【2025】ChatGPTの使い方を活用シーン別に紹介！料金や始め方、コツや注意点も解説

この記事でわかること

• ChatGPTの始め方と基本的な使い方
• ChatGPTでできること
• ChatGPTを利用する上での注意点

ChatGPTは、アメリカのOpenAI社が開発した大規模言語モデル（LLM）を活用し、人間のように自然な会話ができるAIチャットサービスです。

一方で「業務に取り入れたいけれど、セキュリティリスクがどれくらいあるのかわからない」「便利そうだが、何ができて、どう使えばいいのかイメージできない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

ChatGPTは文章作成や構成、アイデア出しなど幅広い用途で活用でき、無料プランと有料プランで使える機能や上限が変わります。一方で、入力内容の取り扱いによっては情報漏洩につながる可能性があるほか、回答を鵜呑みにすると誤情報の発信や著作権面のリスクが生じることもあります。

そこで本記事では、ChatGPTの使い方を基礎から理解したい方に向けて、アカウント作成から基本操作、料金プラン、具体的な活用シーン、使用上の注意点までをわかりやすく解説します。

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ChatGPTとは

ChatGPTとは、OpenAI社が開発した大規模言語モデルを用いたAIチャットサービスです。質問への回答から文章要約、文章の言い換えまで、幅広いテキスト処理を自動化できるツールです。議事録作成においても、要約・要点抽出・文章整形といった活用ができます。

ChatGPTは無料プランでも利用できますが、無料版で使用できるモデルには制限があり、最新かつ最上位のモデルは主に有料プランで提供されています。無料プランでは、性能を最適化した軽量モデルなど、一定の機能を備えたモデルが利用できるケースが一般的です（地域や時期によって提供内容が変わる可能性があります）。

なお、OpenAI社は次々と新モデルを発表しており、2025年にはGPT-5シリーズ（GPT-5.1など）が登場するなど、性能は継続的に進化しています。モデル更新のタイミングにより、利用可能なモデルは変わる点に注意が必要です。

より高度な議事録作成や長文処理を行いたい場合は、モデル選択が可能な有料プランを利用することで、より正確かつ高速なAI処理が期待できます。

ChatGPTの始め方

ChatGPTがどんなサービスか分かったところで、次はさっそく使い始める手順を見ていきましょう。アカウント作成は無料で、数分で完了します。

ChatGPTには主に以下の2種類があります。

• ブラウザ版（Web版）
• アプリ版（スマホアプリ）

GoogleアカウントやAppleアカウントでログインすることもできますが、ここでは「メールアドレスで登録する方法」を中心に解説します。すでにアカウントをお持ちの方は「ChatGPTの基本的な使い方」からご確認ください。

ブラウザ版のアカウント登録方法

1. ChatGPTの公式サイトにアクセス

2. 画面右側の「Sign Up」のボタンをクリック

3. メールアドレスを入力またはSNSアカウントでサインアップする（ここではメールアドレスを登録するやり方にしています）

4. アカウントを管理するためのパスワードを設定する

5. ChatGPTからの確認メールをチェックし「Verify email address」ボタンをクリック

6. アカウント名を入力

7. 電話番号を入力

8. SMSで認証コードが送信されるので、そのコードを入力し「Verify」ボタンをクリック

9. 使用目的を選択

10. 登録完了

ブラウザ版の登録手順は以上です。登録が完了したら、設定したメールアドレスとパスワードでログインすることで、使用開始できます。

アプリ版の始め方（iOSの場合）

1. App Storeにアクセスしてアプリをダウンロードして起動する

2. 画面下部の「メールアドレスでサインアップ」のボタンをタップ

3. 登録に使うメールアドレスを入力する

4. アカウントを管理するためのパスワードを設定する

5. 登録したメールアドレスにChatGPTからの確認メールが届くのでチェックし「メールアドレスの確認」ボタンをタップ

6. アカウント名を入力

7. 登録完了

これでChatGPTを始める準備が整いました。アカウント登録が無事に終了したら、実際にChatGPTを立ち上げて使ってみましょう。

ChatGPTの基本的な使い方

それでは基本的なChatGPTの使い方を見ていきましょう。なお、ここではブラウザ版での基本的な使い方を解説していきます。

まず、ログインすると次の画像のような画面が表示されます。

試しに画面最下部の入力フィールドに質問を入力してみましょう。すると、画面中央に質問と、それに対するChatGPTの答えが表示されます。

例えば、「ChatGPTについて教えてください」と質問してみると、このような回答が得られます。

ChatGPTからの回答に対して、さらに追加で質問したり、詳しく掘り下げたい場合は、入力フィールドに再度質問を入力します。

さて、ここで画面左側に質問したやりとりが表示されたのがわかるかと思います。

ChatGPTに質問した内容はこうして履歴が残ります。過去のやりとりをあとから読み返したり、または更に質問をしたりすることができます。そのため、1つのチャットで話題を混ぜるより、テーマごとにチャットを分けるのがおすすめです。

新たに会話を始める場合は、画面左側のペンのアイコンをクリックします。こうすることで、これまでのチャットを終了し、新たに別の話題でチャットを始めることができます。

また、チャット履歴の横にあるオプションボタンを表示することで、チャットの共有やチャット名の変更、アーカイブ、削除などを行うことができます。

ChatGPTができること

ChatGPTは、大量の文章データを学習した「大規模言語モデル（LLM）」を活用する生成AIです。質問に対して、学習したパターンをもとに自然な文章を生成して回答します。

そのため、ChatGPTはとくに文章を扱う作業が得意です。具体的には、

• 質疑応答（調べ物の補助）
• 文章作成（メール・記事・企画文など）
• 要約・要点整理
• 翻訳
• 推敲・言い換え
• アイデア出し
• プログラミングのサポート（コード例、デバッグの補助）

といった用途で活用できます。なお、回答が常に正しいとは限らないため、重要な内容は一次情報で確認するのが安心です。次の章では、こうした機能を活用シーン別に、実際の使い方がイメージできるように紹介します。

ChatGPTの使い方！活用シーン例

ChatGPTは、文章作成や要約、翻訳、アイデア出しなど、文章を扱う業務の効率化に役立つAIです。具体的には、次のようなシーンで活用できます。

• ブログ記事やSNS投稿、メールなどの文章作成
• コード例の作成やエラー原因の切り分けなど、プログラミングの補助
• ブレインストーミングにおけるアイデア出し・企画のたたき台作成
• 文章の翻訳・要約・推敲（言い換え）
• FAQの整備など、問い合わせ対応の下書き

ここからは、実際にChatGPTに質問してみた例をもとに、活用イメージをご紹介します。

メールの文章を作成

仕事のメールは、文面を整えるだけでも意外と時間がかかります。ChatGPTに「目的」と「条件」を伝えるだけで、そのまま使える下書きを作成できます（画像参照）。

また便利なのは、最初の文章をベースにして、追加の指示を出すだけでトーンや内容を微調整できる点です。

例：

• 「もう少し丁寧に」
• 「要点だけに短くして」
• 「相手が断りやすい表現に直して」

プログラミング

ChatGPTは、プログラミングの学習や実務でも活用できます。たとえば「HTMLページで表を表示したい」のように目的を伝えると、コード例とあわせてどのタグが何の役割かも説明してくれます（画像参照）。

回答内のコードは「コードをコピーする」からそのままコピーできるため、試しながら理解を深めやすいのもメリットです。

注意：生成されたコードは環境や要件によって動かない場合もあるため、エラーが出たら「エラー文」「期待する動き」を追記して再質問すると精度が上がります。

アイデアの収集・提案

ChatGPTは、キャッチコピーや企画案のたたき台など、発想を広げる用途にも向いています。たとえば「ChatGPTを紹介するキャッチコピーを10個」など、条件を添えて依頼すると複数案をまとめて出してくれます（画像参照）。

より希望に近いアイデアが欲しい場合は、次の情報を追加すると精度が上がります。

• 誰に向けた案か（ターゲット）
• 利用シーン（Webサイト／広告／営業資料など）
• トーン（まじめ／カジュアル／端的など）
• 欲しい案の数（5案／10案など）

ChatGPTの活用方法に関しては、下記記事でも紹介していますので、ぜひ参考にご覧ください。

参考記事：【徹底解説】ChatGPTで要約するメリットと方法！おすすめの関連ツールも紹介 参考記事：【2025】ChatGPTを活用して自動で議事録を作るには？プロンプト例や精度を上げるコツ、AI議事録ツールも紹介

ChatGPTは無料でどこまでできる？利用制限は？

ChatGPTは無料でも利用できますが、メッセージ数や一部機能の利用回数などに上限が設けられています。特に混雑している時間帯は制限に達しやすい場合もあるため注意が必要です。

無料プランでできること

無料プランでも、日常的な用途であれば十分に活用できます。例えば以下のような使い方が可能です。

• 質問への回答（調べ物の補助）
• 文章作成（メール、SNS投稿、記事の下書きなど）
• 要約・要点整理
• 翻訳
• 推敲・言い換え
• アイデア出し など

無料プランで制限がかかりやすいこと

無料プランでは、便利な機能ほど利用回数に制限がかかったり、時間帯によって使えないことがあります。

• 高性能なモデルの利用（利用できても回数に上限がある場合があります）
• ファイルアップロードやデータ分析
• 画像生成
• 音声モード
• Deep Researchなどの高度機能

また、利用上限に達した場合は「混み合っています」「しばらく待ってください」といった表示が出ることがあります。その場合は、時間をおいて再試行するか、軽い用途であれば負荷の低いモデル／機能での利用に切り替えるのがおすすめです。

無料のままで十分な人／課金を検討した方がいい人

無料プランは「まず試してみたい」「軽い用途で使いたい」という方に向いています。一方で、次のような状況が増えてきたら、有料プラン（Plusなど）を検討するとストレスが減ります。

• すぐに利用上限に達してしまい、作業が中断されることが多い
• 画像生成やファイル分析などを、仕事で継続的に使いたい
• より安定して高性能なモデルを使いたい

※無料／有料ともに、利用できる機能や上限はアップデートや混雑状況によって変わることがあります。実際の表示やプランの最新情報は、公式の案内もあわせて確認してください。

ChatGPTの料金プラン

ChatGPTは無料でも使えますが、「もっと快適に使いたい」「仕事で継続的に使いたい」と感じたら有料プランの検討どきです。プラン選びは「何に困っているか」で決めるのが一番早いです。

迷ったらこの選び方

• まずは無料（Free）：お試し・軽い用途。利用回数や一部機能に制限あり。
• いちばんおすすめはPlus：利用枠が増え、深い推論や画像生成・deep researchなどが使いやすくなります。
• 毎日ヘビーに使うならPro：メッセージ/アップロードや画像生成などが無制限寄りになり、深い推論も最大限に使えます。
• チーム利用ならBusiness（旧Team枠）：管理機能やセキュリティを備えた共同ワークスペース。社内ツール連携や「業務データを学習に使わない（デフォルト）」など、仕事向けの要件を満たしやすいです。
• 大規模運用ならEnterprise：より高度な管理・セキュリティ・サポート（SCIM等）や拡張コンテキストなど、企業要件に合わせて強化されます。

料金の目安

• Free：$0/月
• Plus：$20/月
• Pro：$200/月
• Business：$25/ユーザー/月（年額）
• Enterprise：要問い合わせ

最新情報は公式の料金ページをご確認ください。

どのプランに上げるべき？

• 無料だと「回数制限ですぐ止まる」「deep researchや画像/ファイル機能をもっと使いたい」→ Plus
• 仕事/研究で毎日使って「上限がストレス」「より強い推論を安定して使いたい」→ Pro
• 2人以上で業務利用し、「管理・SSO・権限・社内ツール連携・データ保護」が必要 → Business / Enterprise

※機能や上限はアップデートで変わることがあります。最新の内容は公式ページもあわせて確認してください。

ChatGPTが苦手なこと｜失敗しない使い分け

上記では、ChatGPTでできることと質問例をご紹介しました。便利な一方で、ChatGPTには得意・不得意があるため、用途に合わせて使い分けることが重要です。

ChatGPTが「できない／任せない方がいいこと」

• ChatGPT単体では、現実世界の操作（機器の物理操作など）はできません
• 医療・法律・投資など、専門家レベルの判断が必要な内容の最終判断
• 企業の規程や法令など、正確性が必須の情報を確認なしで断定すること

ChatGPTが「苦手になりやすいこと」

• 前提があいまいな指示のまま進めること（意図とズレやすい）
• やり取りが長くなり、条件が増えるほど一部を取りこぼすことがある
• 計算・推論・事実関係でミスが混ざることがあるため、検算・根拠確認が必要

とはいえ、ChatGPTは文章作成や要点整理、アイデア出しなどの作業効率化に強いツールです。次章では、安心して使うための注意点と対策を解説します。

ChatGPTを利用する上での3つの注意点

1. 情報が正確ではない可能性がある

ChatGPTは、学習データや会話の文脈をもとに文章を生成します。そのため、もっともらしい誤り（事実誤認・根拠のない断定・前提の取り違え）が混ざることがあります。重要な内容は、公式サイトや公的資料などの一次情報で確認する、根拠や出典を提示してもらうなど、確認しながら使うようにしましょう。

2. 自社のセキュリティ方針とマッチしているか

個人で利用する場合には問題ありませんが、ビジネスの場で利用する場合は、必ず自社のセキュリティ方針とマッチしているか確認するようにしましょう。扱う内容が社内の機密情報などの場合は特に注意が必要です。また、企業によっては、海外のサーバーの利用が難しいケースもあるため、細かなセキュリティ方針の確認が必要です。

ChatGPTを提供しているOpenAI社の公式サイトのFAQでも機密情報を共有しないでくださいと記載があるため、注意が必要です。

今回はChatGPTの場合の情報をお伝えしましたが、自分が利用したいと思ったAIのツールのセキュリティ方針がどのような方針をとっているのか、本格的に利用する前に、必ず確認をするようにしましょう。

3. 情報が不適切な場合がある

ChatGPTにより出力された情報の中には、第三者が著作権を有する文章をそのまま使っているものや、倫理的に不適切な内容が含まれている場合があります。

また、センシティブなトピックに関する情報や医療・法律などの専門的な助言として利用する際には、専門家の意見を併せて参照し、AIの出力を鵜呑みにしないことが重要です。

ChatGPTを利用する際の4つのセキュリティ対策

では、先ほどご紹介した注意点にもある、ChatGPTのセキュリティ対策について、有効なものを4つご紹介します。

1. 機密情報・個人情報を入力しない

ChatGPTはクラウド上で稼働しているAIであり、入力された内容がモデルの改善等に使われる可能性があります。そのため、企業の機密情報や個人情報、パスワードなど、外部に漏れては困る情報は絶対に入力しないようにしましょう。万が一AIとの会話の履歴が漏れても問題のない情報だけを入力するようにしましょう。

2. ChatGPTの公式サイト・公式アプリであることを確認する

ChatGPTを利用する際は、必ずOpenAIが提供している正規のWebサイトや公式アプリであるか確認してください。近年、ChatGPTを装った偽サイトやアプリが出回っており、これらを利用すると情報の盗難やマルウェア感染といったリスクがあります。

公式サイト（例：chatgpt.com）／公式アプリ（提供元：OpenAI）かを確認しましょう。ブックマークや公式アプリストアからのアクセスが安全です。

3. Data Controlsで「学習への利用」をオフにする

設定画面（Data Controls）から、会話内容がモデル改善に使われるかどうかを確認できます。業務利用やセンシティブな情報を扱う場合は、初期設定のままにせず、必要に応じて学習への利用をオフにするのがおすすめです。

4. 業務用途はAPI / Business / Enterpriseも検討する

業務データの取り扱い要件がある場合は、APIやBusiness/Enterpriseなどのビジネス向けサービスも選択肢になります。組織での管理・監査・データ取り扱いの観点から、自社の運用に合うプランを検討しましょう。

これらのバージョンでは、OpenAIがユーザーの入力データをAIの学習に使用しておらず、情報の取り扱いに関しても厳格な基準が設けられています。また、組織単位での利用制御やアクセス管理、監査ログの確認など、より高度な機能も利用可能であるため、企業利用に適した安全性を備えています。

チャットは削除・アーカイブが可能ですが、運用上「残してよい会話／消すべき会話」の基準も決めておくと安心です。

まとめ｜ChatGPTの特性を理解して適切に活用しよう！

本記事では、ChatGPTの始め方から活用方法、使用上の注意点まで解説しました。

ChatGPTは、アカウントの登録さえすれば、無料で利用することができます。また、有料プランへアップグレードすることで、回答精度やスピードがあがったり、様々なプラグインの利用が可能になり、できることが増えて活用範囲が広がります。

ChatGPTは便利でさまざまなことに活用できる反面、

• セキュリティ方針の確認が必要であること
• 情報が必ずしも正確ではない可能性があること

を念頭におき、個人情報や機密情報は入力しない、ChatGPTから得た回答を100％信用しないなど、ユーザー自身で自衛して、特性を理解した上で利用するようにしましょう。

よくある質問とその回答

Q. ChatGPTの画像変換は危険ですか？

便利な一方で、写真には顔・住所・社内資料などの機微情報が写り込むことがあるため注意が必要です。個人向けのChatGPTでは、入力した内容（画像を含む）がモデル改善に使われる可能性がありますが、設定（Data Controls）やオプトアウトで学習への利用を止めることもできます。

安全に使うコツは、(1)個人情報や機密が写った画像は入れない、(2)必要ならトリミング・モザイク・メタデータ削除をする、(3)学習利用の設定を確認する、の3点です。

また「〇〇風（ジブリ風／ピクサー風など）」のような作風指定は、法的にグレーになり得ます。特に、特定キャラクター・ロゴ・作品の具体的な再現は権利侵害リスクが高くなるため避け、公開前提なら必ず社内ルールと権利面の確認を行いましょう。

Q. ChatGPTにトライアル期間はありますか？

ChatGPTには無料プラン（Free）があり、まず無料で試せます。Plus/Pro/Businessなどの有料プランは、申し込むと基本的にその時点から利用が開始されます。

そのため、まずは無料で使ってみて「制限がストレス」「高度な機能をもっと使いたい」と感じたらPlus以上を検討するのがおすすめです。法人利用で管理・セキュリティ要件がある場合は、Business/Enterpriseも選択肢になります。