【お知らせ】スマート書記は「Otolio(オトリオ)」にサービス名を変更しました ― 会議音声を活用したAIエージェントへ
議事録作成

無料で使えるAI議事録ツールおすすめ8選|実用型・お試し型の選び方も解説

議事録作成の負担を減らしたいとき、まず候補に挙がるのが無料で使えるAI議事録ツールです。有料契約の前に、コストをかけずに試したいと考えるのは自然な流れです。

ただ、

  • 無料で使えるAI議事録ツールにはどんな選択肢があるのか
  • 完全無料で使い続けられるのか、期間限定の無料なのか
  • 会社の会議で使っても、精度やセキュリティは問題ないのか

といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そのためこの記事では、無料のAI議事録ツールを「実用型(無料プラン)」と「お試し型(無料トライアル)」の2つの型に分けて8つ紹介し、失敗しない選び方と注意点までをわかりやすく解説します。

とくに組織での利用を見据えるなら、無料期間の価値は「節約」よりも「検証」にあります。機能制限のない環境で普段の会議をそのまま試せるかどうかが、ツール選びの分かれ目になります。

無料期間は「自社の会議で確かめる時間」として使えます

会議業務を丸ごと自動化するAIエージェント「Otolio」は、大手企業から行政・自治体まで累計8,000社以上にご利用いただいた実績があります。14日間の無料トライアルでは、本番環境に近い形で機能を試せます。カタログスペックではわからない「自社の会議での精度と使い勝手」を、本番に近い条件で検証できます。

目次

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AI議事録は無料でどこまで使える?

AI議事録ツールの無料利用には、大きく分けて2つの型があります。時間や機能の制限内でずっと使い続けられる「実用型(無料プラン)」と、期間限定で本番相当の機能を検証できる「お試し型(無料トライアル)」です。さらに、Web会議ツールの付属機能や汎用生成AIの無料枠で代用する方法もあります。

型を取り違えると「無料のはずが、実際の会議ではほとんど使えなかった」という失敗につながります。まずは3つのタイプの違いを整理します。

1. 実用型|無料プランのまま使い続けるタイプ

実用型は、期間の定めなく無料で使い続けられる無料プランを指します。費用が一切かからない代わりに、毎月の文字起こし時間、1回あたりの録音時間、利用できる機能などに上限が設けられているのが一般的です。

たとえば「月に数時間まで」「1回の文字起こしは数分まで」といった制限の中で使う形になります。個人の備忘録や、月に数回の短い打ち合わせであれば、この範囲でも十分に役立ちます。

一方で、組織での利用に必要な共有機能や管理機能、セキュリティ設定は有料プラン限定になっていることが少なくありません。実用型は「個人が小さく使い続ける」ことに向いた型だと理解しておくと、期待とのズレを防げます。

2. お試し型|無料トライアルで本番検証するタイプ

お試し型は、1〜4週間程度の期間限定で、有料プランと同等の機能を無料で試せる無料トライアルを指します。期間が過ぎれば無料では使えなくなるため、「ずっと無料」を求める方には向きません。

その代わり、機能制限が少ない状態で自社の会議をそのまま試せるのが最大の価値です。文字起こしの精度は、会議室の環境、参加人数、話し方、専門用語の多さで大きく変わります。つまり、自社の会議で試さない限り、本当の実力はわかりません。

組織導入を前提にするなら、優先して検討したいのはこちらの型です。無料を「コストをかけない手段」としてではなく、「導入前に自社の会議で精度と運用を確かめる検証の手段」として使うことが、無料AI議事録ツールを導入検証に活かす基本的な考え方です。

3. Web会議ツール・汎用生成AIの無料機能で代用するタイプ

ZoomやTeams、Google MeetといったWeb会議ツールには、追加費用なしで使える文字起こし機能が備わっているものがあります。また、文字起こし結果をChatGPTなどの汎用生成AIに貼り付けて要約させる方法もあります。

「ChatGPTやCopilotで議事録は作れるのでは?」という声は、Otolioの商談でも検討担当者からたびたび挙がる質問です。単発の要約であれば、汎用生成AIでも十分に成立します。一方で、次の3点では専用ツールと差が出ます。

  • 文字起こしそのものの精度
  • 録音から要約までが1つの画面で完結するか
  • 会議データが蓄積されて残り続けるか

ChatGPTとAI議事録ツールの違いは、次の記事で機能・精度・運用の観点から詳しく比較しています。

参考記事:ChatGPTとAI議事録ツールを徹底比較|カスタムGPTsで本当に議事録作成は効率化できる?

無料で使えるAI議事録ツールおすすめ8選

ここからは、無料で使えるAI議事録ツールを「お試し型(無料トライアル)」5選と「実用型(無料プラン)」3選に分けて紹介します。組織のビジネス利用を検討している方はお試し型から、個人で費用をかけずに使いたい方は実用型から確認してください。

なお、料金や無料条件は変動しやすいため、利用前に必ず各社の公式ページで最新情報を確認してください。

お試し型|無料トライアルで本格検証できるAI議事録ツール5選

まずは、無料トライアルで本番相当の機能を検証できるツールを5つ紹介します。

1. Otolio

引用:Otolio

Otolioは、エピックベース株式会社が提供する、会議業務を丸ごと自動化するAIエージェントです。高精度な文字起こしと自動要約により、議事録作成を自動化できます。議事録単体ではなく、会議前の準備から会議後のフォローアップまでを一貫して引き受ける点が他のツールと異なります。

項目内容
無料でできる範囲14日間の無料トライアル。10時間相当の会議・ユーザー数の制限なしで、実際の会議に沿って検証できる。最短翌営業日から利用可能
料金初期費用+AIクレジット(使った分だけ消費する月々の利用枠)。人数課金ではないため、利用者が増えても料金は変わらない
セキュリティデータをAIに学習させない設計。特許取得済の独自アルゴリズムで、学習させずに90%以上の文字起こし精度を実現
おすすめ本格導入を前提に、機密性の高い会議も含めて自社の会議で精度と運用を検証したい企業

サービスサイトURL:Otolio公式サイト

2. AI議事録取れる君

AI議事録取れる君サービスサイトイメージ

引用:AI議事録取れる君

AI議事録取れる君は、会議内容をリアルタイムで文字起こしし、会議終了後にAIが議事録を自動生成するAI議事録ツールです。Zoom、Teams、Google Meetとの連携や共同編集、翻訳に対応しており、低価格帯から利用できる点が特徴です。

項目内容
無料でできる範囲7日間の無料トライアルあり
料金お試しプランは月額1,380円(税抜)から
セキュリティデータのAI学習なし、ISO27001認証取得
おすすめコストを抑えながらWeb会議の文字起こし・要約・共有を試したい企業

サービスサイトURL:AI議事録取れる君公式サイト

3. toruno

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引用:toruno

torunoは、リコーが提供する文字起こし・議事録作成ツールです。対面会議・Web会議に加えて音声・動画ファイルの文字起こしにも対応し、録音や画面キャプチャを含めて会議内容を記録できます。

項目内容
無料でできる範囲個人向けは累計3時間分の記録・文字起こしが無料。法人向けは全機能を体験できる3週間の無料トライアルあり
料金法人向け(AI要約プラン)は月30時間27,000円(税抜)から。超過分は従量課金あり
セキュリティ音声データ・文字起こし結果は音声認識AIの学習目的で利用されない
おすすめ音声だけでなく画面情報も含めて会議を振り返りたい企業

サービスサイトURL:toruno公式サイト

4. YOMEL

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引用:YOMEL

YOMELは、会議開始時にボタンを押すだけで、Web会議や対面会議の録音・文字起こし・AI要約を行える議事録AIです。Bot入室やURL発行が不要で、会議のたびの設定負担が小さい点が特徴です。

項目内容
無料でできる範囲2週間の無料トライアルあり
料金スタータープラン30時間、28,000円/月から
セキュリティセキュリティチェックシートを公開。個人情報と思われる部分を自動除去する設定が可能
おすすめ会議ごとの設定を減らし、対面・Web会議の議事録作成を手軽に試したい企業

サービスサイトURL:YOMEL公式サイト

5. Rimo Voice

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引用:Rimo Voice

Rimo Voiceは、会議の文字起こし、議事録要約、自動録画、会議AIアシスタントとの対話などに対応するAI議事録ツールです。個人向けプランと法人向けプランが用意されており、利用規模に応じて選べます。

項目内容
無料でできる範囲7日間の無料トライアルあり
料金プロプラン月額4,950円、チームプラン月額6,600円。文字起こしのみのプランは月額1,650円から、法人プランは要見積もり
セキュリティISO27001・ISO27017の認証取得。会議データはAI学習に使用されない
おすすめ録画・文字起こし・要約・会議内容の後追い確認をまとめて試したい企業

サービスサイトURL:Rimo Voice公式サイト

実用型|無料プランで使い続けられるAI議事録ツール3選

続いて、期間の定めなく無料で使い続けられるツールを3つ紹介します。

6. LINE WORKS AiNote

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引用:LINE WORKS AiNote

LINE WORKS AiNoteは、高精度な音声認識で会議や打ち合わせの音声を自動で文字起こし・整理できるAI議事録ツールです。月間300分までの無料利用枠が用意されており、LINE WORKSと連携した運用がしやすい点が特徴です。

項目内容
無料でできる範囲月間300分まで無料(1回あたり60分・最大30ユーザー)
料金ソロプラン月額1,440円から、チームプラン月額19,800円から(年額プランの場合)。チーム・ビジネスプランは30日間の無料トライアルあり
セキュリティISO/IEC 27001ほか各種認証・SOC2/3取得
おすすめLINE WORKSを利用中で、まず無料枠から議事録の自動化を始めたい企業

サービスサイトURL:LINE WORKS AiNote公式サイト

7. Notta

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引用:Notta

Nottaは、録音・文字起こしに加えて、AI要約、会話検索、外部連携までを自動化するAI文字起こし・議事録サービスです。無料プランでは毎月の文字起こし時間や1回あたりの長さに上限があります。

項目内容
無料でできる範囲フリープランあり(毎月の文字起こし時間・1回あたりの長さに上限あり)
料金有料プランは月額制(年払いで割安。詳細は公式サイトで要確認)
セキュリティデータは日本国内に保管。AI学習なしモードあり(エンタープライズのみ)
おすすめ個人の録音メモや短い打ち合わせから、費用をかけずに始めたい方

サービスサイトURL:Notta公式サイト

8. ユーザーローカル音声議事録システム

音声議事録システムユーザーローカルサービスサイトイメージ

引用:ユーザーローカル音声議事録システム

ユーザーローカル音声議事録システムは、無料で利用できる音声議事録システムです。ブラウザから手軽に使えて費用がかからない一方、公式ページでは詳細情報が限られます。法人利用時のデータ保存、学習利用、セキュリティ条件は導入前の確認が必要です。

項目内容
無料でできる範囲無料で利用可能
料金無料
セキュリティ公式ページの情報が限られるため要確認
おすすめまず費用ゼロで音声の文字起こしを体験してみたい方

サービスサイトURL:ユーザーローカル音声議事録システム公式サイト

無料AI議事録ツールの比較表

紹介した8ツールの無料条件を一覧で比較します。無料の型(実用型・お試し型)と、ビジネス利用で重要になるデータのAI学習の扱いを軸に整理しました。

ツール名種別無料でできる範囲有料プランデータのAI学習
Otolio会議業務を自動化するAIエージェント14日間・10時間相当・ユーザー数制限なし初期費用+AIクレジット(人数課金なし・個別見積もり)学習させない設計(特許取得済)
AI議事録取れる君AI議事録ツール7日間のトライアル月額1,380円(税抜)〜AI学習なし
toruno文字起こし・議事録作成ツール個人:累計3時間/法人:3週間・上限30時間月30時間27,000円(税抜)〜AI学習なし
YOMEL議事録AI無料トライアルあり要問い合わせチェックシート公開・要確認
Rimo VoiceAI議事録ツール無料トライアルあり月額4,950円〜AI学習なし
LINE WORKS AiNoteAI議事録・文字起こしツール月間300分まで無料ソロ月額1,440円〜要確認(各種認証取得)
NottaAI文字起こし・議事録サービスフリープラン(時間上限あり)月額制(要確認)AI学習なしモードあり(エンタープライズのみ)
ユーザーローカル音声議事録システム音声議事録システム無料で利用可能なし要確認

※2026年7月時点の情報です。無料条件・料金は変更される場合があるため、必ず各社公式サイトで最新情報を確認してください。

比較表を見るときのポイントは、「無料でできる範囲」を自社の会議量に当てはめてみることです。たとえば週に2回・1時間の定例会議があるだけで、月の会議時間は8時間を超えます。実用型の無料枠では収まらないケースが多く、その場合はお試し型で検証して有料プランを選ぶ流れが現実的です。

無料で足りるのはどんなケース?有料を検討すべきサインは?

結論からいえば、個人のメモ用途や月数回の短い会議であれば、無料の範囲でも十分に役立ちます。一方、会議の数が多い、複数人で使う、機密性の高い会議を扱うといった条件が加わると、無料の範囲では早晩限界が来ます。ここでは、その境界線を具体的に示します。

1. 無料の範囲で足りる3つのケース

次の3つのケースでは、無料プランや無料機能のままでも実用になります。

  • 個人の備忘録・振り返り用途:自分の会議メモや音声メモをテキスト化するだけなら、実用型の無料枠で足ります。共有や管理機能も不要です
  • 月数回・短時間の打ち合わせ:会議の絶対量が少なければ、月あたりの無料枠に収まります。誤変換の手直しも、頻度が低ければ負担になりません
  • 導入判断前の検証段階:本格導入の前に効果を確かめる段階は、まさに無料の本来の使い道です。この場合は制限の少ないお試し型が向いています

共通するのは、「議事録が業務の中心ではない」ことです。使う頻度が低く、多少の手直しを許容できるなら、無料の範囲で困ることは多くありません。

2. 有料・本格導入を検討すべき3つのサイン

逆に、次のサインが出始めたら、有料プランや本格導入を検討するタイミングです。

1つ目のサインは、無料機能の手直しが常態化していることです。実際にコクヨ株式会社では、約2時間の会議に対して議事録作成に4時間以上かかっていました。Web会議ツール付属の文字起こし機能を活用しても、なお約3時間を要していました。

原因は、社内の専門用語が正しく変換されず、修正に時間を取られていたことです。拠点ごとに1つのマイクで集音するため、話者の識別もうまくいきませんでした。

そこで、専門用語を事前に登録でき、声質から話者を自動識別できるOtolioへ切り替えました。その結果、議事録作成は約30分になり、90%の時間削減を実現しました。「無料で使える機能を試したが、手直しに時間がかかる」という状態は、専用ツールへ移る典型的な転換点です。

参考記事:専門用語が多い会議の議事録作成時間を90%削減。Web会議ツールとOtolioの文字起こしの違いとは

2つ目のサインは、会議の数と利用者が増え、無料枠を管理しきれなくなることです。ここで悩ましいのは、自社に必要な利用量を導入前に見積もりにくい点です。実際にOtolioの商談でも、利用量が読めずプラン選定に迷う声がありました。「最小プランの10時間では足りないが、100時間はいらない」「長期休暇のある月はほとんど使わない」といった声です。

会議の数は月や繁忙期で変動するため、最初から大容量プランを契約すると使い切れず無駄が出がちです。有料移行の際は、最小構成で始めて不足分を追って調整できる料金体系を選ぶと、総額を抑えやすくなります。

3つ目のサインは、機密性の高い会議を扱うようになることです。経営会議や人事、取引先との商談の音声は、社外に出せない一次情報そのものです。無料ツールの中には、入力データのAI学習利用やデータ保管場所について、公式情報だけでは確認しにくいものもあります。

会議データを組織の管理下に置く必要が出てきたら、セキュリティ要件を満たす有料プランを前提に検討すべき段階です。

失敗しない無料AI議事録ツールの選び方5つのポイント

無料のAI議事録ツールを選ぶときは、無料枠の大きさだけで判断すると失敗しやすくなります。ここでは、検証の手段として無料を活かすための5つの選び方を紹介します。

1. 無料の範囲で「自社の会議」を検証できるか(時間・機能・人数)

最初に確認すべきは、無料の範囲で自社の会議をそのまま試せるかどうかです。具体的には、次の3点を見ます。

  • 時間:普段の会議を複数回試せる時間枠があるか。1〜2回の会議では精度の傾向がつかめません
  • 機能:文字起こしだけでなく、要約・共有・テンプレートなど本番で使う機能まで無料で試せるか
  • 人数:実際に使う予定のメンバーで試せるか。1人で試した結果と、複数人で運用した結果は別物です

無料枠が大きくても、機能や人数が制限されていると「本番と違う条件」での検証になってしまいます。検証条件が本番に近いツールを優先しましょう。

2. セキュリティとデータ学習ポリシーを確認できるか

会議音声は、社名・人名・数字がそのまま入った機密情報です。無料であっても、入力したデータがAIの学習に使われていないか、データの保管場所は国内か、通信や保管は暗号化されているかを確認してください。

確認方法はシンプルで、公式サイトのセキュリティページや利用規約を見ることです。ここで情報が見つからない、または記載が曖昧なツールは、業務利用の候補から外すのが安全です。無料プランと有料プランでセキュリティ条件が異なるツールもあるため、「無料の範囲ではどうか」を確認する視点も忘れないようにしましょう。

3. 精度は「数字」ではなく「精度向上の取り組み」で見る

文字起こしの精度は、多くのツールが高い数字を掲げていますが、数字だけでは比較できません。精度は会議環境や用語によって変わるうえ、AIの進化は速く、検討時点の精度差は数ヶ月で入れ替わる可能性があるためです。

そこで見るべきは、精度を上げ続ける仕組みがあるかどうかです。専門用語を登録・学習できるか、使うほど自社の環境に最適化されるか、提供側がAIの調査・更新を継続しているか、などです。

この観点があると、導入後に「別のツールのほうが精度が高いらしい」と再検討を繰り返すコストからも解放されます。精度の見方を含めた本格的なツール比較は、次の記事で詳しく解説しています。

参考記事:【2026】AI議事録ツールおすすめ14選|失敗しない選び方と目的別比較

4. 有料移行後の総額(サポート込み)で比較する

無料で検証して手応えがあれば、次は有料プランの比較になります。このとき月額の安さだけで選ぶと、想定外のコストが出やすくなります。ツールによっては、説明会や活用支援、問い合わせ対応が基本料金に含まれず、有償オプションになっているためです。

利用者が多い組織や、ITリテラシーに差がある組織では、導入初期の問い合わせが窓口担当者に集中します。サポートが料金に含まれるか、人数が増えたときに料金がどう変わるかまで含めた「総額」で比較すると、「安く導入したのに活用が立ち上がらない」という失敗を防げます。

5. 対面・Web会議など自社の会議環境で使えるか

無料ツールの検証でつまずきやすいのが、会議環境との相性です。Web会議中心ならツール連携のしやすさ、対面会議中心ならマイクでの集音や話者識別への対応が重要になります。スマホアプリで録音したい、PCブラウザだけで完結させたいなど、デバイスの条件も確認しておきましょう。

スマホ・アプリでの利用を軸に選びたい方は、次の記事でアプリ型の議事録ツールを網羅的に紹介しています。

参考記事:議事録作成アプリおすすめ13選!無料プラン・トライアルができるアプリ別に紹介

無料のAI議事録ツールを使うときの3つの注意点

無料のAI議事録ツールは手軽に始められる反面、ビジネス利用では見落としがちな落とし穴があります。使い始める前に、次の3点を押さえてください。

1. 会社の許可なく会議音声を無料ツールに入れない

個人で無料ツールを見つけると、そのまま職場の会議で使いたくなります。しかし、会社の許可なく会議音声を外部の無料ツールに入れる行為は、情報漏えいリスクを伴う「シャドーAI」になり得ます。会議音声には取引先の情報や未公開の数字が含まれるため、後から問題になるケースも考えられます。

業務で使う場合は、必ず情報システム部門や上長に確認し、組織として認められたツール・条件の範囲で使いましょう。裏を返せば、「現場が勝手に無料ツールを使い始める前に、会社として安全な標準ツールを整える」ことが組織側の対策になります。AI議事録のセキュリティリスクと対策は、次の記事で詳しく解説しています。

参考記事:AI議事録のセキュリティ|導入前に確認したい6つのポイントと選び方

2. トライアル開始直後の精度で最終判断しない

見落とされがちですが、学習型のAI議事録ツールは、使い始めた直後が最も精度の低い状態です。修正した用語や使用を重ねるほどの最適化が、まだ反映される前のためです。トライアル初日の結果だけで「精度が低い」と判断すると、本来の実力を見誤ります。

精度を正しく評価するには、検証の設計が有効です。たとえば、過去の議事録や用語集、製品の型番表を先にツールへ登録・貼り付けしておくと、初回の会議から専門用語が変換されやすくなります。そのうえで、複数回の会議で精度の変化を確認する。この手順を踏むだけで、無料期間の検証の質は大きく変わります。

3. 無料でも「手直し工数」というコストがかかる

無料ツールは金額こそゼロですが、精度が足りないと文字起こし結果の手直しに時間がかかります。誤変換の修正や話者の特定に毎回30分かかるなら、それは実質的なコストです。手直しが積み重なると、「導入前と作業時間が変わらない」という本末転倒な状態にもなりかねません。

無料か有料かを判断するときは、利用料だけでなく「手直しも含めた総作業時間」で比べてみてください。担当者の時間単価で換算すると、有料ツールのほうが結果的に安くつくケースは珍しくありません。

まとめ|無料AI議事録は「節約」ではなく「検証」に使おう

無料のAI議事録ツールには、無料プランのまま使い続けられる「実用型」と、無料トライアルで本番検証する「お試し型」があります。個人のメモや月数回の会議なら実用型で十分ですが、組織でのビジネス利用を見据えるなら、無料の価値は検証にあります。

自社の会議で精度を確かめ、運用に乗るかを見極め、そのうえで有料移行を判断する。この順番を踏めば、「導入したのに使われない」という最大の失敗を避けられます。検証の際は、過去の議事録を登録してから試す、複数回の会議で精度の変化を見るといった設計も忘れずに行いましょう。

まずは無料条件・セキュリティ・会議環境への適合性を確認したうえで、普段の会議で試してみましょう。

ここまで読んで、8つのツールのどれから試すか迷っているなら、判断の軸は1つです。「自社の会議を、本番に近い条件で検証できるか」。比較表を眺め続けるより、その条件を満たす環境で一度試したほうが、答えは早く出ます。

迷ったら、普段の会議をそのまま持ち込んで検証してみませんか

Otolioの14日間無料トライアルは、10時間相当の会議をユーザー数の制限なしで試せる検証向きの設計です。データをAIに学習させない設計のため、機密性の高い会議もそのまま検証できます。有料移行後も人数課金のない料金体系のため、小さく始めて会議量に合わせて調整できます。

この記事を書いた人
エピックベース株式会社|マーケティング部|青木喬平

2023年にエピックベースに入社し、累計利用社数8,000以上「Otolio」のマーケティングを担当。 本ブログでは、議事録・文字起こし・生成AI・AIエージェントに関するノウハウや、企業が業務効率化の実現・DXの推進に必要な情報を現場のリアルな視点からお届けしています。 ※ 本ブログはOtolio運営元であるエピックベース株式会社の社員が執筆・編集しています。

よくある質問とその回答

Q. AI議事録ツールは完全無料で使い続けられますか?

無料プランを持つツールであれば、期間の定めなく無料で使い続けられます。ただし、毎月の文字起こし時間や1回あたりの録音時間、利用できる機能に上限があるのが一般的です。個人のメモや月数回の短い会議なら無料の範囲で足りますが、組織での本格利用では有料プランが前提になると考えておくとよいでしょう。

Q. 無料のAI議事録ツールはセキュリティ面で安全ですか?

ツールによって大きく異なります。確認すべきは、入力した音声がAIの学習に使われないか、データの保管場所は国内か、通信・保管が暗号化されているかの3点です。公式サイトにこれらの記載がない、または曖昧なツールは業務利用を避けるのが安全です。また、会社の許可なく会議音声を無料ツールに入れると情報漏えいリスクにつながるため、必ず組織のルールを確認してから使いましょう。

Q. ChatGPTがあればAI議事録ツールは不要ですか?

単発の要約であれば、文字起こし結果をChatGPTに貼り付けて議事録の形に整えることは可能です。一方で、文字起こし自体の精度、録音から要約までの完結性、会議データの蓄積・管理という点で専用ツールに分があります。会議の数が多い、複数人で使う、機密情報を扱うといった条件があるなら、専用ツールの検討をおすすめします。

Q. 無料トライアルでは何を確認すればいいですか?

確認すべきは「自社の会議での精度」「運用に乗るか」「セキュリティ要件」の3点です。精度は、過去の議事録や用語集を先に登録したうえで、複数回の会議で確認します。トライアル開始直後は精度が上がりきっていないため、初日の結果だけで判断しないことが重要です。運用面では、実際に使うメンバーが迷わず使えるか、議事録の共有までスムーズかを確かめましょう。

Q. 無料プランと無料トライアルはどちらを選ぶべきですか?

目的で選び分けるのがおすすめです。費用をかけずに個人で使い続けたいなら、無料プラン(実用型)が向いています。組織への導入を検討していて、精度や運用を見極めたいなら、機能制限の少ない無料トライアル(お試し型)が向いています。導入判断のための検証であれば、本番に近い条件で試せるトライアルのほうが、判断の材料を集めやすくなります。

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