人事DXとは?具体的な進め方やよく起きる課題も解説
この記事でわかること
- 人事DXで解決できる代表的な人事課題
- 人事DXを進める上でよく起きる課題とその解決策
- 人事DXの進め方4ステップ
「人事DXを進めたいけど、どのように進めればいいか分からない」「そもそも人事におけるDXとはなにかピンときていない」「人事のDXはなぜ必要なのか」と人事におけるDXについてお悩みの方も多いと思います。
近年、企業の成長戦略として、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが加速しています。その中でも、人事領域におけるDX、つまり「人事DX」は企業の競争力を強化し、より良い働き方を実現する上で重要な役割を担います。
本記事では人事DXの基本的な概念から、人事DXを進めるメリットや進め方についてご紹介します。人事DXにお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
人事DXとは
人事DXとは人事部門でDXを推進する取り組みを指します。人事DXを深く理解するためにも、まずは「DX」とはなにかをご紹介します。
そもそもDXとは
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、単なるデジタル化ではなく、デジタル技術を活用してビジネスモデルや組織の在り方を根本から変革することを指します。日本では経済産業省が以下のように定義しています。
DXの定義は次のとおりとする。「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」
出典:経済産業省『デジタルガバナンス・コード3.0』p.2
単にデジタルツールを導入するのではなく、競争上の優位性を確立することを目的としているため、一部門だけが取り組むものではなく、企業全体で取り組む必要がある活動です。
さらに詳しく知りたい方は以下の記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。
人事におけるDXとは
人事におけるDX(人事DX)とは、採用・労務・評価・育成といった人事業務にデータやデジタル技術を活用し、業務効率化だけでなく人材マネジメントや組織のあり方を変革していく取り組みです。DXの考え方を人事領域に適用して、従業員データを基盤とした戦略的な人材活用を実現することを目的としています。
DXの定義と同様に、単なる業務効率化を目指すものではなく、組織全体を変革していくことが重要になります。人事のことを「HR」と呼ぶこともあるため、「HRDX」と呼ばれることもあります。
人事DXが必要な3つの理由
そもそもなぜ人事DXが必要なのでしょうか。ここでは人事DXが必要な理由を3つご紹介します。
1. 人事部門が幅広い業務を担当している
人事部門は採用、育成、評価、報酬管理、勤怠管理など、多くの業務を担当しています。またこれらの業務の中でも、データを更新するなど反復的に行われる業務も多く、今までのように紙やExcelで管理したまま運用していると、情報の分散や更新の遅れが発生し、業務効率化が低下してしまいます。
組織がさらに成長していくためにも、戦略的でクリエイティブな業務に時間を割くことが重要になりますが、人事DXを推進することで、反復的な業務を自動化・効率化することができ、削減した時間を戦略的な業務にあてることが可能になります。
2. 人材の獲得競争が激しくなっている
近年、少子高齢化の進行や労働市場の変化によって、ますます優秀な人材を採用するのが難しくなっています。そのためより最適化されたオファーを求職者に送るなど、戦略的な採用活動をしていくことが重要になりますが、候補者のやり取りといった反復業務を続けていくと、どうしてもその時間を確保するのが難しくなります。そのため人事DXで業務の自動化や効率化を行っていくことが必要になります。
また人事DXを推進し、データを活用して社内人材の適性やスキルセットを分析し、社内業務のミスマッチを減らしていく、つまり人材の適性配置をしていくことも必要になってきます。
優秀な人材を採用するのが難しくなっている以上、優秀な人材を採用するためにより戦略的に活動していくことと、社内の優秀な人材が活躍できる仕組みを人事DXを通して実践していくことが重要です。
3. データドリブンの意思決定が必要になっている
企業を経営するうえで、データにもとづいた意思決定の重要性が高まっています。これら人事領域でも例外ではなく、組織を成長させるために従業員のパフォーマンスやエンゲージメントを正確に把握して、客観的なデータにもとづいた判断をしていくことが必要不可欠です。
また今までの人事評価は、上司の主観的な評価に依存するケースも多く、評価の公平性や一貫性に課題がありました。人事DXを推進していくことで、スキルや評価履歴、業務パフォーマンス、社内外での行動データなどをデジタル化し、より客観的で公平な評価をしていくことも重要です。
人事DXで解決できる代表的な人事課題
人事DXは、単なる業務効率化にとどまらず、人材マネジメント全体を高度化し、組織課題の解決につなげる取り組みです。ここでは、人事DXによって改善が期待できる代表的な人事課題を紹介します。
1. 採用業務の属人化・ミスマッチ
採用活動では、候補者管理や面接評価が担当者ごとに属人化しやすく、情報共有が十分に行われないケースがあります。その結果、選考基準が曖昧になったり、入社後のミスマッチが発生したりすることも少なくありません。
人事DXを推進することで、採用プロセスをデジタル化し、候補者情報や評価基準を一元管理できるようになります。これにより、採用の透明性が高まり、より適切な人材獲得につながります。
2. 労務手続きの煩雑さ・非効率
入退社手続き、勤怠管理、給与計算、社会保険対応など、労務業務は煩雑で作業負担が大きい領域です。紙やExcelを中心とした運用では、ミスや確認作業が増え、人事担当者の負担が大きくなります。
人事DXにより労務手続きをシステム化することで、業務を効率化し、手続きの正確性やスピードを向上させることが可能になります。
3. 評価制度の不透明さ
人事評価が「上司の主観に左右されている」「評価基準が分かりにくい」といった課題は、多くの企業で見られます。評価の納得感が低いと、従業員のモチベーション低下や不満につながります。
人事DXを活用すれば、評価基準やプロセスを可視化し、データに基づいた公平な評価運用が実現できます。結果として、従業員の納得感やエンゲージメント向上にもつながります。
4. 人材育成・配置の最適化不足
従業員のスキルや経験、キャリア志向を十分に把握できていないと、適切な育成や配置が難しくなります。特に人材情報が分散している企業では、戦略的な人材活用が進みにくい傾向があります。
人事DXによって従業員データを一元化し、スキルや評価履歴を可視化することで、最適な配置や育成計画を立てやすくなります。
5. 離職防止・エンゲージメント課題
人材不足が深刻化する中で、優秀な人材の離職防止は重要な経営課題です。しかし、従業員の状態を把握できず、離職の兆候に気づけない企業も少なくありません。
人事DXを進めることで、従業員の満足度やエンゲージメントをデータとして把握し、早期にフォロー施策を講じることが可能になります。結果として、定着率向上や働きやすい環境づくりにつながります。
このように人事DXは、採用から労務、評価、育成、定着まで幅広い課題を解決し、人事部門をより戦略的な役割へと進化させるための重要な取り組みです。
人事DXを推進する3つのメリット
人事DXの必要性を理解したところで、次に人事DXを推進することでどんなメリットがあるのかをご紹介します。一番のメリットは組織が変革し、競争上の優位性を確立されることですが、具体的なメリットを3つ紹介します。
1. 業務効率化が実現でき、より戦略的な業務に集中できる
さきほどもお伝えしているとおり、人事領域は採用活動、労務管理、給与計算、評価制度の運用など、多くの業務が存在しています。特に、勤怠管理や給与計算といった反復業務は、手作業で処理する場合、大きな時間と労力が必要になってきます。これらの反復業務を人事DXを推進していく過程で、デジタルツールを導入し、自動化・効率化していくことで、業務の効率化を図ることが可能になります。
業務の自動化によって削減できた時間を、従業員のスキルアップのための研修の設計や、効果的な人材配置の検討など、より戦略的な業務にあてることができ、組織全体の生産性向上に繋げることが可能になります。
2. 人材データを活用することで、より適切なマネジメントができる
人事DXを推進することで、従業員に関する情報をデジタルで一元管理することが可能になります。今までは評価シートや研修履歴などの従業員の情報が個別のファイルや紙で管理されていましたが、これらは必要は情報を探し出すだけでも大きな手間がかかってしまいます。
これらのデータを一元管理し、そのデータを活用することでパフォーマンスが低い従業員に対する適切なフォローアップや、ハイパフォーマーを育成するための施策を打つことが可能になります。さらにデータがあることで、「なんとなくこういう性格だから、こういう部署が向いていそう」といった主観で判断していたことも、既存の活躍している人材のスキルデータを分析し、近しい人材を配置するといった、精度の高い人材配置も可能になります。
こうしたデータにもとづいた公平な評価や判断は従業員のモチベーション向上にも繋がるため、人事DXを進めていくことは重要になります。
3. 採用のミスマッチを減らすことができる
企業が成長し続けるためにも、適切な人材を確保することは必要不可欠ですが、人事DXを推進すると採用のミスマッチを減らすことも可能になります。
今までは求職者のスキルや適性を面接担当者が主観で判断していたため、採用後にミスマッチが発生することが少なくありません。人事DXを推進することで、データを活用して社内の優秀な人材のキャリアパスや業績データを分析し、それらの共通点を抽出することで、自社に適した人材の条件を明確化することができます。
さらに生成AIを活用して、求職者の履歴書や過去の業務経験を自動解析し、自社に最適な人材をリストアップするなど、今までとは異なる採用活動を実現できるため、これらによって採用のミスマッチを可能な限り減らすことが可能になります。
人事DXに役立つツールカテゴリ
人事DXを推進するうえでは、業務課題に応じて適切なツールを活用することが重要です。人事領域では、採用から労務管理、人材育成まで幅広い業務が存在するため、目的に合ったシステム導入がDX成功の鍵となります。ここでは、人事DXに役立つ代表的なツールカテゴリを紹介します。
1. 勤怠・労務管理システム
勤怠管理や給与計算、社会保険手続きなどの労務業務は、定型作業が多く負担が大きい領域です。紙やExcelで管理しているとミスや確認工数が増えやすく、担当者の負担も大きくなります。
勤怠・労務管理システムを導入することで、出退勤データの自動集計や申請業務のオンライン化が可能になり、業務効率化と正確性向上につながります。
2. 採用管理(ATS)
採用管理システム(ATS)は、応募者情報の管理や選考プロセスを一元化するツールです。採用活動では候補者情報が分散しやすく、担当者ごとに属人化する課題が起こりがちです。
ATSを活用すれば、候補者データや面接評価を共有しやすくなり、採用業務の効率化だけでなくミスマッチ防止にも役立ちます。
3. タレントマネジメントシステム
タレントマネジメントシステムは、従業員のスキルや経歴、評価履歴などを一元管理し、人材育成や配置の最適化を支援するツールです。
人材情報をデータとして可視化することで、戦略的な人材配置や次世代リーダー育成など、企業成長につながる人材マネジメントが可能になります。
4. 評価・人事制度運用ツール
人事評価や目標管理は、従業員のモチベーションや組織の成果に直結する重要な業務です。しかし、評価基準が曖昧だったり運用が属人化していると、不公平感や納得感の低下につながります。
評価・人事制度運用ツールを活用することで、評価プロセスを標準化し、データに基づいた透明性の高い制度運用が実現できます。
5. 面談・会議の記録共有を支援するAI議事録ツール
近年注目されているのが、面談や会議の内容を自動で記録・共有できるAI議事録ツールです。人事部門では1on1や面談の内容が属人化しやすく、情報が蓄積されないことが課題になりがちです。
AI議事録ツールを活用すれば、会議や面談内容を自動で記録・要約し、組織全体で共有できるようになります。これにより、人材育成やマネジメントの質向上にもつながります。
以下の記事ではAI議事録ツールについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。
このように、人事DXを支えるツールは業務領域ごとにさまざま存在します。自社の課題に合ったツールを選び、業務改革とセットで導入することが人事DX成功のポイントです。
人事DXを進める上でよく起きる課題とその解決策
人事DXは、業務効率化や戦略的な人材活用を実現するために重要な取り組みです。しかし、推進の過程では多くの企業が共通した課題に直面します。ここでは、人事DXでよく起きる代表的な課題と、それぞれの解決策をあわせて解説します。
1. データが分散して活用できない
人事DXを進めるうえで最も多い課題の一つが、人材データが社内で分散していることです。従業員情報や評価履歴、勤怠データなどが紙やExcel、複数のシステムに散在していると、必要な情報をすぐに取り出せず、データを活用した意思決定が難しくなります。
この課題を解決するためには、人材データを一元管理できる基盤を整備することが重要です。まずは社内に存在するデータの所在を整理し、共通の仕組みに統合することで、採用や育成、配置といった戦略的な人材活用につなげやすくなります。
2. 現場が協力してくれない
人事DXは人事部門だけで完結するものではなく、現場のマネージャーや従業員の協力が不可欠です。しかし、新しいツールや運用が導入されると「入力が面倒」「業務が増える」と感じられ、現場に浸透しないケースも少なくありません。その結果、制度や仕組みが形だけになり、DXの効果が十分に発揮されなくなります。
こうした課題を防ぐには、現場の運用負担をできるだけ減らし、協力しやすい仕組みを設計することがポイントです。また、導入の目的やメリットを丁寧に共有し、段階的に巻き込みながら進めることで、組織全体に人事DXが定着しやすくなります。
3. ツール導入が目的化してしまう
人事DXではシステムやツールの導入が注目されがちですが、導入そのものが目的になってしまうこともよくある課題です。ツールを入れても業務プロセスが変わらなければ、期待した成果が得られず、かえって運用が複雑になる場合もあります。
この課題を解決するには、まず「何を改善したいのか」という目的を明確にし、成果を測るためのKPIを設定したうえで取り組むことが重要です。ツールはあくまで手段であり、業務改革とセットで進めることで初めてDXの効果が発揮されます。
このように、人事DXを成功させるためには、よくある課題を理解したうえで、解決策をあわせて実行することが欠かせません。人事部門だけでなく組織全体で取り組む視点を持つことが、人事DX推進の重要なポイントです。
人事DXの進め方4ステップ
ではよくある課題に陥らないためにも、どのように進めていけばいいか迷っている方も多いと思います。そこでここでは人事DXの進め方を4つのステップにわけてご紹介します。
1. 人事DXの目的を明確にする
人事DXを成功させるためには、まず目的を明確化することが重要になります。さきほどのよくある課題でもお伝えしましたが、目的がないと単にデジタルツールを導入するだけで終わってしまうという課題に直面してしまいます。
これを回避するためにも、人事DXが企業の人事戦略や経営目標とどのように結びついているのかを明確化することが必要です。たとえば「従業員のエンゲージメントを向上させ、離職率を下げる」という目的を決め、この目的達成のために従業員の声をリアルタイムで収集し、分析できるツールを導入し、課題の早期発見と解決に繋げるといった形で、目的を明確にします。
目的があることで、単なるツール導入にとどまらず、企業の課題に沿った人事DXを推進することが可能になります。
2. 現状を把握し課題を特定する
目的を明確化したあとは、その目的を達成するために、一番解決しなければいけない課題を特定する必要があります。ここで注意しなければならないのは、定量データだけで現状を把握するのではなく、従業員へのヒアリングを行い定性的な意見を組み合わせながら課題を特定することが重要になります。
定量データは客観的に課題の傾向を数値で把握することはできますが、なぜその課題が発生しているのかという背景まで把握することはできません。そこで定性データを組み合わせることで定量データでは見えにくい課題の本質を掴むことが可能になります。
また現場の意見を聞くことで、「会社が人事DXに取り組んでいる」という取り組みを伝えるというメリットも存在します。何もヒアリングがされず、ただトップダウンで自分の業務が変わってしまうと従業員が非協力的になってしまうなど別の課題が生まれてしまう可能性がありますが、これらを防ぐためにも定性データの収集を実施するようにしましょう。
3. 課題を解決するためのロードマップを策定する
課題を特定したら、そのあとは解決するためのロードマップを策定していきます。ロードマップには課題を解決するために導入すべきデジタルツールやプロセス、関係者の役割、予算計画、スケジュールなどを具体的に記載していきます。
特にデジタルツールが現場で活用されるためにいつどのようにサポートするのかはロードマップを策定する中でも重要な要素です。現場でデジタルツールが全く活用されないと、意味がありません。人事DXは多くの部門を巻き込みかつ現場にも対応してもらうことが多いため、しっかりと体制をつくることを念頭にロードマップを策定するようにしましょう。
4. 人事DXを実行し、改善を繰り返す
最後に策定したロードマップに沿って、実行をしていきましょう。ここで重要なのは継続的な改善を行うことです。というのも、人事DXは運用を続けながら最適化していくことが求められます。
データの活用状況を定期的に確認し、必要に応じて追加の機能を導入したり、別のツールと連携するなど、人事DXの効果を最大限に引き出すためにも、PDCAサイクルを回しながら改善を繰り返していくことが必要不可欠です。
まとめ|人事DXは業務効率化だけでなく戦略人事を実現する第一歩
人事DXとは、採用・労務・評価・育成といった人事業務にデータやデジタル技術を取り入れ、業務効率化にとどまらず、人材マネジメントや組織のあり方を変革していく取り組みです。人材不足や働き方の多様化が進む中で、人事部門にはより戦略的な役割が求められており、その重要性は今後さらに高まっていきます。
人事DXを推進することで、定型業務の負担を減らしながら、人材データを活用した適切な採用や配置、育成が可能になります。一方で、データの分散や現場の協力不足、ツール導入の目的化といった課題も起こりやすいため、目的を明確にしたうえで段階的に進めることが成功のポイントです。
人事DXは、人事部門の業務改善だけでなく、企業全体の成長を支える重要な取り組みです。できるところから着手し、継続的に改善を重ねながら戦略的な人材活用につなげていきましょう。
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よくある質問とその回答
Q. 人事DXとは何ですか?
人事DXとは、採用・労務・評価・育成などの人事業務にデータやデジタル技術を活用し、業務効率化だけでなく組織や働き方そのものを変革する取り組みです。経済産業省もDXを「データとデジタル技術による業務・組織・文化の変革」と定義しており、人事DXはその人事領域版といえます。
Q. 人事DXはどこから始めるべきですか?
人事DXは、まず「何を改善したいか」という目的を明確にし、現状の業務課題を整理したうえで進めることが重要です。勤怠管理や採用管理など、負担が大きい定型業務からデジタル化を始めると成果が出やすく、その後に人材データ活用など戦略領域へ広げていく流れが一般的です。
Q. 人事DXでよくある失敗は何ですか?
人事DXで多い失敗は、ツール導入そのものが目的になってしまうことです。現場に定着しないままシステムだけが増えると、かえって負担が増えるケースもあります。成功させるには、解決すべき課題を明確にし、業務プロセスや運用体制もあわせて見直すことが必要です。