逐語録とは?議事録との違い・作り方・例文・AIで効率化する方法を解説
この記事でわかること
- 逐語録とは?議事録、反訳、文字起こしとの違い
- 逐語録の作り方や作成のコツ
- AIで逐語録を効率化する方法
逐語録とは、会議やインタビューなどの発言内容を、一字一句そのまま記録した文書のことです。通常の議事録とは異なり、「えー」「あのー」といった言い淀みや相槌、笑い声なども含めて記録するため、裁判記録や市場調査、商談記録など、発言内容を正確に残したい場面で活用されています。
一方で、逐語録の作成には多くの時間と工数がかかります。近年は、AI議事録ツールを活用して文字起こしや議事録作成を効率化する企業も増えています。
この記事では、逐語録の意味や議事録との違い、作り方、例文、作成時のコツをわかりやすく解説します。また、逐語録作成を効率化できるAI議事録ツールについても紹介します。
なお、逐語録や議事録作成の工数を削減したい方には、AI議事録ツール「Otolio(旧:スマート書記)」もおすすめです。Otolioは、使えば使うほど各社に最適化されるAIを活用し、高精度な文字起こしや議事録作成を支援します。
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逐語録とは?
逐語録は、会議やインタビューなどの発言内容を正確に記録するために作成される文書です。裁判記録や市場調査、商談記録など、「誰が・いつ・何を発言したか」を客観的に残したい場面で活用されています。
通常の議事録よりも情報量が多く、発言の細かなニュアンスまで記録できる点が特徴です。 近年では、AI議事録ツールを活用して逐語録を効率的に作成する企業も増えています。ここでは、逐語録の意味や使われる場面、必要とされる理由について解説します。
逐語録の意味
逐語録(ちくごろく)とは、会議やインタビューなどの発言内容を、一字一句そのまま文字に起こした記録のことです。
通常の議事録では、発言内容を要約したり、「えー」「あのー」といった言い淀みを省略したりすることがあります。一方、逐語録では、言い淀み(フィラー)や相槌、笑い声、沈黙なども含めて記録します。
発言内容を編集せずに残すため、客観性や正確性が高い点が特徴です。そのため、発言内容を正確に保存する必要がある場面で利用されています。
逐語録が使われる場面
逐語録は、発言内容を正確に記録する必要がある場面で幅広く活用されています。
会議
重要な社内会議や商談では、「誰が何を発言したのか」を後から確認できるよう、逐語録を残すケースがあります。特に意思決定に関わる会議では、認識違いを防ぐためにも記録が重要です。
インタビュー
取材やユーザーインタビューでは、発言内容だけでなく、話し方や言葉のニュアンスも分析対象になります。そのため、逐語録を作成して詳細な分析に活用することがあります。
裁判
裁判では、証言内容を正確に記録する必要があります。発言内容を編集せずそのまま残せる逐語録は、重要な記録資料として活用されています。
市場調査
グループインタビューやアンケート調査では、消費者のリアルな声を分析するために逐語録が利用されます。細かな発言や反応を残すことで、ニーズ分析や課題抽出につながります。
カウンセリング
カウンセリングや面談では、相談者の発言内容や感情の変化を把握するために逐語録が活用されることがあります。沈黙や言い淀みも重要な情報になるためです。
なぜ逐語録が必要なのか
逐語録は、単に会話内容を記録するためだけではなく、トラブル防止や情報分析にも役立ちます。
「言った・言わない」を防げる
逐語録では発言内容をそのまま記録するため、「誰が・いつ・何を発言したのか」を後から確認できます。会議や商談では認識の相違が起こることもありますが 、逐語録を残しておくことで、「言った・言わない」のトラブル防止につながります。
証跡として残せる
逐語録は発言内容を編集せず記録するため、証跡として活用しやすい点も特徴です。特に重要な会議や契約関連のやり取りでは、後から内容を確認できる状態にしておくことで、社内共有やコンプライアンス対策にも役立ちます。
発言のニュアンスまで保存できる
逐語録では、言い淀みや沈黙、相槌なども記録します。そのため、通常の議事録では伝わりにくい発言者の意図や感情、会話の流れまで把握しやすくなります。市場調査やインタビュー分析では、こうした細かなニュアンスが重要になるケースも少なくありません。
逐語録と議事録・反訳の違い
逐語録とは「発言内容を一字一句そのまま記録する文書」ですが 、議事録や反訳と混同されることも少なくありません。それぞれ目的や記録方法が異なるため、用途に応じて使い分けることが重要です。まずは、逐語録・議事録・反訳の違いを比較表で確認してみましょう。
| 項目 | 逐語録 | 議事録 | 反訳 |
|---|---|---|---|
| 発言記録 | 一字一句そのまま記録 | 要点を整理して記録 | ケースによる |
| フィラー | 含む | 基本的に含まない | ケースによる |
| 用途 | 証跡・分析 | 情報共有 | 書き起こし全般 |
| 特徴 | 客観性・正確性が高い | 読みやすさ重視 | 業界によって定義が異なる |
| 主な利用場面 | 裁判・調査・商談 | 社内会議 | 法律・医療・行政 |
それぞれの違いを詳しく解説します。
議事録との違い
逐語録と議事録の大きな違いは、「発言をそのまま残すか」「要点を整理するか」です。
議事録は、会議内容を関係者へ共有しやすくするために作成されます。そのため、発言内容を要約したり、不要な発言を省略したりすることが一般的です。
一方、逐語録では発言内容を編集せず、一字一句そのまま記録します。「えー」「あのー」といった言い淀み(フィラー)や沈黙、相槌なども記録対象です。
例えば、通常の議事録では以下のように要点を整理します。
来月から新しい営業施策を開始する方針を確認
しかし逐語録では、会話の流れをそのまま記録します。
「えー、では来月から新しい営業施策を開始する方向で進めたいと思います」
このように、逐語録は発言内容だけでなく、話し方やニュアンスまで残せる点が特徴です。
反訳との違い
反訳(はんやく)とは、録音された音声を書き起こす作業や、その文書を指す言葉です。
特に法律・医療・行政などの分野で使われることが多く、「録音内容をテキスト化する」という意味では逐語録と近い概念です。
ただし、反訳は業界用語として使われるケースが多く、必ずしも「一字一句そのまま記録する」という意味だけを指すわけではありません。
例えば反訳では、
- 発言をそのまま記録する
- フィラーを削除する
- 読みやすく整文する
など、目的に応じて形式が変わる場合があります。
一方、逐語録は「発言を編集せず、そのまま記録する」という点が明確な特徴です。そのため、反訳は「音声を書き起こす行為全般」、逐語録はその中でも「発言を忠実に記録する形式」と考えるとわかりやすいでしょう。
逐語録と文字起こしの関係
文字起こしとは、音声データをテキスト化する作業全般を指します。そのため、逐語録は文字起こしの一種と言えます。ただし、文字起こしには複数の種類があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 素起こし | 音声をそのまま文字化する |
| ケバ取り | フィラーや不要語を削除する |
| 整文 | 読みやすい文章に整える |
逐語録は、この中でも「素起こし」に近い形式です。一般的な文字起こしでは、読みやすさを重視してフィラーを削除するケースもありますが、逐語録では発言内容をできるだけそのまま残します。
そのため、「文字起こし=逐語録」ではなく、逐語録は文字起こし方法の一つと理解しておくとよいでしょう。
逐語録を作成するメリット
逐語録は作成に時間や工数がかかる一方で、通常の議事録にはないメリットがあります。特に、発言内容を正確に残したい場面では、逐語録が重要な役割を果たします。ここでは、逐語録を作成する主なメリットについて解説します。
発言内容を正確に残せる
逐語録の最大のメリットは、発言内容を一字一句そのまま記録できる点です。
通常の議事録では、内容を要約したり不要な発言を省略したりするため、細かな発言内容が失われることがあります。一方、逐語録では発言を編集せず記録するため、「誰が・いつ・何を発言したのか」を正確に残せます。
そのため、重要な会議や商談、インタビューなど、発言内容の正確性が求められる場面で活用されています。
ニュアンスまで記録できる
逐語録では、発言内容だけでなく、言い淀みや沈黙、相槌なども含めて記録します。
例えば、「少し迷いながら発言している」「断定を避けている」といった細かなニュアンスは、通常の議事録では伝わりにくいことがあります。
しかし逐語録であれば、会話の流れや発言時の雰囲気まで把握しやすくなるため、インタビュー分析や市場調査などでも活用されています。
トラブル防止につながる
逐語録を残しておくことで、「言った・言わない」の認識違いを防ぎやすくなります。
会議や商談では、参加者ごとに解釈が異なるケースも少なくありません。しかし、発言内容をそのまま記録しておけば、後から内容を確認できます。
特に、重要な意思決定を行う会議や契約関連のやり取りでは、逐語録を残しておくことでトラブル防止やコンプライアンス対策にもつながります。
議事録作成の元データになる
逐語録は、通常の議事録を作成する際の元データとしても活用できます。
先に逐語録を作成しておくことで、会議内容を正確に確認しながら議事録を整理できるため、情報漏れや認識違いを防ぎやすくなります。
近年では、AI議事録ツールを活用して逐語録を自動作成し、その内容をもとに要約や議事録作成を行う企業も増えています。手作業で一から議事録を作成するよりも、効率的に記録業務を進めやすくなります。
逐語録の作り方
逐語録は、発言内容を正確に記録する必要があるため、通常の議事録よりも丁寧な作業が求められます。特に、録音環境や表記ルールを整えておくことで、作成ミスや確認作業の負担を減らしやすくなります。ここでは、逐語録の基本的な作り方を解説します。
音声を録音する
まずは、会議やインタビューなどの音声を録音します。
逐語録では発言内容を一字一句正確に記録する必要があるため、録音品質は非常に重要です。音声が聞き取りにくいと、後から書き起こし作業に大きな時間がかかってしまいます。
録音時は、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
- できるだけ静かな場所で録音する
- 発言者の近くにマイクを設置する
- 話者ごとの声が聞き分けやすい環境を作る
- 長時間録音の場合はバッテリー残量を確認する
近年では、AI議事録ツールを活用して録音と同時に文字起こしを行うケースも増えています。
発言を一字一句書き起こす
録音した音声を再生しながら、発言内容をそのまま文字に起こします。通常の議事録のように内容を要約するのではなく、発言を編集せず記録することが重要です。
例えば、以下のような発言もそのまま記録します。
「えー、来月から進める方向で、うーん、調整したいと思います」
逐語録では、発言内容だけでなく話し方や会話の流れも重要な情報になるため、省略せず記録することが基本です。
フィラー・沈黙も記録する
逐語録では、「えー」「あのー」といった言い淀み(フィラー)や沈黙、相槌なども記録します。例えば、以下のように記載されることがあります。
- (沈黙)
- (笑い)
- (相槌)
- 「あのー」
- 「えっと」
こうした情報を残すことで、発言時の迷いや感情、会話の雰囲気まで把握しやすくなります。特に、インタビューや市場調査などでは、発言内容だけでなくニュアンス分析も重要になるため、フィラーや沈黙も重要な情報として扱われます。
表記ルールを統一する
逐語録を読みやすくするためには、表記ルールを統一することも重要です。例えば、以下のようなルールを事前に決めておくと、記録のばらつきを防ぎやすくなります。
- 話者名の表記方法
- フィラーの記載ルール
- 沈黙や笑い声の表記方法
- 記号の使い方
- 改行ルール
特に複数人で逐語録を作成する場合は、表記ルールを統一しておくことで、後から確認や共有をしやすくなります。また、AI議事録ツールを利用する場合でも、最終的な表記ルールの確認や調整は必要です。読みやすく整理された逐語録にするためにも、統一ルールを決めておくことをおすすめします。
逐語録の例文・サンプル
逐語録は、「発言内容をそのまま記録する」という特徴がありますが、実際の文章を見ると通常の議事録との違いがわかりやすくなります。ここでは、逐語録のサンプルと通常の議事録を比較しながら、どのような違いがあるのかを紹介します。
逐語録の例
以下では、逐語録の例を紹介します。
スマート都市プロジェクトのマーケティング戦略について
佐藤:えー、皆さん、お疲れ様です。本日は、新しいスマート都市プロジェクトについて議論したいと思います。まず、市場の最新動向について田中さんから情報をいただけますか?
田中:そうですね、最近の市場調査によれば、持続可能なライフスタイルと環境への関心が高まっています。私たちのプロジェクトがこれにどのように応えるかが重要ですね。
鈴木:では、現在の進捗状況について報告させていただきます。現在、技術部門と協力して、新しいエネルギー効率の高い建築物の開発に注力しています。
佐藤:うーん、それって セキュリティ対策に関しても考慮していますか?データの保護は重要だと思うんですけど…
鈴木: セキュリティについてはすでに検討済みです。最新の暗号技術を導入し、プライバシーとデータの安全性を確保する予定です。
田中:(相槌)マーケティングの観点から言うと、我々はどのようにして市場にアピールしていくべきでしょうか?
佐藤: それについても今後の議論に含めましょう。鈴木さん、セキュリティ対策についての詳細な報告をお願いします。
このように、逐語録では「えー」「うーん」といった言い淀み(フィラー)や相槌も含めて記録します。また、会話の流れや発言時のニュアンスを残すため、通常の議事録よりも情報量が多くなる点も特徴です。
通常の議事録との比較
逐語録と通常の議事録では、記録方法に大きな違いがあります。以下は、同じ会話を「逐語録」と「議事録」で比較した例です。
| 逐語録 | 議事録 |
|---|---|
| 「えー、皆さん、お疲れ様です。」 | 「皆さん、お疲れ様です。」 |
| 「うーん、それってセキュリティ対策に関しても考慮していますか?」 | 「セキュリティ対策について確認。」 |
| 「データの保護は重要だと思うんですけど……」 | 「データ保護の重要性について言及。」 |
| 「(相槌)」 | 記載しない |
通常の議事録では、内容を整理して読みやすく要約することが一般的です。そのため、言い淀みや相槌などは省略されることが多くあります。
一方、逐語録では発言内容を編集せずそのまま記録するため、会話の流れや発言者のニュアンスまで把握しやすくなります。
例えば、
- 発言時に迷いがあったか
- 強く断定していたか
- 会話がどのような流れで進んだか
といった情報は、逐語録の方が確認しやすいケースがあります。
そのため、裁判記録や市場調査、インタビュー分析など、発言内容を正確に残したい場面では逐語録が活用されています。
逐語録作成のコツ
逐語録は、発言内容を一字一句正確に記録する必要があるため、通常の議事録よりも作成負担が大きくなりやすい特徴があります。特に、録音環境や事前準備によって、文字起こしのしやすさや作業時間が大きく変わることも少なくありません。
ここでは、逐語録を効率よく正確に作成するためのコツを紹介します。
録音環境を整える
逐語録を作成する際は、録音環境を整えることが重要です。音声が聞き取りにくい状態では、書き起こし作業に時間がかかるだけでなく、発言内容の誤記録にもつながります。
録音時は、以下のポイントを意識しましょう。
- できるだけ静かな場所で録音する
- 発言者の近くにマイクを設置する
- 話者同士の距離を離しすぎない
- 周囲の雑音を減らす
特に会議室では、空調音やキーボード音が入りやすいため注意が必要です。
また、重要な会議やインタビューでは、スマートフォンの内蔵マイクだけでなく、ボイスレコーダーや外部マイクを活用すると、より聞き取りやすい音声を録音しやすくなります。
おすすめのボイスレコーダーや、ボイスレコーダーの使い方はこちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
再生速度を調整する
録音音声を通常速度のまま書き起こすと、入力が追いつかず何度も再生を止める必要が出てきます。そのため、0.8倍速や0.75倍速など、少し遅めの再生速度に調整しながら作業するのがおすすめです。
一見すると時間がかかりそうに見えますが、
- 再生を止める
- 巻き戻す
- 聞き直す
といった作業を減らしやすくなるため、結果として効率的に進められるケースも少なくありません。特に長時間の会議音声では、再生速度を調整するだけでも作業負担を大きく軽減できます。
話者を識別する
逐語録では、「誰が発言したのか」を正確に記録することも重要です。複数人が同時に話していたり、似た声の参加者がいたりすると、話者の識別に時間がかかることがあります。
そのため、会議前に以下のような工夫をしておくと便利です。
- 発言者の座席を固定する
- 参加者一覧を準備する
- 発言時に名前を呼ぶ
- 1人ずつ話すルールを決める
また、近年のAI議事録ツールには、話者識別機能(話者分離機能)が搭載されているものもあります。こうした機能を活用することで、逐語録作成の負担を軽減しやすくなります。
専門用語を事前整理する
会議やインタビューで専門用語や社内用語が多く使われる場合は、事前に整理しておくことをおすすめします。専門用語が聞き取れないと、後から確認作業が必要になり、作業時間が増えてしまうためです。
例えば、以下のような内容を事前にまとめておくと便利です。
- 社内用語
- 製品名
- 業界用語
- 人名
- 略語
特にAI議事録ツールを利用する場合は、専門用語を事前共有したり、辞書登録機能を活用したりすることで、文字起こし精度を向上しやすくなります。
逐語録作成にはどれくらいの時間がかかる?
逐語録は、発言内容を一字一句そのまま記録する必要があるため、通常の議事録よりも多くの時間と工数がかかります。
一般的には、1時間の音声を書き起こすのに4〜6時間程度かかると言われています。音声の聞き直しや話者確認、表記調整なども必要になるため、想像以上に作業負担が大きくなりやすい点が特徴です。
特に以下のようなケースでは、さらに時間がかかることがあります。
- 発言者が多い
- 専門用語が多い
- 話すスピードが速い
- 音質が悪い
- 複数人が同時に話している
また、逐語録は単純な入力作業ではなく、「正確に記録すること」が求められるため、確認作業にも時間が必要です。聞き間違いや記載ミスがあると、後から修正作業が発生してしまいます。そのため、会議数が多い企業では、逐語録作成にかかる人的コストが課題になるケースも少なくありません。
こうした背景から、近年ではAIを活用して逐語録作成を効率化する企業も増えています。
AIで逐語録を効率化する方法
逐語録は作成工数が大きいため、近年ではAI議事録ツールを活用して効率化する企業が増えています。AIを活用することで、音声の文字起こしだけでなく、話者識別や要約作成なども自動化しやすくなりました。ここでは、AI議事録ツールでできることや活用時の注意点について解説します。
AI議事録ツールとは
AI議事録ツールとは、会議やインタビューなどの音声をAIで解析し、自動で文字起こしや議事録作成を行うツールのことです。従来は人が手作業で行っていた逐語録作成も、AIを活用することで効率化しやすくなっています。
近年のAI議事録ツールでは、以下のような機能を搭載しているものもあります。
- 音声の自動文字起こし
- 話者識別
- 要約作成
- キーワード抽出
- 議事録テンプレート化
特に会議数が多い企業では、議事録作成工数の削減につながるケースも少なくありません。
AIでどこまで自動化できるのか?
AI議事録ツールを活用することで、逐語録作成に関わるさまざまな作業を効率化できます。
例えば、以下のような作業を自動化しやすくなります。
| 作業 | AIでの対応 |
|---|---|
| 音声の文字起こし | ○ |
| 話者識別 | ○ |
| 要約作成 | ○ |
| キーワード抽出 | ○ |
| 発言内容の整理 | ○ |
| 内容の最終確認 | △ |
| 誤変換修正 | △ |
近年のAIは高精度化が進んでいますが、専門用語や固有名詞、音質によっては誤変換が発生することもあります。そのため、AIで下書きを作成し、人が最終確認を行う運用が一般的です。
AI活用時の注意点
AI議事録ツールは便利ですが、利用時にはいくつか注意点もあります。
音質によって精度が変わる
雑音が多い環境や、複数人が同時に発話している場合は、文字起こし精度が低下することがあります。
特に以下のような環境では注意が必要です。
- 周囲の雑音が大きい
- 会議室が広い
- マイクから発言者が遠い
- 複数人が同時に話している
AIの精度を高めるためにも、録音環境を整えることが重要です。
専門用語や固有名詞は誤変換されることがある
AIは一般的な単語には強い一方で、社内用語や業界用語、人名などは誤変換されるケースがあります。
例えば、
- 製品名
- 社内略語
- 業界特有の専門用語
などは、正しく認識されない場合もあります。そのため、専門用語を事前登録できるAI議事録ツールを選ぶと、精度改善につながりやすくなります。
最終確認は人が行う必要がある
AI議事録ツールは便利ですが、100%正確に文字起こしできるわけではありません。
特に、
- 契約関連の会議
- 重要な意思決定
- 法務・コンプライアンス関連
など、正確性が求められる場面では、人による最終確認が重要です。AIはあくまで「作業を効率化するための補助」として活用し、最終的なチェックは人が行う運用がおすすめです。
AI議事録ツールはサービスによって、文字起こし精度や話者識別機能、セキュリティ対応などが異なります。次に、逐語録作成に役立つおすすめのAI議事録ツールを紹介します。
おすすめのAI議事録ツール
AI議事録ツールは、サービスによって文字起こし精度や話者識別機能、要約機能、セキュリティ対応などが異なります。そのため、自社の利用目的に合ったツールを選ぶことが重要です。ここでは、逐語録作成に役立つおすすめのAI議事録ツールを紹介します。
1. Otolio(旧:スマート書記)

引用:Otolio
Otolioは使えば使うほどAIの精度が上がるAI議事録ツールです。複雑な設定や用語登録を行わなくても、今まで通り議事録を作成するだけで、各社に最適化された高精度の文字起こしが可能です。
この高精度の文字起こしにより、自動要約や要点抽出が可能なOtolioの機能「AIアシスト」の精度も向上し、議事録やドキュメント作成にかかる時間を大幅に削減することができます。またこれらはAIに学習させることなくAI精度を向上させる特許取得済の独自アルゴリズムを活用しているためセキュリティ面でも安心してご利用できます。
Otolio(旧:スマート書記)の特徴
- 機密情報を学習させることなく、使えば使うほど各社に最適化された高精度の文字起こしを提供
- 様々な議事録・ドキュメントの作成時間を削減できるように複数のAI出力形式に対応
- 累計8,000社以上の利用社数。大手企業から自治体まで様々な組織で利用されている信頼性の高いセキュリティ
2. AI議事録取れる君

引用:AI議事録取れる君
AI議事録取れる君は業界初のAI自動要約機能を搭載した議事録自動作成ツールです。機能の一つである自動文字起こしが終了すると、テキストをAIが解析して小見出しと箇条書きの要約を自動で作成します。
プランは個人向け・法人向け・無制限プランの3つに分かれており、1ヶ月の議事録収録時間がプランによって異なっています。
AI議事録取れる君の特徴
- 業界初のAI自動要約機能
- プランに関係なく、無制限に使用できる自動文字起こし機能
- オンライン会議ツールと併用が可能
3. Rimo Voice

引用:Rimo Voice
Rimo Voiceは、日本語に特化した文字起こしエンジンを採用している文字起こしツールです。5つのプランに分かれており、自分の利用時間に合わせて適切なプランを選択することが可能です。
ICレコーダーでの録音データやWeb会議の録画データを読み込ませて文字起こしできるだけでなく、会議中の音声をリアルタイムで文字起こしすることもできます。
Rimo Voiceの特徴
- 日本語に特化したAIで自動文字起こし
- テキストと音声がシンクするスライダー機能
- AIが10秒で要約も作成
まとめ|逐語録はAI活用で効率化できる
逐語録とは、会議やインタビューなどの発言内容を一字一句そのまま記録する文書です。通常の議事録とは異なり、言い淀みや相槌、沈黙なども含めて記録するため、発言内容を正確に残せる点が特徴です。
一方で、逐語録作成には多くの時間と工数がかかります。特に、長時間の会議や発言者が多い場面では、手作業での文字起こしに大きな負担が発生するケースも少なくありません。
近年では、AI議事録ツールを活用して、文字起こしや議事録作成を効率化する企業が増えています。AIを活用することで、逐語録作成にかかる時間や人的コストを削減しやすくなります。
なかでも「Otolio(旧:スマート書記)」は、使うほど各社に最適化されるAIを活用し、高精度な文字起こしや議事録作成を支援できるAI議事録ツールです。逐語録作成の負担を減らしたい方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
- 逐語録の議事録作成に時間がかかっている
- 逐語録の議事録を作成するために会議中にメモを取っているため、会議に集中できない
- 議事録作成後の言った言わないの確認に時間がかかっている
このような議事録に関するお悩みがあれば、ぜひ一度、使えば使うほどAIの精度が上がる「Otolio」をお試しください。
Otolioは特許取得済の独自アルゴリズムを活用し、機密情報を学習させることなく、使えば使うほど各社に最適される高精度の文字起こしが可能です。高精度で文字起こしができるため、その後の自動要約や要点抽出などの精度も向上し、議事録作成時間の削減が可能です。
またその他にも、以下のような特徴があります。
- 様々な議事録やドキュメント作成に対応できる
- 要約文章の生成、要点や決定事項やToDo・質疑応答の自動抽出など複数の出力形式を選択できる
- 音声を含めた情報共有で会議の振り返りを効率化できる
- 対面会議、Web会議で利用が可能
- 「えー」や「あの」など意味をなさない発言を最大99%カット
- 発言内容をリアルタイムで文字起こし
- 最大20名までの発話を認識し、誰がどの発言をしたかをAIが自動で可視化
累計利用社数6,000社以上の実績、大手企業から自治体まで様々な組織で利用されており、セキュリティ面でも安心してご利用いただけます。まずは14日間の無料トライアルをお試しください。
よくある質問とその回答
Q. 逐語録とは何ですか?
逐語録とは、会議やインタビューなどの発言内容を、一字一句そのまま記録した文書のことです。通常の議事録とは異なり、「えー」「あのー」といった言い淀み(フィラー)や相槌、沈黙なども含めて記録する点が特徴です。
Q. 逐語録と議事録の違いは?
逐語録は発言内容をそのまま記録するのに対し、議事録は会議内容を要約して整理する点が大きな違いです。議事録では不要な発言を省略することが一般的ですが、逐語録では発言内容を編集せず記録します。そのため、逐語録の方が情報量や正確性が高いという特徴があります。
Q. フィラーも記録する必要がありますか?
逐語録では、基本的にフィラーも記録します。
例えば、
- 「えー」
- 「あのー」
- 「うーん」
といった言い淀みや、相槌、沈黙なども記録対象です。特に、インタビュー分析や市場調査では、こうした発言のニュアンスも重要な情報になるケースがあります。
Q. AIでも逐語録は作れますか?
はい。近年では、AI議事録ツールを活用して逐語録を自動作成する企業も増えています。AIを活用することで、
- 音声の文字起こし
- 話者識別
- 要約作成
などを効率化できます。ただし、専門用語や音質によっては誤変換が発生する場合もあるため、最終確認は人が行うことが重要です。
Q. 逐語録作成にはどれくらい時間がかかりますか?
一般的には、1時間の音声を書き起こすのに4〜6時間程度かかると言われています。
特に、
- 発言者が多い
- 専門用語が多い
- 音質が悪い
といったケースでは、さらに時間がかかることもあります。そのため、近年ではAI議事録ツールを活用して作業時間を削減する企業も増えています。
Q. 逐語録は法的証拠になりますか?
逐語録は、発言内容をそのまま記録するため、証跡資料として活用されることがあります。実際に、裁判記録や契約関連の会議記録などで利用されるケースもあります。
ただし、法的効力は状況や記録方法によって異なるため、正式な証拠として扱う場合は、録音データの保存や記録方法について専門家へ確認することをおすすめします。