者認識は企業向けプランのみです。無料で使う場合は、利用できる機能の範囲に注意してください。

3. Notta

firstview-notta

引用:Notta

Nottaは、多言語の文字起こしに対応したサービスです。音声ファイルや動画ファイルの取り込みに加え、URLを渡しての文字起こしにも対応しています。無料プランは月120分、1回につき3分までで、ファイルの取り込みは月50件、AI要約は月10回まで使えます。

1回3分という上限は、会議まるごとを渡す用途には短めです。Chrome拡張機能を使うとブラウザ内で再生している音声もテキストにできるため、Web会議の録画を扱いたい方には相性のよい作りと言えます。長時間の音声を扱うなら有料プランの検討が前提になります。

4. toruno

引用:toruno

torunoは、株式会社リコーが提供する文字起こしサービスです。ICレコーダーなどで録った音声ファイルや、Web会議の動画ファイルをアップロードして文字にできます。iPhoneで録ったボイスメモの音声も、同じ流れで渡せます。

生成AIによる議事録作成と要約に対応したプランがあり、文字起こしのあとの整形まで任せられます。toruno パーソナルは、累計3時間まで無料で記録・文字起こしを利用できます。法人向けのtoruno ビジネスには、3週間・上限30時間の無料トライアルがあります。

5. Rimo

引用:Rimo

Rimoは、Rimo合同会社が提供するAI議事録サービスです。iOSアプリがあり、その場での録音と、録音済みファイルのアップロードの両方に対応しています。法人プランでは、辞書登録によって専門用語や社内用語の文字起こし精度を高められます。

AIによる要約を利用できるプランもあり、文字起こしのあとに残る作業を減らせます。料金は、文字起こしプランが月額1,650円、プロプランが月額4,950円、チームプランが月額6,600円です(いずれも月払い・税込)。プロプランは初回1週間、文字起こしプランは音声60分の無料トライアルを利用できます。

iPhone以外の端末も含めて候補を広く見比べたい方は、無料の文字起こしアプリ13選でデバイス別の選択肢を確認できます。

文字起こしアプリを選ぶ際に確認すべき7つのポイント

候補は多く、どれも無料で試せるように見えます。ただ、先に自分の使い方を決めておかないと、どれを選んでも同じに見えてしまいます。次の7つは、業務の録音を文字にするときに確認しておきたいポイントです。

1. 音声データのファイル形式に対応しているか

ボイスメモで録音したデータは「.m4a」という拡張子で保存されます。文字起こしアプリの中には、この形式をアップロードできないものもあります。

アプリ内で録音しながらリアルタイムで文字にするタイプもありますが、サービスによってはインターネット接続が前提です。電波の状態が不安定な場所では、まずボイスメモで録っておき、あとから音声をアップロードする形が現実的になります。

その段取りを選んだときに、渡したいファイル形式に対応していないアプリだと手詰まりです。アプリごとに対応形式を先に確認しておきましょう。

2. OSが対応しているか

使っているデバイスにアプリが対応しているかを確かめます。

iPhoneの場合は、OSのバージョンと端末の種類で制限を受けることがあります。「iPhone対応」と書かれていても、自分のOSや端末が対象に入っているかまで見てください。不安があるなら、OSはできるだけ新しいものに保っておくのが無難です。

3. 文字起こし精度が求める水準に達しているか

精度は「高い・低い」で語られがちですが、感覚的な話になりやすい部分です。無料か有料かだけでも決まりません。採用している音声認識の技術、録音環境、対応言語によって変わります。

比較するときは、次の工夫が用意されているかを確認すると選びやすくなります。

  • 専門用語などの固有名詞を認識できるか
  • 「えー」「あの」などのフィラーを除去できるか
  • 句読点や改行が入るか
  • 話者の識別ができるか

専門用語や固有名詞の認識は、業務利用で確認しておきたい点の一つです。製造業の担当者から「型番は本当に出ない」と伺うことが、Otolioの商談では何度もありました。

製品の型番や社内だけで通じる略称は、汎用の音声認識だと別の言葉に置き換わります。直す手間のほうが大きくなり、文字にした意味が薄れていくわけです。

汎用の生成AIと専用ツールで結果がどう分かれるかは、GeminiとAI議事録ツールの比較で詳しく解説しています。

4. 有料アプリはトライアルができるか確認

精度がどれくらいかは、紹介文や検索だけでは確かめきれません。無料枠やトライアルがあるサービスは、実際の利用環境で試して確認しましょう。

試すときは、普段と同じ条件にしてください。自分がいつも使う会議室で、いつもの人数で録ってみましょう。精度は環境に左右されるため、静かな自席で試した結果は本番の参考になりません。

5. 文字起こし以外のAI機能が必要か

会議や商談を録音しているなら、最終的に作るのは議事録や報告書のはずです。文字起こしができても、そこから要約し、要点をまとめる作業が残ります。

Otolioが実施した250件以上の導入企業アンケートでも、いちばん多く挙がった困りごとは「議事録の作成に時間が取られ、本来やるべき仕事に手がつかない」でした。文字が出てくるところまでは速くなっても、そこから形に整える時間は残ります。

文字起こしアプリの中には、要約や要点抽出といったAIの機能を備えたものもあります。作業の負担を減らしたいなら、文字起こしのあとをどこまで任せられるかで選んでください。

6. 文字起こし結果のデータが無断利用されないか

音声データの保存先、保管期間、AI学習への利用の有無は、サービスによって扱いが違います。業務で使うなら、利用規約とプライバシーポリシーに目を通しておきましょう。

サービスやプランによっては、入力したデータがサービス改善や学習に使われることがあります。AI学習への利用の有無と、オプトアウト(学習への利用を断る設定)ができるかを、利用前に確かめてください。

業務では、重要な情報や取引先の会話を扱う機会も多いはずです。データの管理方法と、事故が起きたときの対応が明示されているサービスを選びましょう。社内の音声を無料ツールに入れる前に確認したい項目と社内ルールの作り方は、無料の文字起こしツールは安全?で整理しています。

7. 長時間の音声を文字起こしする際も安定して動作するか

iPhoneのアプリだけで録音から文字起こしまで済ませる場合、安定性は録音環境とアプリによって変わります。長時間の音声では、途中で録音や文字起こしが止まることもあります。

料金プランごとに、アップロードできるファイルの最大サイズや最大時間を確かめておきましょう。1時間の会議を録ったあとで上限に引っかかると、音声を分割し直す手間が発生します。事前に上限を確認しておきましょう。

まとめ|ボイスメモの文字起こしは3ステップで出せる

iPhoneのボイスメモで文字起こしを出すまでにやることは3つです。録音を開き、「…」をタップして「文字起こしを表示」を選びます。基本条件はiPhone 12以降かつiOS 18以降で、対応している言語・地域で利用する必要があります。追加のアプリや料金は必要ありません。

そのうえで、迷ったときの優先順位をつけるならこの順です。

  1. 置き方を先に決める。アプリを替えるより、話す人の近くに置くほうが結果は変わります
  2. 標準機能でどこまで足りるかを測る。録音の中身を確認するだけなら、ボイスメモで完結します
  3. 足りない部分だけを外に出す。誰の発言かまで残す、要約して社内に回す。ここから先はアプリの仕事です

ボイスメモ以外で録音した音声ファイルは、文字起こしアプリやWebサービスに渡せば文字にできます。無料の範囲と、音声データの扱いを確認したうえで選んでください。まずは次の打ち合わせを1本だけ、手元のiPhoneで録ってみてはいかがでしょうか。

会議のたびに録音がたまり、そのつど文字を整え直している状態なら、気になるのは紹介文に並ぶ精度の数字ではなく、自分の会議室で使いものになるかどうかのはずです。

部屋の広さも、集まる人数も、飛び交う用語も会社ごとに違います。資料を読み比べる時間を延ばすより、いつもの会議で一度録ってみたほうが答えは早く出ます。

「ボイスメモで録音して、別のアプリに取り込む」その手間をまとめて減らしませんか?

iPhoneで会議を録音し、文字起こしアプリに取り込み、さらにAIで要約する。会議のたびにアプリを切り替えたり、ファイルやテキストを移したりする作業は、積み重なると手間になります。

Otolioなら、iPhoneのOtolioアプリで録音すれば、文字起こし、議事録の作成、要点・ToDoの整理までをひとつのサービスで進められます。録音後に別のアプリへデータを移す手間を減らせます。

録音から議事録の作成まで、どのように進むか。14日間の無料トライアルで確かめてください。

この記事を書いた人
エピックベース株式会社|マーケティング部|青木喬平

2023年にエピックベースに入社し、累計利用社数8,000以上「Otolio」のマーケティングを担当。 本ブログでは、議事録・文字起こし・生成AI・AIエージェントに関するノウハウや、企業が業務効率化の実現・DXの推進に必要な情報を現場のリアルな視点からお届けしています。 ※ 本ブログはOtolio運営元であるエピックベース株式会社の社員が執筆・編集しています。

よくある質問とその回答

Q. iPhoneのボイスメモで日本語の文字起こしはできますか?

できます。iPhone 12以降かつiOS 18以降であれば、ボイスメモの文字起こし機能を日本語で利用できます。表示されたテキストはコピーでき、メモやメールにそのまま貼り付けられます。ただし一部の国や地域では利用できません。録音環境や話し方によって精度に差が出る点にも注意してください。

Q. ボイスメモの文字起こしはどこで確認できますか?

録音したボイスメモを開き、「…」をタップして「文字起こしを表示」を選ぶとトランスクリプトが表示されます。録音中にも表示でき、録音が終わったあとに見返すこともできます。

Q. ボイスメモの文字起こしができないのはなぜですか?

主な原因は次の5つです。

  • iPhone 11以前の機種を使用している
  • iOS 18未満のまま利用している
  • 対応していない言語で利用している
  • 利用地域が非対応
  • 音声が聞き取りづらい

機種、iOSのバージョン、言語、利用地域の順に確認してください。それでも結果が崩れる場合は、録音時の置き方を見直します。

Q. ボイスメモの文字起こしは無料で使えますか?

無料で使えます。iPhoneの標準機能として提供されているため、追加料金はかかりません。長時間録音するときは、iPhoneの空き容量とバッテリー残量を事前に確かめておきましょう。

Q. ボイスメモの文字起こしで議事録は作れますか?

録音内容の確認には使えますが、議事録そのものを作るには足りない部分があります。

  • 話者ごとの発言整理:ボイスメモ単体では非対応
  • 要約・文章整理:Apple Intelligence対応環境では作文ツールで利用可能

誰の発言かまで残して社内に回すなら、AI文字起こしツールを併用するケースが多くなります。

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