【各ツールを解説】Web会議の文字起こしを自動化する方法!おすすめのツールも紹介
Web会議が日常になり、その内容を文字に残したいと考える方が増えています。多くのWeb会議ツールには、文字起こしの機能が標準で備わっています。
しかし、
- 日本語の文字起こし精度が安定せず、そのままでは使いにくい
- 専門用語や固有名詞、社名などが崩れて記録される
- 機能が多くて、結局どのツールや方法を選べばよいか分からない
といった悩みを抱える方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、Web会議の文字起こしを自動化する方法を、Zoom・Microsoft Teams・Google Meet・Webexの手順と比較表で整理し、議事録作成まで自動化できるおすすめツールの選び方までわかりやすく解説します。
会議が終わるころに、話した内容が自動で文字起こしされていたら便利です。その状態に近づくために、まずは「自分の使っているツールで何ができるか」を確かめるところから始めてみませんか。
Web会議の音声を、会議が終わると同時にテキスト化。Otolioは、文字起こし精度90%以上を実現し、会議業務を自動化するAIエージェントです。ZoomやTeams、Google Meetなど主要なWeb会議ツールに併用でき、最大20名までの話者を自動で識別します。記録はAIに任せて、あなたは議論そのものに集中できます。累計8,000社以上で利用されています。
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Web会議の文字起こしを自動化する3つの方法
ここでは、Web会議の文字起こしを自動化する代表的な3つの方法を整理します。どれが向いているかは、使っているツールや求める精度によって変わります。まずは全体像を把握しましょう。
1. Web会議ツールの標準機能を使う
ZoomやMicrosoft Teamsなど、多くのWeb会議ツールには文字起こしの機能が標準で搭載されています。追加ツールを契約せずに始めやすい点がメリットです。
ただし、利用には有料プランや特定のライセンスが必要な場合が多くあります。たとえばTeamsでは、Microsoft 365の有料ライセンスがないと文字起こし機能を使えません。また、日本語の精度や要点の整理については、専用ツールに比べると十分ではない場面もあります。
「まず既存のWeb会議ツールで試したい」という方は、この方法から確認するとよいでしょう。
2. 専用のAI文字起こしツールを使う
文字起こしに特化したAIツールを使う方法です。Web会議ツールと併用する形で動作し、会議の音声を比較的高い精度で文字起こしできます。
専用ツールの多くは、話者の自動識別や要約、議事録の自動作成までを一貫して行います。複数のWeb会議ツールを併用している場合でも、同じツールで統一して文字起こしできる点が魅力です。
「会議のたびに設定を変えたくない」「議事録作成まで楽にしたい」という方に向いています。
3. 録音した音声を後から文字起こしする
会議をICレコーダーやPC、Web会議ツールの録音機能などで録音しておき、その音声ファイルを後からツールにアップロードして文字起こしする方法です。リアルタイムでの文字起こしが必要ない場合や、すでに録音済みの音声を文字にしたい場合に役立ちます。
たとえば、機密性の高い会議では、その場では録音だけにとどめ、後でセキュリティ要件を満たすツールに通す、といった使い分けも可能です。ただし、録音から文字起こしまで手間が増えるため、頻度が高い会議には自動化の仕組みのほうが向いています。
Web会議ツール別の文字起こし手順
ここでは、代表的な4つのWeb会議ツールについて、標準機能で文字起こしする手順を解説します。ツールごとに必要なプランや日本語対応の状況が異なるため、自社の契約状況とあわせて確認してください。
1. Zoomで文字起こしする方法
Zoomには、文字起こしに関わる機能が2つあります。会議中に字幕(キャプション)を表示する機能と、クラウド録画とあわせて文字起こしのテキストを保存する機能です。どちらも日本語を含む複数の言語に対応しています。
会議中の字幕は、ツールバーの「字幕を表示」から有効にできます。会議後にテキストとして残したい場合は、クラウド録画の文字起こし(オーディオ文字起こし)を有効にします。こちらは有料プラン(Pro以上)が対象です。録画後、文字起こしファイルがクラウド上に生成されます。
無料プランでは保存・共有まで含めた議事録運用に制限があるため、議事録として残すには有料プランか外部ツールの併用を検討するとよいでしょう。
Zoomでの設定手順をより詳しく知りたい方は、字幕機能の使い方を画像付きで解説した記事もあわせて参考にしてください。
参考記事:Zoomで文字起こしする方法|設定手順・字幕機能の使い方を解説
2. Microsoft Teamsで文字起こしする方法
Microsoft Teamsには、会議中の発言を文字起こしできるトランスクリプション機能があります。日本語を含む多くの言語に対応し、誰がどの発言をしたかの話者識別もできます。
利用にはMicrosoft 365の有料ライセンスが必要です。無料プランでは文字起こし機能を使えません。また、組織の管理者がTeams管理センターで機能を有効化しておく必要がある点にも注意が必要です。
会議中に「その他」メニューから「文字起こしの開始」を選ぶと、画面の横にリアルタイムで発言が表示されます。文字起こしの表示言語は、初期設定が英語のため、日本語の会議では手動で日本語に切り替えてください。
参照:管理者 – Teams 会議の文字起こしとキャプションを管理する – Microsoft Teams
Teamsでの文字起こしの設定方法を手順ごとに確認したい場合は、トランスクリプションとライブキャプションの両方を解説した記事が参考になります。
参考記事:【2026年版】Teamsで文字起こしする3つの方法|トランスクリプションとライブキャプションも解説
3. Google Meetで文字起こしする方法
Google Meetの文字起こし機能は、対象のGoogle Workspace環境で利用できます。以前は英語のみの対応や拡張機能の利用が必要でしたが、現在は標準機能のまま日本語の会議を文字に起こせます。
利用にはGoogle Workspaceの対象プラン(Business Standard以上やEnterprise各プランなど)が必要です。会議中に「その他のオプション」から文字起こしをオンにすると記録が始まり、文字起こしは会議の主催者のGoogleドライブに自動で保存されます。会議後に内容を共有しやすいのが特徴です。
ただし、無料のGoogleアカウントでは文字起こし機能を利用できません。個人利用の無料アカウントで会議を行う場合は、外部ツールの併用が選択肢になります。
参照:Google Meet で文字起こしを使用する – パソコン – Google Meet ヘルプ
Google Meetの文字起こしの使い方や、精度を補う方法については、以下の記事でも詳しく整理しています。
参考記事:【2025最新】Google Meetで文字起こしする方法!文字起こし機能の解説とおすすめ文字起こしソフトを紹介
4. Webexで文字起こしする方法
Cisco Webexにも文字起こし(トランスクリプト)機能があり、日本語を含む多くの言語に対応しています。会議の録音とあわせて、発言内容をテキストとして残せます。
利用には有料プラン(Starter以上)の契約が必要です。会議中に文字起こしを有効にすると字幕が表示され、録画とともに文字起こしが生成されます。なお、リアルタイムでの翻訳表示は追加のライセンスが必要になる場合があります。
セキュリティ要件を重視する企業での利用が多いツールですが、日本語の文字起こしを使うには有料契約が前提となる点を押さえておきましょう。
参照:ミーティングとウェビナーで録画の音声テキストを作成する
Webexの文字起こしの手順や注意点は、以下の記事でも解説しています。
参考記事:【最新版】Webexで文字起こしする2つの方法!気をつけるべきポイントも紹介
4つのWeb会議ツールの文字起こし機能を比較
ここでは、これまで解説した4つのWeb会議ツールの標準機能を一覧で比較します。自社が使っているツールが、どこまで文字起こしに対応しているかを確認してみましょう。
| 項目 | Zoom | Microsoft Teams | Google Meet | Webex |
|---|---|---|---|---|
| 対応言語(日本語) | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 無料/有料 | 字幕は無料/文字起こし保存は有料 | 有料ライセンス必須 | 有料プラン必須 | 有料プラン必須 |
| 話者分離 | あり | あり | あり | あり |
| 要約機能 | 有料プランのAI機能で対応 | 別ライセンス(Copilot)で対応 | Gemini in Meetなどの対象機能で対応 | プランにより対応 |
| 必要ライセンス | Pro以上(保存時) | Microsoft 365 有料 | Workspace Business Standard 以上 | Starter 以上 |
| 精度傾向 | 環境により変動 | 環境により変動 | 環境により変動 | 環境により変動 |
各ツールとも、字幕表示や話者分離など基本的な機能は備えています。一方で、文字起こしを議事録として残すには有料プランや特定ライセンスが前提になる点は共通しています。たとえば社内に複数のWeb会議ツールが混在している場合、ツールごとにライセンスや設定が異なり、運用が煩雑になりがちです。
なお、比較表で「話者分離あり」となっていても、現場でそのまま使えるとは限りません。標準機能の話者分離は、参加者ごとにマイクが分かれている前提だと安定します。一方、拠点ごとに1つのマイクへ複数名が集まる会議では、発言者が混ざりやすくなります。実際の会議では、複数人が同じマイクで話すと発言者の特定に時間がかかるケースもあります。
標準機能に共通する3つの課題
比較表からも分かるとおり、標準機能はそれぞれ便利ですが、議事録作成まで見据えると共通の課題が残ります。
会議ごとに設定や有効化が必要になる
多くのツールでは、文字起こしを会議のたびに有効化したり、表示言語を日本語に切り替えたりする操作が必要です。設定を忘れると記録が残らず、会議をやり直すわけにもいきません。複数のツールを併用していると、操作方法を覚えるだけでも負担になります。
日本語の要約・要点整理が弱い
文字起こしのテキストは残せても、そこから要点を抜き出すところまでは手が届かない場合があります。決定事項やToDoの整理も、標準機能だけでは、議事録として使いやすい形まで整えるには手作業が残る場合があります。
文字起こしが議事録の形にならない
標準機能の出力は、発言を時系列に並べたテキストが基本です。会議の目的に沿った議事録のフォーマットに整えるには、別途編集が必要になります。導入企業を対象としたアンケートでも、「議事録作成に時間が取られ、本来の業務が後回しになる」という悩みは最も多く語られる課題のひとつです。
これらに共通するのは、文字起こしができても「議事録として使える状態」までは自動化されない、という点です。そこで次は、この課題を踏まえた自動化手段の選び方を見ていきましょう。
標準機能の課題を解決する自動化の選び方
標準機能の限界を補うには、自社の会議に合った自動化手段を選ぶことが大切です。ここでは選定の判断軸を3つに絞って解説します。
1. 日本語の精度で選ぶ
文字起こしの精度は、AIエンジンの優劣だけで決まるわけではありません。むしろ効いてくるのは、録音環境や話し方、専門用語の扱いです。マイクから遠い、複数人が同時に話す、固有名詞が多い、といった条件では精度が下がりやすくなります。
そのため、ツールを選ぶときは「クリアな音声でのカタログ精度」だけでなく、自社の実際の会議で試したときにどこまで使えるかを確認するとよいでしょう。専門用語を登録できる機能や、過去の議事録や専門用語を活用して認識精度を高められる仕組みがあると、現場で安定して使えます。
2. 文字起こしから議事録作成まで自動化できるかで選ぶ
文字起こしはあくまで入口です。多くの現場で時間がかかるのは、文字起こし後の議事録作成や共有の工程です。
たとえば、会議が終わると同時にAIが会話内容を要約し、決定事項やToDoを自動で整理してくれれば、人が読み直して整える時間がほぼなくなります。
実際に、全国の各拠点からWeb会議に参加していたコクヨ株式会社では、各拠点が1つのマイクで複数名の発言を集音していました。そのため標準機能では話者がうまく振り分けられず、専門用語も変換されませんでした。
議事録にまとめる際は、発言者の特定と用語の修正に時間がかかっていたといいます。約2時間の会議に対し、議事録作成に4時間以上かかっていました。Otolio導入後は、用語の事前登録と自動の話者識別により、作成時間を約30分にまで短縮しています。会議業務全体での削減効果は最大90%にのぼります。
参考記事:専門用語が多い会議の議事録作成時間を90%削減|コクヨ株式会社
文字起こし単体の精度だけでなく、議事録作成までの流れ全体を効率化できるかを基準にしましょう。
3. セキュリティと全社利用のしやすさで選ぶ
会議の中には、経営会議や商談のように機密性の高い内容も含まれます。これまで文字起こしを外部の業者に委託していた企業からは、「コストとセキュリティの両方が気になる」「役員会の議事録を外部に出したくない」という声が多く聞かれます。
選定では、音声データをAIの学習に使わない設計か、国内のデータセンターで保管されるか、といったセキュリティ要件を確認しましょう。あわせて、全社で同じツールを使うなら、複数のWeb会議ツールに対応しているか、利用人数が増えてもコストを管理しやすいかも重要な判断軸になります。
文字起こしから議事録作成まで自動化できるツール
ここでは、文字起こしから議事録作成までを一貫して自動化できる代表的なツールを紹介します。それぞれ得意とする領域が異なるため、自社の用途にあわせて比較してください。
Otolio

引用:Otolio
Otolioは、議事録作成など会議に関わるあらゆる業務を自動で実行するAIエージェントです。文字起こし専用のソフトではありませんが、文字起こし用途にも活用しやすいサービスとして、90%以上の高精度な文字起こしと最大20名までの話者の自動識別に対応します。
ZoomやTeams、Google Meet、Webexなど主要なWeb会議ツールに併用でき、対面会議でも集音マイクで利用できます。会議が終わると、会話内容をもとにAIが自動で要約し、決定事項やToDoまで整理します。累計8,000社以上で利用され、大手企業から自治体まで幅広く使われています。
特徴
- 90%以上の高精度な文字起こしと、最大20名までの自動話者識別
- 会話内容をもとにAIが自動で要約し、決定事項やToDoを整理
- 音声データをAIの学習に使わない設計のため、機密性の高い会議でも内製で運用しやすい
Otolioが文字起こしの精度を高められるのは、過去の議事録のテキストをAIが参照して認識精度を向上させる、特許取得済みの独自アルゴリズムによるものです。この仕組みは、入力データをAIに学習させずに各社へ最適化するため、機密情報を含む会議でも安心して使えます。
文字起こしの精度向上と、外部にデータを出さない安全性を両立できる点が、標準機能との違いといえるでしょう。ツール選びでは、文字起こしの精度だけでなく、議事録化や会議データの管理まで確認することが重要です。
会議の記録を議事録として使える形まで自動で整えられるか、そしてその会議データを組織の管理下に蓄積できるかです。文字起こしは入口にすぎず、重要なのは、議事録として使える形に整えられるか、会議データを自社の管理下に残せるかです。
AI議事録取れる君

引用:AI議事録取れる君
AI議事録取れる君は、株式会社ALMが提供する議事録作成サービスです。オンライン会議のURLを入力するだけで、参加者の発言を識別しながらリアルタイムで文字起こしを行います。会話の要点をAIが自動で整理する要約機能も備えています。
特徴
- Zoom・Microsoft Teams・Google Meetと連携したリアルタイム文字起こし
- AIによる自動要約と、複数メンバーでの共同編集
- 多言語の文字起こしと翻訳に対応
toruno

引用:toruno
torunoは、リコーが提供する文字起こし・議事録作成サービスです。会議の音声を文字起こしするだけでなく、画面に表示された資料を同時にキャプチャして記録できる点が特徴です。Web会議と対面会議の両方に対応します。
特徴
- 文字起こしと画面キャプチャを同時に記録
- 生成AIによる議事録の自動作成
- 閲覧・編集の権限を設定できる管理機能
まとめ|自分の会議に合った文字起こしの自動化方法を選ぼう
Web会議の文字起こしは、ZoomやMicrosoft Teams、Google Meet、Webexの標準機能でも始められます。ただし、議事録として使える状態まで自動化するには、有料プランや特定のライセンスが必要になり、要点整理や議事録化までは標準機能だけでは行き届かない場面もあります。
そのため、文字起こしだけでなく議事録作成までを見据えるなら、専用のAIツールを選ぶ価値があります。選ぶときは、日本語の精度、議事録作成までの自動化、セキュリティと全社での使いやすさの3点を判断軸にするとよいでしょう。
まずは自社で使っているWeb会議ツールでできることを確認し、議事録作成まで効率化したい場合は、専用の自動化ツールを試してみるとよいでしょう。
ここまで4つのツールの手順と限界を見てきて、「結局、議事録まで楽にしたい」と感じた方も多いのではないでしょうか。文字起こしの精度や議事録化のしやすさは、自社の会議で実際に使ってみないと分かりません。Otolioは、普段の会議でそのまま試せます。会話内容をもとにAIが自動で要約し、議事録作成までを引き受けます。
よくある質問とその回答
Q. Web会議の文字起こしは無料でできますか?
会議中に字幕を表示するだけなら、Zoomの無料プランなどでも利用できます。ただし、文字起こしをテキストとして保存し議事録に使う場合は、多くのツールで有料プランや特定のライセンスが必要です。無料で始めたい場合は、無料トライアルのある専用ツールを試す方法もあります。
Q. 文字起こしの精度を上げるにはどうすればよいですか?
精度は、ツールの性能だけでなく録音環境に大きく左右されます。マイクを話者に近づける、雑音の少ない環境で録音する、複数人が同時に話さないようにする、といった工夫で精度が安定します。専門用語や固有名詞を事前に登録できるツールなら、社内用語の認識精度も高められます。精度を上げる具体的な方法は、以下の記事でも整理しています。
参考記事:文字起こし精度を上げる方法を2つの要素で解説|音声品質を上げるための4つの方法も紹介
Q. 録音や録画をせずに文字起こしはできますか?
多くのWeb会議ツールでは、会議中にリアルタイムで字幕を表示する機能があり、録画をしなくても画面上で発言を確認できます。ただし、後から議事録として残すには、文字起こしのテキストを保存する設定が必要です。会議後に内容を共有したい場合は、文字起こしを保存できるツールを選びましょう。
Q. 文字起こしから議事録作成まで自動化できますか?
はい。専用のAIツールを使えば、文字起こしから要約、決定事項やToDoの整理までを自動で行えます。実際の導入事例では、議事録作成にかかる時間を最大90%削減した例もあります。会議のたびに発生する議事録作成の負担を減らしたい場合に有効です。