【2024】AIで文章を要約できるおすすめツール7選!無料で使えるものも紹介
「論文や長文の記事を読むときに時間がかかってしまう」「会議の議事録をできるだけわかりやすく要約したい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
AIを活用すれば、膨大なテキスト情報を要約することが可能なので、効率よく情報収集や要約文章の作成をすることが可能です。ビジネスや勉強、読書など様々なシーンで活用することができます。
今回は主に
- 論文など世の中に公表されている情報を素早く情報収集するためにAIで要約するツール
- 議事録など機密性の高い情報の文章をAIで要約するツール
- 文章要約だけでなく、要約結果を資料やブログ記事作成などにも活用できるツール
をご紹介します。
スマート書記は、録音や文字起こし、AIを活用した要約など議事録作成の自動化・効率化に必要な機能を全て揃えています。
- フィラー除去や用語登録で90%以上の高精度文字起こし
- 文字起こし結果を自動で要約・重要事項をリストアップ・発言を書き言葉へ変換でき、入力作業を自動化
- Zoom、Microsoft teamsなど全てのWeb会議ツール・対面で利用可能
ぜひ一度スマート書記の要約をお試しください。
シーンに合わせて要約AIを活用する
AIを利用して文章を要約する前に抑えておきたいポイント
AIを活用すれば、膨大な情報量を持つ記事や論文・議事録などの要約文を作成することができます。要約するための方法は大きく分けて、文章の中から重要な部分を抽出することで要約分を作成する「抽出型要約」と文章全体の意味を捉えて要約分を作成する「抽象型要約」の2つに分けられます。
このように要約方法が分かれることにより、ツールによって要約結果に違いがあるため、自分の活用するシーンに合わせて要約AIを選ぶのがおすすめです。
シーン別要約AIの選び方
要約AIと一言でいっても、その種類は多く、どんな状況で要約をするかによって適したツールと便利な使い方は変わります。以下では、シーンに合わせた要約ツールの選び方をご紹介します。
ニュースや書籍などの閲覧時間短縮に利用
文量が短い文章の場合は、無料で使えるツールを活用するのがおすすめです。無料で使える要約ツールの中には、テキストだけに限られず、PDFやニュース記事のページそのものを要約できるツールもあります。要約結果としては、3行で要約するタイプや任意の文字数で要約するもの、箇条書きで要約するものなどさまざまです。後述の短時間のインプットにおすすめな無料AIツール4選で無料の要約ツールをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
一方、基本的に1万字を超える文量の要約は有料になることに注意が必要です。長い文章の場合は、一区切りごとに要約するか、今後継続して長い文章を要約することを検討している方は、有料プランに課金して要約することをおすすめします。
レポートや論文の執筆に利用
レポートや論文の執筆のために、別の文献の内容を要約して載せる際、1万字以上の文章を要約する場合は要約AIツールへの課金を検討しましょう。要約ツールの中には、文字数を指定するとその文字数に合わせて要約文を作成するものもあるので、必要に応じて利用するのがおすすめです。
ただし、有料のプランに課金したとしても、必ず綺麗な文章が出力されるわけではありません。自分のレポートや論文に利用する際は、必ず要約された文章の推敲を行うようにしましょう。
議事録などの資料作成に利用
要約文章を作成するときは、その内容の要点を上手く考えながら、必要な情報を抜き出す必要がありますが、この一連の作業に時間がかかってしまっているという人も多いのではないでしょうか。
特に、会社の議事録などは要約文章を自ら作成する必要があり、とても大変な作業ですが、AIを活用すれば、膨大な会議の内容を短い時間でまとめ、会議後すぐにその会議で話がされた内容を共有することができるようになり、情報共有スピードの向上も見込むことができます。
ただし注意が必要なのは、AIを活用して要約文を作成するためには、そもそも元となるテキスト情報(文章)が必要になります。
ただ要約文を作成してほしいというわけではなく、元となるテキスト情報の作成(=会議内容の文字起こし)も自動化したい場合は、生成系AIを搭載したAI議事録ツールがおすすめです。
AI議事録ツールであれば、文章要約はもちろんのこと、会議の音声を録音し、その内容を自動で文字起こししたり、大事なポイントをリストアップしたり、その成果物を簡単に共有できたりと、議事録作成に関する機能を豊富に取り揃えています。要約文章の作成をできるだけ短い時間でやりたい、特に議事録の作成の時間を短縮したい場合はAI議事録ツールの導入を検討してみましょう。
専門的な内容を一般向けに分かりやすく伝えるために利用
専門的な内容を一般向けに分かりやすくしつつ要約することは、基本的に短い文章であれば無料でできます。無料の要約ツールを利用し、それでもまだ専門的で分かりにくいと感じる場合はChatGPTを使って簡単に手直しを加えると良いでしょう。
ただし、内容が社内の機密情報など外に漏れてはいけない情報の場合は、ChatGPT以外の、セキュリティ面を担保したツールを利用するようにしましょう。
外国語の文章翻訳と同時に利用
外国語の文章翻訳をしつつ要約したい場合は、複数の翻訳ツールを並行して使うと良いでしょう。外国語の文章を翻訳する過程で、どうしてもツールによって訳し方に差が出てしまうからです。複数の結果を比べることで、より適した要約文を見つけられるようにしましょう。
また、ツールを利用する際は、短いフレーズに分けるようにしましょう。、長文になるほど翻訳も要約も精度は落ちてしまいます。ツールを活用することで翻訳と要約の精度が上がるだけでなく、無料で使えるというメリットもあります。。
また、外国語で行なわれている会議の議事録の作成のために文章翻訳をしつつ要約したい場合には、日本語の会議と同様に議事録ツールを使うのがおすすめです。
短時間のインプットにおすすめな無料AIツール4選
1. ChatPDF
引用:ChatPDF
「ChatPDF」は、PDFの内容を要約AIツールです。またPDFの内容を要約するだけではなく、その内容について質問をするとチャット形式で回答もしてくれます。
ただ要約して情報収集するだけではなく、自分が気になった点や要約されたものをみて疑問に感じた点などを質問し回答を得ることができるので、論文などの膨大な情報量のもののインプットに役立てることが可能です。
オンラインでの使用はもちろんのこと、アプリもあるため、使いやすいツールとなっています。
ChatPDFの特徴
- PDFの内容を要約するだけではなく、その内容について質問をするとチャット形式で回答
- 英文の文章に対して、日本語で質問しても日本語で回答が得られる
- 無料版があるため気軽に利用でき、有料版でも5ドル/月で利用しやすい
2. User Local 自動要約ツール
「User Local 自動要約ツール」は株式会社ユーザーローカルが提供している要約AIツールです。
ニュースやブログなどのテキストを自然言語処理の技術を使って解析し、重要な箇所を確認したり、要約文を作ることができます。10,000文字までの文章の要約を作ることが可能です。
「3行ダイジェスト」「5行ダイジェスト」「10行ダイジェスト」と分量を調整することができ、必要な情報量で要約文章を確認することができます。
User Local 自動要約ツールの特徴
- 「3行ダイジェスト」「5行ダイジェスト」「10行ダイジェスト」と要約文量を調整できる
- 「ハイライト」機能で重要なところが一目でわかる
- 元の文章から「キーワード」を抽出してくれる
3. 要約AI Samaru
引用:要約AI Samaru
「要約AI Samaru」は株式会社ハルプログラムが独自開発した要約AIツールです。 テキストやwebページや ファイルなど、最大5,000字の日本語文章を瞬時に要約することが可能です。
要約する文章の文字数を指定することが可能です。また出力する要約文章を出力は「だである調」「ですます調」にすることも可能です。
要約AI Samaruの特徴
- 要約する文章の文字数を指定することが可能
- 出力する要約文章を出力は「だである調」「ですます調」にすることが可能
- 日本語で記述された文章のみ要約可能
4. ELYZA DIGEST
引用:ELYZA DIGEST
「 ELYZA DIGEST」は、株式会社ELYZAが公開している、文章要約のデモサイトです。ニュース・小節・議事録・対話テキスト・メールなど、様々な形態の文章も、すべてAIが3行に要約してくれます。
文章だけでなく、URLを貼り付けるだけで要約してくれるので、例えば、ニュースを簡潔に知りたいときには、ニュース記事のURLを貼るだけで、そのWEBページを要約してくれます。
ELYZA DIGESTの特徴
- 様々な形態の文章・文字列の要約に対応できる
- URLを貼り付けるだけで、WEBページに書かれた内容を要約できる
- 要約結果の文量の指定はできない
議事録作成の工数削減におすすめなAIツール3選
1. スマート書記
※引用:スマート書記
スマート書記は累計利用社数4,000社を突破しているAI議事録自動作成ツールです。文字起こしを活用して議事録作成の工数削減や共有・管理の工数削減も実現できます。
AIを活用して「要約の生成」「要点の抽出」「話し言葉を書き言葉に変換」などが実現できます。
Web会議・対面会議に対応できるのはもちろんのこと、Webと対面のハイブリッド型会議にも対応できるため、ほとんどの会議シーンでツールを利用することができます。
スマート書記の特徴
- フィラー除去や用語登録で高精度な文字起こしを実現
- 文字起こし結果を自動要約や要点抽出で、全ての入力作業を自動化
- 会議中のメモと音声が紐付き、音声の聞き直しが簡単に
2. YOMEL
※引用:YOMEL
YOMELは独自のAIによる音声認識技術を利用しています。また誰でも使えるシンプルなUIが特徴的なAI議事録自動作成ツールです。
プランは無料でお試しができるフリートライアルプランと3つのプランに分かれています。プランによっても文字起こしや自動要約ができる時間、機能が異なっているため、自分が利用する場面と照らし合わせてみると良さそうです。
セキュリティ対策も実施しており、IPアドレス制限や個人情報の自動除去機能などが搭載されています。
YOMELの特徴
- 独自のAIによる音声認識技術
- ワンクリックで全音声をテキスト化
- 徹底された万全のセキュリティ対策
3. Rimo Voice
※引用:Rimo Voice
Rimo Voiceは利用企業100社以上の、日本語に特化した文字起こしエンジンを採用している文字起こしツールです。
5つのプランに分かれており、自分の利用時間に合わせて適切なプランを選択することが可能です。
ICレコーダーでの録音データやWeb会議の録画データを読み込ませて文字起こしできるだけでなく、会議中の音声をリアルタイムで文字起こしすることもできます。
Rimo Voiceの特徴
- 日本語に特化したAIで自動文字起こし
- テキストと音声がシンクするスライダー機能
- AIが10秒で要約も作成
要約だけでなく文章作成・資料作成に使えるAIツール
Canva
「Canva」と聞くと、画像編集で使うデザインツールとイメージされる方も多いかもしれませんが、実はCanvaに搭載された「Magic Write」というAI機能を用いることで、文章の要約をすることもできます。
Canvaでは、プレゼン資料やドキュメントなどの作成もできるため、「Magic Write」を活用して、Canva内で要約から資料作成までを一貫して行いたい人におすすめのツールです。
また、「Magic Write」は要約だけでなく、アウトラインの作成、文章続きを自動で作文、見出しや段落の生成機能、言い換えツールなども搭載されており、ブログ記事の作成やアイデア出ししたい人も、一度試してみると良いでしょう。
Canvaの特徴
- デザインツールとAIツールがCanvaでひとつにまとまっている。
- 無料のCanvaサブスクリプションに登録すれば、合計で最大25回利用可能
- Pro、Teams、またはNFPのサブスクリプションに登録すれば、1か月あたり最大250個のクエリを生成可能
AIツール利用するときに気をつけたい2つのポイント
1. 自社のセキュリティ方針とマッチしているか
個人で利用する場合には問題ありませんが、ビジネスの場で利用する場合は、必ず自社のセキュリティ方針とマッチしているか確認するようにしましょう。
要約したいものが、世の中に公表されている論文やニュース記事ではなく、社内の機密情報などの場合は特に注意が必要です。
例えば、とあるAIツールの裏側で使用されている技術がChatGPTだった場合、ChatGPTで入力したデータは日本国外以外で処理される場合があります。(2023年10月31日時点の情報です)
ツールをビジネスで利用したいときに、企業によっては、海外のサーバーの利用が難しいケースもあるため、細かなセキュリティ方針の確認が必要です。
ChatGPTを提供しているOpenAI社の公式サイトのFAQでも機密情報を共有しないでくださいと記載があるため、注意が必要です。
Can you delete specific prompts?
No, we are not able to delete specific prompts from your history. Please don’t share any sensitive information in your conversations.
引用:https://help.openai.com/en/articles/6783457-what-is-chatgpt
今回はChatGPTの場合の情報をお伝えしましたが、自分が利用したいと思ったAIのツールのセキュリティ方針がどのような方針をとっているのか、本格的に利用する前に、必ず確認をするようにしましょう。
2. 情報が正確ではない可能性がある
AIは人間がプログラムした状態ではじめて使えるようになるため、回答が常に正確であるとは限りません。また実際に利用をしてみると、文章の前後の文脈を読み違えたり、要約された文章が少し不自然さを感じたりすることもあります。
そのため、出力された文章が必ずしも正確ではないということを念頭において利用するようにしましょう。
自分にあったAIツールを活用しよう
本記事では文章要約ができるAIのツールについて、
- 論文など世の中に公表されている情報を素早く情報収集するためにAIで要約するツール
- 議事録など機密性の高い情報の文章をAIで要約するツール
という大きく分けて2つの切り口でご紹介しました。
AIで文章を要約することのメリットとして、
- 短い時間で情報収集することができる
- 要約文章を作成する時間を短縮することができる
などがあげられます。
ただし実際にAIを利用する前には注意が必要です。特にビジネスシーンでの利用を考えている場合は、自社のセキュリティ方針とマッチしているか確認するようにしましょう。
また、AIは人間がプログラムしたものなので、「情報が正確ではない可能性がある」ということを念頭において利用することが重要です。
上記の注意点を抑えつつ、自分の利用用途や目的にあった要約AIツールを活用して、作業を便利に効率化していきましょう。
スマート書記は、録音や文字起こし、AIを活用した要約など議事録作成の自動化・効率化に必要な機能を全て揃えています。
- フィラー除去や用語登録で90%以上の高精度文字起こし
- 文字起こし結果を自動で要約・重要事項をリストアップ・発言を書き言葉へ変換でき、入力作業を自動化
- Zoom、Microsoft teamsなど全てのWeb会議ツール・対面で利用可能
ぜひ一度スマート書記の要約をお試しください。